カイジ浜

星の砂を見つけられることで知られているカイジ浜

カイジ浜へのアクセス

カイジ浜へは、竹富東港や集落でレンタサイクルを借りて約8-15分、お隣りのコンドイ浜からは約4分でアクセスできる。また、石垣島からの定期船の発着にあわせて1時間に約2本運行している路線バスに乗れば約5-6分で到着する(運賃は大人300円、小学生150円)。季節や船の運航状況によって発着時刻が変わり、港以外の場所から乗車する場合には当日約15分前までの電話予約が必要なので、利用したい場合には事前に調べておこう。カイジ浜は、竹富島観光ツアーのコースに含まれていることが多く、集落内の水牛車観光と並んで、竹富島で通年楽しめるスポットとして人気がある。

カイジ浜の入り口。砂浜のすぐ近くまで緑の木々が茂っている

真夏でも木陰に入れば海風が心地よく、貝殻風鈴の音色が涼しさを誘う

竹富島に残る「星の砂」の伝説

カイジ浜には「星砂浜」という看板が立てられており、砂浜にしゃがんで手に砂を押し付け、手のひらに付いた砂を見ている人たちが多く見られる。これは星の形をした「星の砂」を探しているところ。その正体はサンゴや貝殻ではなく有孔虫という原始生物の殻で、現在では数が少なくなっているので見つけるのは容易ではない。入り口にある無人売店に見本が置いてあるので、参考にしながら探してみよう。竹富島には星の砂にまつわる悲しい伝説もあり、年に一度、祭事の際に必ず香炉の星砂を入れ替える御嶽がある。

手のひらに砂を押し付けて、星の砂を探してみよう

入り口にある無人売店には、星の砂の見本やお土産用の星の砂が置かれている

涼しい木陰でのんびりしてみよう

カイジ浜には防風林としてトーチナ(和名はハスノハギリ)が植えられており、砂浜に大きく張り出した枝葉が浜辺に涼しい木陰をつくっている。なかには木に登れたり、ブランコが結ばれている木もあるので、青い海をバックに記念撮影をしたり、木陰で昼寝をしたりと、思いおもいにのんびりとした時間を過ごすものよいだろう。また、海岸線沿いを北側に歩いていくとコンドイ岬があり、そのまま約10分歩くとコンドイ浜にたどり着く。コンドイ岬周辺は人も少ないので、あまり暑くない時間帯に散歩をするのもおすすめだ。

海沿いを北に向かって歩くと、コンドイ浜までつながっている

トーチナの木にかけられたブランコに座って青い海を眺めてみよう