丸亀城
天守から瀬戸内海を望む、石垣の名城
市民の生活に今でも密接に関わる丸亀城
丸亀市内を車で走っていると、突如出現する「丸亀城」。標高約66mの亀山の上に築かれた平山城で、別名亀山城とも呼ばれている。内掘内だけでも20万4756平方メートルもの史跡範囲になっており、高くそびえ立つ見事な石垣から石の城とも形容されている。長い歳月を経てもなおそれらの威厳あるたたずまいは凛としてそこにあり、豊かな木々とも見事にマッチしている。天守までの道中も五感を楽しませてくれるので、観光客はもちろん市民の憩いの場として親しまれている。
築城の最高技術を駆使した総構え
1597年(慶長2)生駒親正(いこまちかまさ)、生駒一正(かずまさ)による築城がスタート。城郭だけでなく武家屋敷や城下町までを囲み防御した「総構え」スタイル。その後1615年(元和元)に徳川の天下になり一国一城令が敢行されたことから、高松城を残し丸亀城が廃城にされた。その後1643年(寛永20)から山崎家治が再築したものが現在は残っているとされている。1950年(昭和25)には天守が重要文化財、1957年(昭和32)には大手門が重要文化財となるなど、現在にいたるまで大切に守られてきた。
ちょうど天守を正面に捉える大手二の門。それを支える石垣もやはり美しい
自然と調和した心地良い史跡
堀から足を踏み入れると、2つの大手門がお出迎え。毎日正午に鳴らされる「時太鼓」のある大手一の門、そしてお城の正面に位置する大手二の門。大手一の門をくぐると、急な傾斜の見返り坂がお出迎え。多少息を切らしながら歩を進めると見えてくるのが、「石垣の美」と呼ばれる城のなかでも最も高く美しい三の丸北側の城壁だ。高さ20m以上の扇のこう配は圧巻のたたずまいだ。そこから順路に沿っていくのも良いが、右の小道にそれたところにある「戌亥櫓跡(いぬいやぐらあと)」「月見櫓跡(つきみやぐらあと)」から丸亀市街を見渡してみてほしい。城主はこのような景色から街を毎日見守っていたのかと、思いを馳せずにはいられないはずだ。
各所にある坂は登り切る頃には息切れしてしまうが、とても清々しい景色が待っている
戌亥櫓跡から見下ろす丸亀市街。上から石垣を見下ろすとその急こう配を実感できる
宝物を探すような感覚で散策
最後は山頂の本丸へ。天守の中は大人200円の入場券を購入すれば見学できる。決して大きくはないが、だからこそその天守のすみずみまで重厚感のある造りを間近で見られる。急な階段、そして経年で黒光りする柱や床など、木造ならではの時間の経過を体感できることうけあいだ。実は丸亀城の石垣には密かなサインが隠されているという。採石地を示す数字や記号などの印を残したといわれているので、ぜひ散策がてらそれらを探してみてほしい。
スポット詳細
- 住所
-
香川県丸亀市一番丁
地図
- エリア
- 坂出・丸亀エリア
- 電話番号
- 0877253881
- 時間
- 9:00-16:30(天守最終受付16:00)
- 休業日
- 無休
- 料金
-
【天守入城料】
[大人]200円
[小人(小中学生)]100円 - 駐車場
- あり(50台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 備考
- ※電話番号は、丸亀城内観光案内所に繋がります。
情報提供: ナビタイムジャパン
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