ペリーロード
幕末ロマン漂うノスタルジックな風情を楽しもう
ペリーロードの名前の由来
ペリーロードは下田市内の南側、伊豆急下田駅から徒歩約15分のところにある。市内を流れる平滑川(ひらなめかわ)沿い400mほどの小径で、幕末、黒船により来航したペリー提督一行が、日米和親条約付録下田条約締結の場となる了仙寺に向かう際に、この道を通ったことが名前の由来となっている。歴史的建築物や遊歩道など、調和のとれた景観を形成しているとして、1994年(平成6)に静岡県都市景観賞最優秀賞を受賞。周辺には了仙寺のほか、日露和親条約締結場所となった長楽寺、「あじさい祭」で有名な下田公園もあり、下田観光の代表的なスポットとして親しまれている。
スタートはペリー上陸記念公園から
下田港に臨むペリー上陸記念公園がペリーロードの起点。同公園付近は1854年(嘉永7)に日米和親条約が締結されペリー艦隊が下田に入港した際、最初に上陸した地点と伝えられる。ペリー艦隊と江戸幕府側が最初に会見した日には、大砲4門を先頭に曳いたペリー一行が祝砲を響かせ、多くの水兵を率いた音楽隊付きの行進で了仙寺まで進んだといわれている。公園内にはペリーの胸像「ペリー艦隊来航記念碑」や、日米交流150周年に寄せてジョージ・ブッシュ第43代米国大統領から贈られた「メッセージプレート」「日米友好の灯」もあるのでペリーロード散策にあわせて見学してみよう。
なまこ壁や伊豆石の建築物、ガス灯の街並み
ペリーロードを散策していると「なまこ壁」や「伊豆石」を用いた特徴的な建物が目をひく。「なまこ壁」は、盛り付けられた目地が海の生物「なまこ」に似ていることから名付けられた壁塗りの様式のひとつ。「伊豆石」は伊豆半島で採れる石材で、耐火性に優れ加工しやすいことから建材として使われた。これらは江戸末期から明治、大正辺りまでによく使用され、下田の町並みを特徴付ける要因となった。ペリーロードには石畳や石欄干、ガス灯もあり、古い建物とあわせて独特の風情も醸し出している。なまこ壁が印象的な「旧澤村邸」は旧家を利用した無料観光施設として開放されているので訪れてみては。
古民家カフェやレストランも
レトロな町並みのペリーロードには、古民家や石造りの建物をリノベーションしたおしゃれなカフェやレストラン、雑貨店などもあり、散策の休憩にもぴったり。石畳の風情のある景色を眺めながらのんびりとしたひとときを楽しもう。ぶらりと散策するだけでも楽しいが、より歴史への理解を深めたいなら、下田の魅力をたくさん知っている「下田観光まち歩きガイド」(ペリーロード1時間コース2000円-、下田湾・柿崎コース1時間30分コース2700円-)の活用もおすすめだ。 ペリーロードを中心にしたコースは約1時間で、予約は下田市観光協会で受け付けている。
スポット詳細
- 住所
- 静岡県下田市3丁目 地図
- エリア
- 東伊豆・南伊豆・西伊豆エリア
情報提供: ナビタイムジャパン
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