武家屋敷

歴史的建造物

塩見縄手の名前の由来となる武士が暮らした屋敷

当主が来客を迎える座敷は、格式を重んじた造り} 当主が来客を迎える座敷は、格式を重んじた造り

江戸期の城下町・松江の面影を今に伝える屋敷。建物の前に広がる「塩見縄手」は、松江城を築城した堀尾吉晴が内堀とともに並行する道路と、侍屋敷を造成してできた通り。この武家屋敷に一時期暮らした塩見小兵衛(しおみこへえ)がのちに異例の栄進をしたことから、これを讃えて名づけられたものだ。屋敷は主屋(しゅおく)、長屋門、塀などからなり、小兵衛のほかにも500-1000石程度の武士が入れ替わり暮らしていたという。現在の武家屋敷は解体調査や資料によって復元されたもの。式台玄関(来客用玄関)がある表側と、裏側の私生活の部分では造りや材料が明確に区別され、公私を厳しく分けた武家の暮らしぶりがうかがえる。飾りを省いた素朴な造りの築山式の庭園からは、質実剛健の気風が見てとれる。式台玄関や座敷で迎えてくれる人形もリアルで、ドキッとするほどだ。

塩見縄手地区のなかほどにある} 塩見縄手地区のなかほどにある

奥方居間に残された鏡台} 奥方居間に残された鏡台

門番や武家の奉公人である中間(ちゅうげん)の住まいとしても使われていた長屋門} 門番や武家の奉公人である中間(ちゅうげん)の住まいとしても使われていた長屋門

スポット詳細

更新日:2024.04.20

住所
島根県松江市北堀町305 map map 地図
電話番号
0852222243
時間
[4/1-9/30]8:30-18:30(入館受付は18:00まで)
[10/1-3/31]8:30-17:00(入館受付は16:30まで)
休業日
年中無休
料金
[入場料]大人310円、小人(小中学生)150円
駐車場
なし
クレジットカード
電子マネー/スマートフォン決済
Wi-Fi
あり
コンセント口
なし
喫煙
不可
英語メニュー
あり(パンフレット)
滞在目安時間
0-30分
乳幼児の入店
ペットの入店
可(庭のみ)
雨の日でも楽しめる
はい
備考
平成28年10月1日-平成30年7月末までの保存修理工事を経て、平成30年8月1日からリニューアルオープンしました。

情報提供: ナビタイムジャパン

クチコミ

  • 残念!
    2.0 投稿日 : 2023.04.05
    時間があったので、松江城入場券とセットで、小泉八雲記念館、武家屋敷入場券があるタイプの券を購入、訪問する。残念ながらこの建物は他県にある武家屋敷をイメージした自分の思いとは大きく違い、特に庭の保存状態が非常に悪く、国宝の天守を見た後だけに残念感が大きくなった。
  • 「塩見縄手」通り沿いにあります。「明治期の図面」をもとに復元されたそうです。
    4.0 投稿日 : 2022.09.08
    「塩見縄手」通り沿いにあります。「明治期の図面」をもとに復元されたそうです。情報看板によると、江戸中期ごろの「武家屋敷」だったそうですが、1733年の「大火」で焼失後、再建、増築を繰り返しながら、最新では、平成28年から「明治期の図面」をもとに復元されて現在に至るそうです。そのためか、とてもきれいで、現在でも住めそうな感じでした。もちろん、江戸中期ごろの雰囲気は十分にありましたよ。特に庭園が良...
  • とても良かった。
    5.0 投稿日 : 2022.04.12
    大岡敏昭さんの著書「武士の絵日記」で武士の住まいについての説明を読んで以来、武家屋敷に興味がありました。個人的には大満足の見学でした。こちらは塀をめぐらした立派な門構えで、部屋数も多く中間部屋まであり、中級以上の武士の住まいと思います。屋台船の船頭さんの説明では今でいうと年収2000万円くらいということです。質素で公私を厳しく分けた居住空間など、当時の武士の暮らしに思いをはせました。

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アクセス

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最寄り

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