上野東照宮

神社

東照大権現こと家康を祀る、金色に輝く社殿が見事な江戸時代の建造物

全国各地にある徳川家康を祀った神社のひとつ。第3代将軍・徳川家光が造営した現在の社殿と唐門が、国指定重要文化財になっている。江戸の面影を今に残す貴重な建造物は、その豪華さとともに精巧な彫刻もじっくり鑑賞したい。

参道入り口からでも唐門の扉の輝きがよくわかる 参道入り口からでも唐門の扉の輝きがよくわかる

家康公にあやかり、出世・勝利・健康長寿を祈願する

東照宮とは、江戸幕府初代将軍・徳川家康(東照大権現)を神様として祀った神社で、全国各地に40か所以上ある。よく知られているのが、日光東照宮、駿府(現在の静岡県)にある久能山東照宮などだ。「東照大権現」とは、没後の家康の神号。側近として家康、秀忠、家光の3代にわたり仕え、政策にも深くかかわった僧侶・南光坊天海がつけたものだ。天下統一の大出世を果たし、長寿だった家康にあやかり、出世・勝利・健康長寿にご利益があるとされている。1616年(元和2)、危篤の床にあった家康は、先の天海とともに、親交が深かった武将・藤堂高虎を枕元に呼び、「三人一つ処に末永く魂静まるところを作ってほしい」と遺言したという。天海は現在の上野恩賜公園の土地を拝領し「寛永寺」を開山、多くの子院を建立した。そのひとつとして1627年(寛永4)に創建した「東照社」が始まりで1646年(正保3)、朝廷より正式に宮号を授けられ「東照宮」となった。

唐門両側の銅灯籠は、内側より紀伊・水戸・尾張の徳川御三家から寄進されたもの 唐門両側の銅灯籠は、内側より紀伊・水戸・尾張の徳川御三家から寄進されたもの

日光東照宮を思わせる絢爛豪華な社殿

現存する社殿は1651年(慶安4)、徳川家光が造営替えをしたもの。遠い日光までお参りに行けない江戸の人々のために、日光東照宮に準じた豪華な造りにしたという。幕末に勃発した上野戦争の焼き討ちを逃れ、関東大震災にも耐え、第二次世界大戦では社殿のすぐ裏に爆弾が投下されたものの不発弾だったため難を逃れたことから、強運の持ち主だった家康の遺徳といわれている。石造りの大鳥居をくぐり、石灯籠が並ぶ表参道を進むと、正面に金色に輝く「唐門」が現れる。扉の両側にある柱に彫られた昇り龍は、左甚五郎の作。今にも動き出しそうな躍動感から、いつしか「毎夜、不忍池の水を飲みに行く」といわれるようになった。社殿を囲んでいるのが、ひし形の格子の向こうが透けて見える「透塀(すきへい)」。塀の上下には野山や海と川の動物と植物の彫刻が、色鮮やかに施されている。拝殿・幣殿・本殿の3つの部屋からなる社殿は、「金色殿」とも呼ばれている。その豪華さを目の当たりにすると、確かに日光東照宮を訪れた気分になれるだろう。

上下の彫刻が美しい透塀。向こう側が透けて見えることから名がついた 上下の彫刻が美しい透塀。向こう側が透けて見えることから名がついた

金色に輝く、ひと際豪華な社殿が家康の偉功を表している 金色に輝く、ひと際豪華な社殿が家康の偉功を表している

必勝祈願に欠かせない「御狸様」と授与品の数々

御神木の大楠は、上野公園一の巨木。そのかたわらにひっそりとある祠が、「御狸様」とも呼ばれる「栄誉権現社」だ。江戸時代、大奥などに安置されると各所に災いをもたらしたが、東照宮に寄贈されてからは災いがなくなったといわれる。「他を抜く狸」にあやかり、強運、受験と就職、必勝の神様としてあがめられている。また、境内は四季折々の景色を楽しめる花の名所でもある。冬と春、2回公開される「ぼたん苑」、参道を彩る春の桜、秋はダリアと紅葉の鮮やかな競演が楽しみ。授与品の種類も多く、パンダのお守りや双子パンダの押印付き御朱印のほか、家康の月命日である毎月17日には強運・勝利・出世のご利益があるとされる「昇龍守」の授与がある。

全国の大名が奉納した銅灯籠。それぞれに藩の紋があり装飾も異なる 全国の大名が奉納した銅灯籠。それぞれに藩の紋があり装飾も異なる

桐箱付きの「昇龍守」(左1500円)と、双子パンダの押印入り御朱印(右500円) 桐箱付きの「昇龍守」(左1500円)と、双子パンダの押印入り御朱印(右500円)

スポット詳細

住所
東京都台東区上野公園9-88
電話番号
0338223455
時間
9:00-16:30
休業日
無休
料金
【拝観料】
[大人]500円
[小人]200円
駐車場
なし
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
不可
英語メニュー
あり
平均予算
【昼】1-1,000円
滞在目安時間
30-60分
車椅子での入店
乳幼児の入店
ペットの入店
可(抱っこでご参拝下さい)
雨の日でも楽しめる
はい

情報提供: ナビタイムジャパン

このスポットを紹介している記事

クチコミ

  • 花手水を探して
    3.0 投稿日:2021.05.18
    上野公園内にある東照宮、2回目の訪問です。5月の雨の日でしたが参道の緑が綺麗でした。今回は花手水を撮ろうしてやってきましたが、残念ながら少し時間がたってしまっているようでした。
  • 冬牡丹
    4.0 投稿日:2021.01.25
    冬牡丹が1月から2月にかけて見られます。牡丹園への入場料は700円。冬牡丹のはその年の気候によって開花率が違うそうですが、2021年はきれいにたくさん咲いていました。
  • 上野恩賜公園の端に鎮座する東照宮
    4.0 投稿日:2020.11.17
    上野恩賜公園の端の方にある神社です。上野駅よりも、東京メトロ千代田線根津駅からの方がちょっと近いかもしれません。日光東照宮ほど大きくありませんが、鳥居をくぐればなかなか厳かな雰囲気です。祀られてるのが徳川家康公(東照大権現)で徳川家お膝元の江戸に建つ東照宮だけはあると思います。金色の社殿や唐門、樹齢600年余とも言われる大楠が印象に残ります。外国人客にも人気があるスポットのようです。

TripAdvisorクチコミ評価

もっと見る

アクセス

最寄り

          周辺の駅はありません。 周辺のバス停はありません。 周辺の駐車場はありません。 周辺のインターチェンジはありません。

          上野・谷根千エリアのおすすめスポット

          東京のその他のエリア

          + -
          back
          open

          周辺のスポット

          このスポットを共有

          back

          クリップボードにコピーしました