こどもの国

公園/緑地

遊びながら体力と考える力を身につけ、のびのびと楽しく過ごせる

広大な敷地には未就学児から小学生までが楽しめる遊具が数多くあり、動物と触れ合うこともできる、子どもにとって天国のようなところ。不定期だが、週末にはかざぐるま作りやビンゴなどのイベントも行われ、笑顔あふれる一日を過ごせる。

ゴールデンウィークや秋の行楽シーズン、桜の開花する頃が賑わうこどもの国。年間85万以上の訪問客を数える} ゴールデンウィークや秋の行楽シーズン、桜の開花する頃が賑わうこどもの国。年間85万以上の訪問客を数える

皇太子殿下(現上皇)のご成婚を記念して誕生

横浜市と町田市の境、多摩丘陵の東に広がるこどもの国は、次世代を担う子どもの健全育成のための施設だ。1959年(昭和34)の皇太子殿下のご成婚を記念して着工、1965年(昭和40)に開園した。100万平方メートル(100㏊)の広大な敷地は、もとは軍事施設。第二次世界大戦中は弾薬の製造や保管庫として使われたが、敗戦後米軍に接収。返還を機にこどもの国の開設が決定した。特徴のひとつが、それぞれの年齢の子どもたちがやってみたいと思わせる遊具が豊富にそろう点。遊具の数といい、園内の広さといい、とても1日では遊びきれない規模だ。子どものための施設ではあるが、豊かな自然が残り、花や樹木が四季折々の美しさを見せるなど、大人も十分楽しめるところでもある。

かわいい遊具が多い。こどもの国にはご成婚で寄せられたお祝い金を「子どものために使ってほしい」という両陛下のご希望があった} かわいい遊具が多い。こどもの国にはご成婚で寄せられたお祝い金を「子どものために使ってほしい」という両陛下のご希望があった

遊びの広場は園内各所に。飛びつきたい遊具の数々

入園してすぐの「らくがきひろば」にはチョークも用意され、夢中になってお絵描きを楽しむ子どもの姿が見られる。特に夕方は混雑するスポットだ。落ちないようにバランスをとりながら漕ぐ「ドラムかんいかだ」や知力と体力を要する立体迷路の「キュービックランド」など、数えきれないほどの遊具があり、動物や恐竜などの形や、ポップな色合いで子どもたちの好奇心をキャッチするようなデザインとなっている。多くの遊具には何歳向けかも表示され、参考にもなる。大人も一緒に楽しめるのが、蒸気機関車の形をした園内バスの「あかポッポ号」。どちらかというと親が熱中してしまうのが「はくちょうこのボート」だ。オールを使うローボートと足漕ぎのサイクルボートの2種類がある。

シュッポシュッポと音を立てながら内周道路をゆっくり時計回りに周回} シュッポシュッポと音を立てながら内周道路をゆっくり時計回りに周回

手漕ぎのローボートを乗りこなすにはコツが必要} 手漕ぎのローボートを乗りこなすにはコツが必要

小さな子どもたちに人気の広場

小さな子ども連れなら入り口から比較的近く、恐竜の滑り台やネットの遊具がかわいらしい「タイムトラベル」の広場へ。「なかよしひろば すくすくあいらんど」には0歳から12歳までの子どもの身体能力にあった遊具がそろう。園の右奥には「こどもどうぶつえん」や牧場エリアがあり、ここではポニーの乗馬体験が人気。週末には本物のウシの乳しぼり体験もできる。また、長さが200mの人工の小川「せせらぎ」には噴水のある池もあり、暑い季節には子どもたちが水遊びを楽しんでいる。園の左奥には、国際的な彫刻家イサム・ノグチの遊具「オクテトラ」や「エントランス通路」などもあり、この辺りはすいていて穴場だ。いくつかの広場には簡易テント持参で、のんびり過ごすファミリーも多く見かける。

牧場エリアでは、馬やヤギ、牛のエサやりだけでなく、ウサギやモルモットなどの小動物にも触れ合うことができ、動物好きに好評} 牧場エリアでは、馬やヤギ、牛のエサやりだけでなく、ウサギやモルモットなどの小動物にも触れ合うことができ、動物好きに好評

「まるやま」もイサム・ノグチの作品。頂上に上る階段やトンネルもある。制作にあたりノグチは細部にもこだわった} 「まるやま」もイサム・ノグチの作品。頂上に上る階段やトンネルもある。制作にあたりノグチは細部にもこだわった

人工池の周りには小川もあり、最初から水着の子どももいる。着替えとタオルを持参したい(開場期間:3月中旬〜10月中旬)} 人工池の周りには小川もあり、最初から水着の子どももいる。着替えとタオルを持参したい(開場期間:3月中旬〜10月中旬)

昔、子どもだった人の楽しみ方

こどもの国には昔ながらの自然が残されていて野生の動物や昆虫も生息するなど、バードウォッチングの場としても知られている。ボランティアによって大切に育てられる草花も見どころのひとつだ。10月から春にかけては「つばきのもり」に約600種7000本のサザンカとツバキ、1月下旬からは「うめばやし」に約300本の白梅、紅梅、豊後梅が開花する。春は中央広場や牧場周辺などで桜が咲き誇り、初夏は「あじさい園」で白一色に彩られるアナベルの品種が圧巻だ。約4kmの外周道路では、ジョギングやウォーキングを楽しむ人の姿も見られる。かつて弾薬庫のあったところだけに、その遺構が第2トンネルの辺りなど園内各所に残る。電車でこどもの国にアクセスする際、JR横浜線と東急田園都市線の長津田駅から東急こどもの国線(乗車時間7分)の電車に乗るが、これが昔弾薬を運んでいた列車だったそうだ。

手入れの行き届いた、ゴージャスで美しい中央花壇。植物には解説もあり、親切。園内では多くの人が散策を楽しんでいる} 手入れの行き届いた、ゴージャスで美しい中央花壇。植物には解説もあり、親切。園内では多くの人が散策を楽しんでいる

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スポット詳細

住所
神奈川県横浜市青葉区奈良町700 map map 地図
電話番号
0459612111
時間
9:30-16:30(最終入園15:30)
[7・8月]9:30-17:00(最終入園16:00)
休業日
水(祝の場合は開園)、12/31、1/1
料金
[入園料]大人600円、小・中学生200円、3歳以上100円
駐車場
あり(1,520台)
[駐車料]普通車1,000円/日、マイクロバス・大型バス2,000円/日
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
可(喫煙場所7か所)
平均予算
【昼】1,001-3,000円
滞在目安時間
120分以上
車椅子での入店
乳幼児の入店

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 好天と桜の下で子供達は大喜び
    4.0 投稿日 : 2021.04.05
    好天の土曜日に2歳半と1歳の孫を連れて、久しぶりにこどもの国へ行きました。正門ではなく、牧場口の臨時駐車場へ回されたので、早速、牧場へ行きました。広い牧場の周囲にほまだ桜が咲いていて、子供達は走っているだけで大喜びでした。羊舎や牛舎、こども動物園での餌やり、滑り台などの遊具、せせらぎでの水遊びを一つ一つ楽しみながら行くので、正門へ着く頃には家族が疲れきっていました。フリーマーケットや大道芸もやって...
  • 駐車場が道路反対なのが不便
    4.0 投稿日 : 2020.07.07
    入園料600円の施設とは思えない充実した施設でした。とても広く、1日で回り切れるかってぐらい広いです。乗り物など、激安ですが、人力だったりするので、少し微妙ですが、またそこが良いと感じる人もいると思います。駐車場が道路反対で、スロープこそしっかりしてるものの、同じ敷地内にあって欲しいって不満くらいです。駐車場料金は、1000円でした。
  • 元陸軍の弾薬製造貯蔵施設ですね
    3.0 投稿日 : 2020.03.06
    園内を回ると、貯蔵施設の面影があります。こどもの国線や、横浜線の一部は、弾薬を横浜港に運ぶために作られた路線だと聞きました。なるほど。

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アクセス

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