浦内川観光
亜熱帯のジャングルクルーズを楽しめる沖縄最長の川
生息する生物の数が日本一多い、沖縄最長の川
浦内川は主流の長さが19.4km、流域面積が西表島の約5分の1を占め、海水と真水が混じり合う汽水域にはヤエヤマヒルギ、オヒルギ、メヒルギなどで形成される日本最大級のマングローブ林が広がっている。ここでしか見られない固有種を含む400種余りの魚類が生息し、日本の川のなかで最も種類が多い。おすすめは、浦内川観光の遊覧船による約1時間のジャングルクルーズ。心地良い風と緑の香りを受けながら、ガイドさんによる川の生態系や歴史についての話を聞いて浦内川の豊かな自然を感じることができる。運が良けれ水辺でエサをついばむサギやリュウキュウイノシシ、上空を舞うカンムリワシなどの生物を観察できる。遊覧船を利用する場合には、当日の運航時間を確認して、出発時間の10分前までに船着場に到着しておこう。
亜熱帯の緑のなかを歩いて3つの滝を巡るトレッキングコース
遊覧船は上流にある軍艦岩で折り返すが、そこで船を降りてうっそうとした亜熱帯の森のなかを歩くこともできる。周辺の植物などを観察しながらゆっくり歩いて約1時間でマリユドゥの滝、さらに約30分でカンビレーの滝に到着する、往復約3時間程度のトレッキングコースだ。道は整備されているが滑りやすい岩場やぬかるみもあるので、歩きにくい靴やサンダルを履いている場合には遊覧船乗り場で無料貸し出しされている長靴に履き替えたほうが良いだろう。雨天でもトレッキングは可能だが、レインコートなど両手を空けられる雨具が必要。また上流域には売店や自動販売機などがないので、夏場は飲み物を持参すると良い。遊覧船を降りるとき、スタッフに帰りは何時の便を利用する予定かを伝えてから山に入ろう。
戦前の西表島の歴史を物語る炭鉱跡
浦内川にはいくつもの支流があり、そのひとつである宇多良(うたら)川には近代化産業遺産のひとつに認定されている宇多良炭鉱跡がある。宇多良炭鉱は1935年(昭和10)から約8年にわたって稼働していた西表島最大の炭鉱で、かつては約300名の暮らす集落があり、宿舎や寮、映画館もあった。駐車場から遊歩道や案内板のある木道を歩いた先には、現在もトロッコの線路の支柱や生活の跡が残っており、過酷な労働条件下で命を落とした工夫たちの慰霊碑が建てられている。また、浦内川に架かる浦内橋のたもとには展望台があり、河口に広がるマングローブ林に落ちる夕陽や、日没前に巣に帰っていくサギの群れ、川の向こうの山から現れる月を眺めることができる。
スポット詳細
- 住所
- 沖縄県八重山郡竹富町上原870-3 地図
- エリア
- 八重山諸島エリア
- 電話番号
- 0980856154
- 時間
- 8:30-16:30
- 休業日
- 2024/2/5-2/10はメンテナンス休業
- 料金
-
【浦内川ジャングルクルーズ】
[大人]3,000円
[子供]1,500円
【マリユドゥの滝とカヌー下り】
[大人]10,000円
[子供]7,000円
※一人の場合13,000円 - 駐車場
- あり(約30台)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(au WALLET、PayPay)
- Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 120分以上
情報提供: ナビタイムジャパン