よこはま動物園ズーラシア

動物園

珍獣にも会える日本最大級の動物園

東京ドーム約10個分という広大な敷地に約100種600点を飼育。園内は地域と気候帯別になっていて、ほぼ一筆書きでまわることができる。途中には休憩場所やトイレが多く、よく考えられたレイアウトで歩きやすい。

漢方薬のための密猟で数を減らすヒガシクロサイ。厚そうに見える皮膚は実はデリケートで乾燥に弱い 漢方薬のための密猟で数を減らすヒガシクロサイ。厚そうに見える皮膚は実はデリケートで乾燥に弱い

片道約2.5km。見学には最低でも半日必要

ズーラシアというのは市民から公募した愛称で、動物園の「ズー」とユーラシアの造語。もちろんユーラシア大陸だけでなく世界の動物、特に絶滅危惧種など希少な動物を数多く見られる。園内は南北に細長く、南にある正門と北端にある北門を園内バスが往復している。正門から入ったらまずはこれに乗り、北門から歩き始めるのがおすすめ。そのほうが上り坂が少ないし、混雑も避けることができる。園内では「飼育員のとっておきタイム」などさまざまなイベントが行われているので、時間と場所をチェックしてから歩き出そう。途中、レストラン・カフェが3か所あるので、休憩を入れながら1日かけてじっくりと見学したい。

オカピ型の園内バス、ズッピ号 オカピ型の園内バス、ズッピ号

動物たちのありのままの姿を観察できる

ズーラシアの開園は1999年(平成11)。それまでの動物園は檻の中にいる動物を眺めるのが常識だったが、ズーラシアでは開園当初から「生息環境展示」を採用し、岩、池、植物などを使って動物が暮らしていた環境をできるだけ再現。快適な生活を用意することによって動物本来の行動を引き出し、草原を走る姿などを観察できるようになっている。檻の代わりに見学者との間には動物が越えられない堀がある。また、日本で初めて希少野生動物の繁殖と研究、動物病院を備えた横浜市繁殖センター(非公開)を併設した。北門から歩き始めてすぐに見られる肉食動物と草食動物の混合展示も画期的な試みで、安全を確認しつつも緊張感のある空間は、まさにサバンナの草原だ。

エランド(牛の仲間)、グラントシマウマ、キリンとチーターを一緒に展示している草原エリア。チーターは自分より体が大きな動物は襲わないそうだ エランド(牛の仲間)、グラントシマウマ、キリンとチーターを一緒に展示している草原エリア。チーターは自分より体が大きな動物は襲わないそうだ

世界3大珍獣のひとつ、オカピ

「アフリカの熱帯雨林」のエリアへ進むと、ズーラシアのシンボル動物であるオカピがいる。コンゴ民主共和国だけに生息しており、アジアで見られるのは横浜市立金沢動物園、上野動物園とここだけ。キリンの仲間で、舌の長さが約50cmもあるそうだ。こうした展示場の前には、その動物のおもしろい生態や観察方法などについてのボードが掲げられているのでお見逃しなく。オカピの先にはオオアリクイなどがいる「アマゾンの密林」、コウノトリやツシマヤマネコがいる「日本の山里」、ペンギンが泳ぐ姿を見られる「亜寒帯の森」と続く。

2000年(平成12)、日本で初めてズーラシアで繁殖に成功したオカピ 2000年(平成12)、日本で初めてズーラシアで繁殖に成功したオカピ

レッサーパンダはジャイアントパンダ同様、中国の山間部に暮らし、主食は竹。果物や昆虫も食べる レッサーパンダはジャイアントパンダ同様、中国の山間部に暮らし、主食は竹。果物や昆虫も食べる

こだわりのグッズをお土産に

最後のエリアである「アジアの熱帯林」へ入ると、最初にいるのがインドライオン。インドの国立公園に500頭程度が残るだけという絶滅危惧種で、日本では野毛山動物園とズーラシアだけ。アフリカのライオンと比べて体色が明るくたてがみが短め。その先にはマレーバク、ボルネオオランウータン、そしてインドゾウが見えてきたらゴールの正門はすぐそこだ。最後にぜひショップへ寄ってみよう。人気者オカピのグッズが多数並んでいるが、注目は食物連鎖のぬいぐるみ。ホッキョクグマのおなかの中にアザラシ、その中に魚、さらにオキアミが入っている。陸上動物バージョンもあって大人気だ。

「アジアの熱帯林」にいる絶滅危惧種のマレーバク。幼獣にはイノシシのウリ坊のようなシマ模様がある 「アジアの熱帯林」にいる絶滅危惧種のマレーバク。幼獣にはイノシシのウリ坊のようなシマ模様がある

絶滅危惧種、セスジキノボリカンガルーのぬいぐるみ。飼育員が監修して細部までこだわった作り 絶滅危惧種、セスジキノボリカンガルーのぬいぐるみ。飼育員が監修して細部までこだわった作り

スポット詳細

住所
神奈川県横浜市旭区上白根町1175-1
電話番号
0459591000
時間
9:30-16:30(最終入園16:00)
休業日
火(祝の場合は翌日)、12/29-1/1
※臨時開園あり
料金
[入園料]大人(18歳以上)800円、中人・高校生300円、小中学生200円、小学生未満無料
[よこはま動物園・金沢動物園共通年間パスポート(18歳以上)]2,000円
※毎週土は小・中・高校生無料(要学生証等)
クレジットカード
可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、Diners Club)
電子マネー/スマートフォン決済
可(Suica、PASMO)
Wi-Fi
あり
コンセント口
なし
喫煙
不可
英語メニュー
あり
平均予算
【昼】1,001-3,000円
滞在目安時間
180分-240分(休憩除き約3-4時間)
車椅子での入店
乳幼児の入店

情報提供: ナビタイムジャパン

チケット情報

更新日:2023.03.20

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クチコミ

  • 広々とした動物園!
    5.0 投稿日:2022.06.10
    平日に友人と初めて行きました。ちょっとアクセス良くないですが、行って良かったです!まずその広さに驚きました。入ってすぐに木々がうっそうと生い茂り、なんだかマレーシアあたりの熱帯に来たような感じ。敷地は上野動物園よりはかなり広く(体感)、動物の居住スペースも広々としているためか、他の動物園よりも動物たちがのびのびとしているように思えました。セスジキノボリカンガルーやテングザル、ミーアキャットなど...
  • 事前にネット予約しないと入れない
    4.0 投稿日:2021.11.21
    2021年11月現在、利用する為に事前予約が必ず必要となってます。ご注意を。駐車場が北側の入り口近い場所と正面入り口が近い場所があります。正面入り口に近い方が園内周りやすいですが、両方の入り口を結ぶバスが走ってますが中学生以上200円、小学生100円かかることに注意。動物の展示の仕方も普通より良いし、キリンやゾウ、オカピーなどもいて、子どもも大人も満足度は高いですね。ごはん食べる箇...
  • 半日では回りきれません
    4.0 投稿日:2020.12.30
    近くで昼食を取った後、小さな子供を連れて行きました。冬場で展示を控えている動物もいるせいか、来園者は少なく広い公園をゆっくり回れました。公園は広い上、子供は遊具のある広場で遊びたがるので、半日では全部回れず、アフリカのサファリまでは行けませんでした。動物の種類は多く、檻の中にいる動物は多くはありませんでした。

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