奥武島

天ぷら店が並ぶ海人(うみんちゅ)の島

南城市の南端の沖合約100mに浮かぶ奥武島。海人(漁師)の島として知られ、夏期にはトビイカの天日干しが見られるなど漁師町の風情が漂っている。揚げたての沖縄天ぷらが名物で、休日になると多くの人が訪れる。

全長93mの奥武橋を通って奥武島へ} 全長93mの奥武橋を通って奥武島へ

本島と目と鼻の先にある天ぷらが人気の島

国道331号、奥武島入口交差点から奥武海道(おうかいどう)と名づけられた市道を800mほど下ると奥武橋が現れる。奥武橋は1936年(昭和11)に最初の橋が架かり、以降何度か架け替えられ、現在の橋は2010年(平成22)に建設された6代目だ。橋を渡ると右手に人だかりが見える。ここが「中本鮮魚てんぷら店」で、今や名物となった奥武島の天ぷら発祥の店だ。島にはほかに2軒の天ぷら店があり、いずれも天ぷらを求める人たちで賑わっている。

中本鮮魚てんぷら店の天ぷら。1個75円} 中本鮮魚てんぷら店の天ぷら。1個75円

島を周回する奥武海道で島ドライブを

奥武島は周囲1.7kmの小さな島で、奥武島入口交差点から延びる奥武海道が島を一周している。奥武橋から時計回りに車を走らせると左手に小さなビーチと漁港、右手に商店や食堂が並ぶ。この辺りが奥武島で最も賑わうエリアだ。右へカーブする道を道なりに進み坂を上りきると、視界が開け正面に太平洋の大海原が見えてくる。ここから奥武島の南側エリアとなる。左手には堤防が続くがこの向こうは奥武島海岸と呼ばれ、大潮の干潮時は大きな干潟が現れる。駐車場があるので車を停めて海岸を散策するのもおすすめだ。先に進むと右手に大人気の「大城天ぷら店」があり、こちらも天ぷらを買い求める人々で賑わっている。そしてしばらく進むと奥武橋へと戻ってくる。一周約1.5km、5分程度の島ドライブを満喫してみよう。

漁港ではトビイカの天日干し風景が見られ夏の風物詩となっている} 漁港ではトビイカの天日干し風景が見られ夏の風物詩となっている

グラスボートや観音堂と隠れた見どころも多い

次に奥武島の各見どころを訪れよう。奥武島には多くの拝所や史跡・旧跡があり、その代表ともいえるのが奥武観音堂だ。17世紀頃に奥武島近海で遭難した中国の船を救助したことから贈られた観音像を安置しているお堂で、長年にわたり島民の信仰を集めている。島の東部には奥武島いまいゆ市場があり、いまいゆ(鮮魚)や刺身、海鮮丼などを販売しており、ここが海人の島だということに改めて気づかされる。また奥武島ではグラスボートが運航され、奥武島いまいゆ市場内にチケット売り場がある。奥武島周辺の海中の様子を眺めてみるのも楽しい。

海の神が宿る岩「竜宮神」をはじめとした奇岩はパワースポットにもなっている} 海の神が宿る岩「竜宮神」をはじめとした奇岩はパワースポットにもなっている

橋を渡ってすぐ左手には子どもも安心して遊べる浅瀬のビーチがある} 橋を渡ってすぐ左手には子どもも安心して遊べる浅瀬のビーチがある

スポット詳細

更新日:2024.04.25

住所
沖縄県南城市玉城 map map 地図

情報提供: ナビタイムジャパン

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