平和祈念公園
沖縄戦終焉の地で恒久平和を祈る
戦没者への慰霊と平和の尊さを知る
那覇空港から国道331号から約18km、本島南部・糸満市に位置する沖縄戦跡国定公園。国内外から多くの人々が慰霊に訪れるだけでなく、修学旅行生の平和学習の場、地元では憩いの場として広く利用され、毎年6月23日の「慰霊の日」には沖縄全戦没者追悼式が行われている。園内は平和ゾーン、霊域ゾーン、園路広場ゾーン、レクリエーションゾーンの4つからなり、沖縄県平和祈念資料館や平和祈念堂など、主要施設が整備されているのが平和ゾーンだ。なかでも人々の関心を集めるのが、太平洋戦争・沖縄戦終結50周年の節目に建設された平和の礎(いしじ)だ。国籍や軍民の区別なく沖縄戦で亡くなったすべての氏名が刻銘され、その数は24万人以上にも及ぶ。「平和の波永遠なれ」をコンセプトに屏風状に並んだ刻銘碑は世界に平和が広がるようにとの願いからデザインされている。その先には大海原を望む平和の広場があり、沖縄戦で最初に米軍が上陸した座間味村の阿嘉島の火と広島市の「平和の灯」、長崎市の「誓いの火」を合わせた「平和の火」もある。
沖縄戦の歴史的教訓を後世に語り継ぐ
より沖縄戦や平和について学ぶなら、平和の礎のすぐそばにある沖縄県平和祈念資料館と沖縄平和祈念堂へ。赤瓦を用いた建物が印象的な沖縄県平和祈念資料館。1階には子どもたちが平和を考える「子ども・プロセス展示室」や図書文献などを閲覧できる情報ライブラリーがあるほか、2階の常設展では沖縄戦にいたるまでの歴史や住民の視点から描いたジオラマ展示、戦争体験者の証言集など数多くの資料を展示している。沖縄平和祈念堂には沖縄県出身の芸術家・山田真山(やまだしんざん)氏が18年もの歳月をかけて原型を作成した高さ約12mの沖縄平和祈念像を安置。戦没者追悼のシンボルとして大事にされている。堂内には国内最大の蝶・オオゴマダラを飼育する清ら蝶園や、沖縄県初の美術館として開館した沖縄平和祈念堂美術館も併設されているので合わせて見学したい。
園内をじっくり巡るなら
時間が許すなら、公園全体を見渡す摩文仁の丘や国立沖縄戦没者墓苑や各県の慰霊碑へもぜひ足を運びたい。敷地内の7か所にバス停が設置され30分間隔で園内バスが運行しており移動の足として便利。また、子ども広場「命の卵」には大小さまざまな遊具があり週末になると多くの家族連れが訪れ、憩いのスポットとして人気を集めている。
スポット詳細
- 住所
- 沖縄県糸満市摩文仁444 地図
- エリア
- 沖縄本島(南部)エリア
- 電話番号
- 0989972765
- 時間
- [公園]8:00-22:00
- 休業日
- 年中無休
- 料金
- 無料
- 駐車場
- あり(531台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- あり(FREE SPOT)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 可(屋外のみ)
- 英語メニュー
- あり
- 平均予算
-
【昼】1,001-3,000円
【夜】1-1,000円 - 滞在目安時間
- 60-120分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
- ペットの入店
- 可(平和の礎、各慰霊塔内はペット同伴不可)
- 雨の日でも楽しめる
- はい
情報提供: ナビタイムジャパン
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