西野金陵株式会社 金陵の郷

博物館/科学館

酒造りの歴史を知り、酒の魅力に出合う場所

江戸時代に創業した香川県の酒造メーカー・西野金陵が運営する、酒造りの文化や魅力を発信する施設。入り口の大きな日本酒のオブジェや中庭の「くすのき広場」は写真スポットとしても人気が高い。

創業当時の白壁の建物をそのまま復元した外観} 創業当時の白壁の建物をそのまま復元した外観

日本酒の歴史と文化が香る場所

1789年(寛政元)、琴平の地で酒造りを始めた西野金陵。金刀比羅宮の社叢より湧き出る水を酒造水とし、地域に根差し、時代のニーズに合わせた酒造りを続けている。金陵の郷は、酒を通して日本の食文化に触れ、日本酒との新たな出合いを楽しむ場として1988年(昭和63)にオープン。200年以上続く酒造りの歴史を感じさせる敷地内には、江戸時代の酒造りを伝える「歴史館」、日本酒の文化に親しむことのできる「文化館」などがあり、日本酒文化の奥深さに触れることができる。

入り口には、金陵ブランドのフラッグシップともいえる「煌(きらめき)」のオブジェ} 入り口には、金陵ブランドのフラッグシップともいえる「煌(きらめき)」のオブジェ

中庭には樹齢900年ともいわれる楠がそびえる} 中庭には樹齢900年ともいわれる楠がそびえる

江戸時代の酒造りを伝える歴史館

金陵の郷のメインの建物が歴史館。江戸時代の酒造りの作業工程に沿って模型や当時の道具などが展示されており、当時の酒造りの方法やその苦労を知ることができる。醸造や貯蔵に使った桶や樽をはじめ、重い桶を持ち上げるときなどに使った「阿弥陀(あみだ)」、米を蒸すときに使う甑(こしき)、甑の中にまんべんなく蒸気を送る道具「猿(さる)」、もろみを酒袋に入れるときに使う「キツネ」という小さな桶など、ユニークな名前の道具を見るのも楽しい。

歴史館の入り口にある看板のQRコードを読み取ると、音声案内を聞くことができる} 歴史館の入り口にある看板のQRコードを読み取ると、音声案内を聞くことができる

音声ガイドを聞きながら進めば、当時の酒造りの様子がより詳しくわかる} 音声ガイドを聞きながら進めば、当時の酒造りの様子がより詳しくわかる

日本酒の文化に触れる文化館

「清酒 金陵」の名は、江戸時代の儒学者・頼山陽(らいさんよう)が琴平を訪れた際、琴平の地が中国の古都・金陵(現在の南京)を思わせるものがあり、この地を金陵と呼んだことにちなんでいる。そんな地域に根差した酒造ならではの品々を通して、古来より続く日本酒の伝統や風俗に触れることのできるのが文化館だ。特に目をひくのがずらりと並んだ酒器の数々。徳利や盃など、実にさまざまな形、デザイン、年代のものが数多く並び、酒好きならばそれらを見ているだけでも楽しいひとときを過ごせるだろう。

さまざまな絵柄、形の酒器が並ぶ} さまざまな絵柄、形の酒器が並ぶ

香川の地酒を旅の思い出に

売店では西野金陵の酒をはじめ、酒粕入り最中(もなか)や讃岐の郷土食「しょうゆ豆」など、酒に合う地元の特産品も販売している。西野金陵は金刀比羅宮の御神酒の醸造元でもあるので、金刀比羅宮への参拝を終えてこちらで酒を土産に買うのもおすすめだ。また、金陵の郷から徒歩5分の場所にある旧金毘羅大芝居(金丸座)では春に「四国こんぴら歌舞伎大芝居」が開催されており、公演前には役者たちが町内を人力車で回る「お練り」が行われるが、そのお練りに使われる人力車はここ金陵の郷に保存展示されている。歌舞伎ファンも一見の価値があるスポットだ。

女性に人気のゆず酒や、香川らしいオリーブ酵母を使った酒など、幅広い商品を展開} 女性に人気のゆず酒や、香川らしいオリーブ酵母を使った酒など、幅広い商品を展開

スポット詳細

住所
香川県仲多度郡琴平町623 map map 地図
電話番号
0877734133
時間
9:00-16:00
[土日祝]9:00-17:00
休業日
無休
料金
[入場料]無料
駐車場
なし
※裏にコインパーキングあり
クレジットカード
可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club)
電子マネー/スマートフォン決済
可(Suica、PASMO、QUICPay、nanaco、WAON、楽天Edy、au WALLET、PayPay、LINE Pay、メルPAY、d払い、auPAY、ALIPAY)
Wi-Fi
あり
コンセント口
あり
喫煙
不可
平均予算
【昼】1,001-3,000円
滞在目安時間
0-30分

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 金毘羅さんのお酒
    4.0 投稿日 : 2022.05.07
    GWに金毘羅さんを訪れた際に訪問。朝、向かいのうどん屋さんで待っているときから気になっていたので参拝帰りに立ち寄りました。金陵というブランドで多くのお酒を出しています。今回は金陵の里限定の純米酒と金陵濃藍純米吟醸を購入しました。元は工場だったので、酒造りの歴史館などを見ることができます。
  • 酒造りの歴史と手順
    5.0 投稿日 : 2021.10.31
    金刀比羅山参拝の後立ち寄りました。酒造りの歴史と手順をわかりやすく示してくれる格好の場所だと思います。順路に従って歩く事により、テキストと展示人形、資料でとても分かりやすいです。お勧めの場所と言えます。
  • 昔の酒造りがよくわかります。ガッテン‼
    4.0 投稿日 : 2020.11.29
    歴史館にて、昔の酒造りの流れを見て懐かしく、今は閉めている近所の酒蔵を思い出しました。醪を酒袋に入れて槽(ふね)で絞ると酒粕が取れます。採りたての酒粕は美味く、楽しみでした。売店ではここでしかない(蔵元限定)酒も販売していて、つい手が出てしまいました。

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アクセス

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最寄り

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