丸亀うちわミュージアム
日本一のうちわの魅力と歴史を学ぶ
丸亀を支えてきたうちわの歴史を紡ぐ
「丸亀うちわミュージアム」は、丸亀市を支えてきた一大産業である「丸亀うちわ」について知り、学び、そして手に取ることのできる博物館。生活様式の変化により、現在ではあまり日常生活では使われなくなった印象があるかもしれないが、現在でも国内シェアの9割、年間約1億本以上もの生産量を誇り、多様化したデザインで展開している。平成9年には国の伝統的工芸品にも指定され、その歴史だけでなくこれからも残していくべき文化として注目されている。
江戸時代から続くその歴史
金刀比羅宮参詣のお土産として作られたといわれている「丸亀うちわ」の歴史は江戸時代初期にまでさかのぼる。天狗の羽団扇にちなんだ朱色に、金印の入った「渋うちわ」は、その後丸亀藩が藩士の内職に奨励したことから地場産業として発展した。そんな丸亀うちわのいちばんの特徴は、47もの工程を経るという職人技。一本の竹から切り出された骨に、地紙を貼り付けるまで一つひとつが職人の手によるもので、昔ながらのその工程は伝統工芸士などにより受け継がれている。
伝統工芸士などによる実演も
「丸亀うちわ」の魅力は、手に持ってみると驚くほど軽くしなやかで、小さな力でやわらかな風を起こせる点にある。それは真竹を使い、繊維に沿って割れるその性質を巧みに生かしながら繊細な技で一つひとつ骨組みを切り出し、編んで形作ったものに和紙を貼り付けていくからこそだ。館内にある実演コーナーでは現在でも伝統工芸士たちが館内でその技術を披露している。うちわ作り体験もできるので、興味のある人はぜひ事前に問い合わせてみて。
現代の生活に溶け込むデザイン性の高さ
館内をひととおり見学したら、入り口の販売コーナーにも立ち寄ってみよう。大小さまざま、デザインや形もとりどり。多様性に驚かされ、自分好みのひとつを見つける楽しみが湧いてくる。お土産などのプチギフトとしてはもちろん、最近ではキャンプでの火起こし用に買っていくという若年層も増えているそう。もちろんインテリアのアクセントとして飾るのもおすすめ。ぜひ丸亀を訪れた思い出のひとつとして、連れて帰ってみては?
スポット詳細
- 住所
- 香川県丸亀市中津町25-1 地図
- エリア
- 坂出・丸亀エリア
- 電話番号
- 0877247055
- 時間
- 9:30-17:00(最終入館16:30)
- 休業日
- 水(祝日の場合は翌日)、年末年始
- 料金
- [入館料]無料(うちわ体験は有料)
- 駐車場
- あり(20台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
このスポットを紹介している記事
クチコミ
-
- うちわの奥深さを知る
- うちわと言うと、街中でも無料で配られているので、大したイメージは無かったのですが、こちらを訪問して歴史や展開を知ることで、その奥深さを知りました。うちわ作りの実演も見ることができました。職人技です。
-
- いろいろなうちわ
- 駅からは丸亀城とは反対側にあり、10分ぐらい歩きます。中では、職人の方が実際にうちわ作りをしていました。また、展示物はさまざまな形や絵柄のうちわを見ることができます。それほど広くはないので30分ほどの見学時間でした。
-
- うちわのすべてがわかる
- みなと公園で観光スポットを探していて、このミュージアムを発見。閉館時間まであと10分、もう入るのは無理かな?と思いながら、せめてミュージアムの外観だけでもと撮影していたら、「まだ入れますよ」と言われて中へ。立派な展示が奥に見えるのに、入館料無料とは嬉しい。うちわがなぜ丸亀市で作られるようになったか、うちわの製作過程、さまざまなうちわの展示と販売、などなど。工夫のある展示に魅了されました。
TripAdvisorクチコミ評価
もっと見る