角島

美しい海に架かる長い橋を渡った先にあるフォトジェニックな小島

日本屈指の長さを誇る角島大橋や、ベージュの石を積んで造られたクラシカルな雰囲気の角島灯台など、絶景が数多く見られる角島。南国のようなコバルトブルーの海と白い砂浜が続き、リゾート気分も味わえる。海水浴やキャンプ、釣りなど楽しめるアクティビティも多い。

本土と角島を結ぶ角島大橋は2000年(平成12)11月3日開通 本土と角島を結ぶ角島大橋は2000年(平成12)11月3日開通

万葉集にも詠われた自然豊かな離島

角島は山口県北西部、下関市豊北町の日本海沖約1.5kmに浮かぶ周囲約17kmの島だ。島は全体的になだらかで起伏の少ない丘陵が広がっている。北西端の夢崎と、北東端の牧崎の2つの岬が牛の角に似ていることから名づけられたと伝えられる。歴史に最初に登場するのは奈良時代。平城宮址から出土した木簡をはじめ、『万葉集』にも「角島の瀬戸(せと)のわかめは人のむた荒かりしかど我むたは和海藻(にぎめ)〈詠人知らず〉」と詠まれている。「角島の瀬戸の若女(若い女をワカメにかけている)は、ほかの人といるときはまるで荒藻(あらめ)のようにつっけんどんだけど、私といるときだけは和海藻(にぎめ)のようにやさしかった」という意味だ。歌からは当時から島には豊かさがあったことも伝わってくる。古くから人々を魅了し続けてきた自然が今もいっぱいの角島は、北長門海岸国定公園に指定されている。

汚れのない美しいビーチが広がっている 汚れのない美しいビーチが広がっている

絶景を求めて集まる観光客と島を支える水産業

1993年(平成5)に着工し、2000年(平成12)11月3日に開通した角島大橋。長さ1780mは開通当時、通行無料の橋として日本最長だった。それまで島と本土は片道20分ほどの町営の渡船で結ばれていた。冬場は欠航が多く、孤島化することもたびたびあったという。島の面積は3.84㎢。2021(令和3)年時点の人口は680人ほど。橋の開通は島の人口減少を抑えられなかったが、観光客は急激に増え、年間19万人ほどからなんと100万人台までに伸びている。コバルトブルーの海に延びる橋の絶景が、映画やテレビ番組、CMのロケ地として幾度も使われたためだ。現在は観光地のイメージが強いが、今でも島の経済の中心は実は水産業。周囲は豊かな漁場で、角島沖で釣り上げられ、対岸の「特牛(こっとい)漁港」に水揚げされたケンサキイカだけが名乗れる「下関北浦特牛(しものせききたうらこっとい)イカ」や、高級魚のクエ漁で有名だ。

角島灯台とハマユウ(7月上旬から7月中旬が見頃) 角島灯台とハマユウ(7月上旬から7月中旬が見頃)

牧崎風の公園のダルマ菊(10月末から11月中旬頃が見頃) 牧崎風の公園のダルマ菊(10月末から11月中旬頃が見頃)

島のシンボル角島灯台と季節を彩る野の花

島を代表する観光スポットが角島灯台。1876年(明治9)に日本海側で初めての洋式灯台として稼働を開始した。設計を手がけたのは「灯台の父」と評されるイギリス人技術者のリチャード・ヘンリー・ブラントン。明治初期に建造されて1世紀以上がたつが、今も現役で島の沖を航行する船を見守っている。隣にはかつて灯台守りの宿舎だった「角島灯台旧吏員退息所」を改装した「角島灯台記念館」がある。山口県で最初のレンガ造りの西洋建築物だ。内部の展示からは角島灯台のみならず、日本各地の灯台について学ぶことができる。周囲に整備された「角島灯台公園」には、散策路や広場、展望ギャラリーがある。灯台のある高台のふもとを走る海岸道路沿いにはハマユウ(ハマオモト)の群生地があり、夏になると芳香を放つ可憐な白い花を咲かせる。市の花にも指定されていて、開花に合わせて島を訪れる観光客も多い。また、秋には(10月末から11月中旬)牧崎風の公園でダルマギク、冬には(1月上旬から1月中旬)角島灯台公園周辺でスイセンも咲き誇る。

角島灯台公園周辺のスイセンは1月上旬から1月中旬が見頃 角島灯台公園周辺のスイセンは1月上旬から1月中旬が見頃

「ツノシマクジラ」の骨格標本を見ることができるつのしま自然館 「ツノシマクジラ」の骨格標本を見ることができるつのしま自然館

北長門海岸国定公園に指定された島の大自然に触れる

秋になるとダルマギクが咲く島の最北端「牧崎風の公園」は岩場の多い海岸で、日本海から吹きつける風がつくり出す波しぶきがダイナミック。この一帯では奈良時代から牛の放牧が行われており、公園近くの広々とした牧場では、のんびりと草をはむ牛たちの姿が見られる。角島と萩や長門が含まれる北長門海岸国定公園の自然を学べる「つのしま自然館」もぜひ訪れてみたい。動植物や地質に関する展示があり、特に「ツノシマクジラ」の骨格標本は見逃せない。1998年(平成10)に角島と本土の特牛に挟まれた海域で、船と衝突して死亡した体長約11mのクジラが、国立科学博物館などの研究によりナガスクジラ科の未知の種であることが判明。新種の鯨としてツノシマクジラの一般名で呼ばれるようになり、自然館の目玉となっている。

角島灯台公園に隣接する夢崎波の公園のハマユウ群生地の先にある「夢崎明神」は夕日を眺める絶好のスポット。パワースポットとしても密かな人気 角島灯台公園に隣接する夢崎波の公園のハマユウ群生地の先にある「夢崎明神」は夕日を眺める絶好のスポット。パワースポットとしても密かな人気

スポット詳細

住所
山口県下関市豊北町角島
エリア
下関エリア

情報提供: ナビタイムジャパン

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