小田原城天守閣
難攻不落としても知られる名城
15世紀中頃に築かれたとされる城
小田原城の起源は、駿河の大森氏が小田原進出の際に築いたとされる城。これを前身として、1500年頃に初代の早雲が支配下として以降、戦国大名の北条氏が関東支配の拠点として徐々に整備していった。上杉謙信や武田信玄の攻撃を防いだ城としてその名を全国にとどろかせ、日本最大の中世城郭に発展。天下統一を目前にした豊臣秀吉が攻めてきた際には、総延長9kmにも及ぶ総構をめぐらせた。しかし秀吉は石垣山一夜城を本陣として小田原城を包囲し、北条氏は約3か月の籠城の末に降伏した。その後、徳川家康の家臣、大久保氏が入城。次の稲葉氏の時代に現在みられるような近世城郭として生まれ変わった。
いざ、博物館として生まれ変わった天守閣へ
城址公園のさまざまな歴史スポットを巡って、最後にたどり着くのが天守閣。1960年(昭和35)に総工費8000万円をかけて復興された小田原のシンボルだ。江戸時代に造られた模型や引き図をもとに外観が復元されており、現在そびえる天守閣の姿は江戸時代のものということになる。内部は甲冑や刀剣、絵図、古文書などが展示され、5代にわたる小田原北条氏を中心として、小田原城や歴代城主の歴史を伝える充実の展示が見られる。5階に分けて展示され、最上階の展望デッキからは小田原のパノラマを楽しむことができる。
天守閣を登りながら小田原の歴史を学ぶ
1階のテーマは江戸時代。江戸の西を守る城としての役割や歴代の城主たちの足跡を紹介している。2階は戦国時代で、小田原北条氏についての展示だ。3階は小田原ゆかりの美術工芸品や発掘調査について、4階は明治から現在にいたるまでの歴史を紹介している。5階では江戸時代の天守に祀られていたとされる摩利支天像の安置空間が再現されている。そこから外に出ると展望デッキだ。
展望スポットから小田原の街並みを望む
遠望デッキは標高60m。相模湾を一望でき、良く晴れた日には伊豆大島や房総半島までも見渡すことができる。ちなみに小田原市では条例を定め、小田原駅周辺地域では天守閣より高い建物の建設を規制している。小田原はこの小田原城を中心として栄えたまち。その周囲にはさまざまな史跡や江戸時代から続く老舗などが点在しており、歴史を感じるまち歩きを楽しむことができる。これらは「街かど博物館」と名づけられ、それらを巡るガイドマップが観光案内所で手に入る。
スポット詳細
- 住所
- 神奈川県小田原市城内6-1 地図
- エリア
- 小田原・真鶴町・湯河原エリア
- 電話番号
- 0465223818
- 時間
- 9:00-17:00(最終入場16:30)
- 休業日
- 12月第2水、12/31、1/1
- 料金
-
[一般]510円
[小・中学生]200円 - 駐車場
-
なし
※バス駐車場・障がい者駐車場・オートバイ駐車場あり(有料) - クレジットカード
- 可(VISA、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、WAON、楽天Edy、Apple Pay、PayPay、楽天ペイ、LINE Pay、メルPAY、auPAY、ALIPAY)
- Wi-Fi
- あり(Skylink)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
- 【昼】1-1,000円
- 滞在目安時間
- 60-120分
情報提供: ナビタイムジャパン