下田公園

公園/緑地

色とりどりのアジサイをまとうビュースポットで歴史も絶景も満喫

伊豆半島のアジサイの名所といえば下田公園(しもだこうえん)。色とりどりのアジサイが初夏を彩り、春のツツジや桜、冬のツバキなど四季折々の景色を楽しみながら下田の歴史とともに散策しよう。

毎年6月に開催される「あじさい祭」には多くの観光客が訪れる} 毎年6月に開催される「あじさい祭」には多くの観光客が訪れる

300万輪の花を咲かせるアジサイ群生地

春の桜やツツジ、6月のアジサイ、12-2月は160種ものツバキが咲き、訪れた人を魅了する自然公園。なかでも300万輪以上咲くアジサイは必見。毎年6月1-30日に「あじさい祭」が開催され、野生種のガクアジサイをはじめ、カシワバアジサイやウズアジサイなど多種多様な品種がいっせいに咲き誇る。開国広場から散策路を登り、群生するポイントまでは約15分。途中上り坂もあるが360度広がる群生アジサイは一見の価値あり。同じ株でも一つひとつの色合いが微妙に異なり、種類によって形もさまざま。花好きならぜひ訪れたいスポットだ。

園内入り口から群生地までは約20分。散策路にはあずまやもあり下田の景色も望める} 園内入り口から群生地までは約20分。散策路にはあずまやもあり下田の景色も望める

幾重にもガクが重なるアジサイはまるで花火のよう} 幾重にもガクが重なるアジサイはまるで花火のよう

戦国時代末期の歴史の残る下田城跡

下田が小田原北条氏の支配下にある戦国時代末期、豊臣秀吉との対決に備え、陸の防衛拠点である箱根の山中城とともに、海の防衛拠点として1588年(天正16)に築かれたのが下田城。もともと下田湾に突き出た鵜島という半島に築かれたことから、地元では鵜島城と呼ばれ、その規模は伊豆半島最大。標高約70mの鵜島山頂に主郭(現在の天守台跡)を、尾根の要所に曲輪(くるわ)や櫓台を配置し、1590年(天正18)、豊臣方総勢1万の軍勢に対し、城将・清水康英率いる600余名で迎え討ったという。園内には天守台跡や曲輪、土塁や堀切などが残されている。

本曲輪跡に建てられた「鵜島城址」の石碑。この先に天守台跡、幸福稲荷もある} 本曲輪跡に建てられた「鵜島城址」の石碑。この先に天守台跡、幸福稲荷もある

400年の時を経て城址に現存する空堀(からぼり)は、侵入した敵兵の行動を妨げるために設けられた} 400年の時を経て城址に現存する空堀(からぼり)は、侵入した敵兵の行動を妨げるために設けられた

日米交流を象徴する開国記念碑

開国広場には下田開港100周年を記念して建立された記念碑があり、毎年5月中旬(第3土曜を挟む金-日曜)には「黒船祭」も開催。カーター記念碑や日本の写真術の開祖と称される下岡蓮杖の碑もある。約26万4000平方メートルと広大な下田公園へは、北側の正面駐車場のほか、旧澤村邸、ペリーロードのある西側、下田海中水族館側の3つの出入り口が設けられているので、アジサイ観賞なら正面、ツバキなら水族館側など、目的や旅ルートにあわせた順路で散策するのがおすすめ。

右にペリー、左にハリスのレリーフ像と2人の言葉が刻まれた開国記念碑} 右にペリー、左にハリスのレリーフ像と2人の言葉が刻まれた開国記念碑

三方にある展望台で美しい絶景を独り占め

下田市街と下田港を一望する下田公園は雄大な太平洋を望む景勝地としても知られる場所。園内には下田港を望む「馬場ヶ崎展望台」、下田海中水族館を見下ろす「お茶ヶ崎展望台」、ツバキ園を抜けた先にある「志太ヶ浦展望台」の3つの展望台が三方にあり、それぞれに魅力ある風景を楽しむことができる。フェリーの来航や眼下に広がる青い海、海から届く心地いい風を感じながら絶景をひとり占めしよう。

下田海中水族館を望む、お茶ヶ崎展望台からの眺め} 下田海中水族館を望む、お茶ヶ崎展望台からの眺め

目の前に広がる大海原を一望する志太ヶ浦展望台} 目の前に広がる大海原を一望する志太ヶ浦展望台

スポット詳細

住所
静岡県下田市3 map map 地図
電話番号
0558221531
時間
24時間開放
休業日
無休
駐車場
あり(20台程度)
クレジットカード
不可
備考
※電話番号は下田市観光協会へ繋がります

情報提供: ナビタイムジャパン

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アクセス

map map 地図

最寄り

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