三菱一号館美術館

美術館

復元した赤レンガ建築が美術館として再生

明治時代、丸の内で初めてのオフィス・ビルとして建てられた「三菱一号館」を可能な限り復元して美術館に。19世紀後半から20世紀前半の西洋美術を中心に、企画展を開催している。

「一号館広場」と呼ばれる中庭に面した美術館の入り口 「一号館広場」と呼ばれる中庭に面した美術館の入り口

「一丁倫敦」の一角が再び丸の内に

1894年(明治27)、三菱によって開発が進められていた丸の内地区に、西洋の香りを漂わせる赤レンガ造りのビルが竣工した。英国人建築家ジョサイア・コンドルが設計した「三菱一号館」だ。この建設が発端となり、三菱一号館が面していた馬場先通りには、赤レンガのオフィス・ビルが続々と建てられた。ロンドンを思わせる町並みから「一丁倫敦(いっちょうろんどん)」と呼ばれたが、やがて鉄筋コンクリートのビルに取って代わられるようになり、三菱一号館も1968年(昭和43)に解体された。それから約40年の時を経て、赤レンガ造りの建物を復元し美術館として再生する計画が持ち上がり、2009年(平成21)に竣工したのが、三菱一号館美術館だ。

約230万個のレンガを用い、創建当時の工法で積み上げた 約230万個のレンガを用い、創建当時の工法で積み上げた

建築作品として見る楽しみも

鹿鳴館などを手がけ、「日本近代建築の父」と呼ばれるジョサイア・コンドルが設計した三菱一号館美術館は、建物そのものにも見どころが多い。たとえば公道に面した外壁の窓枠は、1階から3階まで各階異なるデザインで装飾が施されている。内部では、石を使った中央階段と鉄骨階段に注目したい。中央階段は、一部、旧三菱一号館の保存部材が使われているので、色や感触を比較することも可能だ。創建時と風合いの近い石を使うなど、素材選びにも徹底的にこだわって復元され、当時と変わらない建築空間を味わうことができる。

蹴上げ部分に透かしを入れ、室内まで光が届く仕組みになった鉄骨階段 蹴上げ部分に透かしを入れ、室内まで光が届く仕組みになった鉄骨階段

中央階段の手すりの一部、灰色に見える部分は、旧三菱一号館の保存部材が使われている 中央階段の手すりの一部、灰色に見える部分は、旧三菱一号館の保存部材が使われている

近代美術にフォーカスした企画展を開催

三菱一号館美術館では、19世紀後半から20世紀前半の近代美術を主題とする企画展を年3回開催している。常設展示室はないが、旧三菱一号館竣工と同時代、19世紀末の西洋美術を中心にした作品を収蔵。250点余りのトゥールーズ・ロートレックのグラフィック作品群、オディロン・ルドン作『グラン・ブーケ(大きな花束)』などの名作を、企画展に合わせて順次展覧している。見学後は、ミュージアムショップ「Store1894(すとあいちはちきゅうよん)」に寄ってみたい。所蔵作品や企画展にちなんだグッズがそろう。旧三菱一号館の銀行営業室を復元した「Cafe1894(かふぇいちはちきゅうよん)」で、内装を楽しみつつ、ランチをとるのもおすすめだ。

「パリ・グラフィック展」開催時には、トゥールーズ=ロートレックの収蔵作品を展示 「パリ・グラフィック展」開催時には、トゥールーズ=ロートレックの収蔵作品を展示

3階展示室には、旧三菱一号館の保存部材を一部使用した暖炉がある 3階展示室には、旧三菱一号館の保存部材を一部使用した暖炉がある

Store1894で買える人気グッズのひとつ、画家の色使いから6色を選んだ「画家色えんぴつ」1676円 Store1894で買える人気グッズのひとつ、画家の色使いから6色を選んだ「画家色えんぴつ」1676円

スポット詳細

住所
東京都千代田区丸の内2-6-2
電話番号
05055418600
時間
10:00-18:00(祝・振替休日除く金、第2水、会期最終週平日は21:00まで)
※入館は閉館30分前まで
※諸事情により、開催時間等が変更になる場合がございます。最新の開館情報は美術館サイトをご確認ください。
HP:https://mimt.jp/
休業日
月(祝・振替休・展覧会会期最終週の場合は開館)、年末、元旦、展示替え期間
料金
展覧会により異なる
駐車場
なし
クレジットカード
可(VISA、MasterCard、AMEX、銀聯、Diners Club、その他)
電子マネー/スマートフォン決済
可(Suica、PASMO、QUICPay)
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
不可
英語メニュー
あり(チケット窓口・展示(作品キャプション・章解説)はあり、音声ガイドは展覧会によって異なる)
平均予算
【昼】3,001-5,000円
【夜】3,001-5,000円
滞在目安時間
120分以上
車椅子での入店
乳幼児の入店

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • またとない展覧会
    5.0 投稿日:2021.04.12
    テート美術館からコンスタブルなどの絵を40点ほど招請したとても大々的な展覧会だった。作品は5つのテーマごとに展示されとりわけ「1932年のロイヤルアカデミー展」を再現したターナーとコンスタブル対決のコーナーが賑わっていた。作品では「ヤーヌスの桟橋」、大画面の「ブライトン」が目を引いたが、やはりターナーとの対決の「ウオータール橋の開通式」や「虹が立つハムステッド・ヒース」が印象に残った。ただ「ソール...
  • 素晴らしいです!
    5.0 投稿日:2020.10.26
    何度も行っていますが、今回も素晴らしかったです。今回の特別展示は画家が見た子供展でした。着眼点が面白い❗画家の描いたら子供たちの表情がとても豊かで面白かったです。次回の展示展はルドンとロートレック-❤️期待が高まります。
  • 日時予約制で復活
    5.0 投稿日:2020.07.19
    画家が見たこども展で行きました。WEBで日時予約が必要です。周りは飲食店もあって良い。中庭では子供が隠れんぼしてたりして和む。

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