東平安名崎
太平洋と東シナ海を一望できる絶景の岬
宮古島の最南端にある約2kmにわたって延びる岬
「東平安名崎」は宮古空港からシュレーダー通りを経由して車で約40分ほどのところにある、宮古島の南東端に位置する景勝地。隆起サンゴ礁の石灰岩からなる、全長約2kmにも及ぶ細長い三角形の半島で、海から昇る美しい朝日を眺められる場所としても有名だ。沖縄の言葉では東のことを「あがり」と読むため、「あがりへんなざき」とも呼ばれる。岬全体に自生する亜熱帯植物群とその風景から、日本の都市公園百選や史跡名勝天然記念物にも指定されている。市街地から遠く、街明かりがほとんど届かない場所なので満天の星空を見ることもでき、夜訪れる人も少なくない。
平安名崎灯台から眺めるパノラマビューは圧巻!
岬の先端には灯台があり、上まで登って景色を眺めることができる(入場料200円、小学生以下無料)。灯台がある岬の先端へは舗装された道が通っており、近くまで車で行くことができる。駐車場に車を停めて心地良い風を感じながら突端へ向かうと、白い平安名崎灯台が見えてくる。上まで登ることができる灯台は全国でも少なく、沖縄ではここを含めて2基のみ。高さ24.5m、97段の螺旋階段を登ると、さえぎるものが何もない絶景が目の前に広がる。約330度のパノラマビューで、太平洋と東シナ海が合わさる水平線や宮古島全体までぐるっと一望できる。空の大きさと海の広さを全身で感じよう。
独特な植生や津波がもたらした巨岩も見どころ
太平洋に突出した東平安名崎では、吹きつける潮風などの厳しい自然環境に育まれた独特な植生が見られる。特に海岸上を覆うように生えているテンノウメ群落は国内最大級の規模で、ほかにもクサトベラやソテツなどの群落をはじめ約220種以上の植物が群生している。5月前後にはテッポウユリが咲き乱れ、それを目的に訪れる人も多い。また岬から見えるリーフ内にごろごと転がっている巨岩は、「佐和田の浜」と同じく、1771年(明和8)に起きた八重山地震による「明和の大津波」によって運ばれてきた津波岩。ゆっくりと見てまわるなら1時間はみておきたい。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
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