広島県立美術館
世界に通じる広島の歴史と文化に触れられるミュージアム
広島にふさわしいたたずまい
広島市の中心部に位置する広島県立美術館は、1968年(昭和43)中国地方初の公立美術館として誕生した。1996年(平成8)に大改装が行われて現在の姿になった。鉄筋4階地下1階。延べ面積は約2万平方メートル、展示面積も4258平方メートルと中四国地方の公立美術館では最大級の規模を誇る。国指定名勝の縮景園(しゅっけいえん)に隣接しているため「都会の中の憩いの空間」が基本コンセプトだ。
開放的な憩いの空間
1階のメインロビーは、3階までの吹き抜けのアトリウム空間。縮景園側は3階までガラス面にしてあり、緑や光にあふれて開放的だ。1階は誰でも入れるフリースペース。総合受付のほか、全国の美術館のチラシなどを置く情報ギャラリー、図書室などがある。ミュージアムショップにはカフェがあり、縮景園に望むイタリアンレストランではディナーやランチを楽しめる。2、3階へは長いエスカレーターに乗って移動する。
所蔵作品展で収蔵品の豊かさに触れる
2階は常設展示室。年4回程度テーマを決めて収蔵作品展を開催している(展示中の作品は公式サイトで確認できる)。作品収集の柱のうち広島県ゆかりでは、日本画の平山郁夫(ひらやまいくお)、奥田元宋(おくだげんそう)、児玉希望(こだまきぼう)、洋画の南薫造(みなみくんぞう)、靉光(あいみつ)などに注目。1920~30年の美術品は、近代西洋絵画を核にした「ひろしま美術館」と、比治山公園の「広島市現代美術館」と合わせて見れば、19世紀半ば以降の美術の流れを概観できるというものだ。ほかにも横山大観(よこやまたいかん)、竹内栖鳳(たけうちせいほう)らの日本画や、平櫛田中(ひらくしでんちゅう)の彫刻。そして、洋画の菅井汲(すがいくみ)や、サルバドール・ダリ、ピカソなど海外作品も含めて充実した内容になっている。3階は企画展示室で、年に5本程度巡回展を含めた特別展を開催している。
スポット詳細
- 住所
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広島県広島市中区上幟町2-22
地図
- エリア
- 広島エリア
- 電話番号
- 0822216246
- 時間
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9:00-17:00(入場は閉館の30分前まで)
※金曜日は時間延長あり - 休業日
- 月(祝、特別展によっては会期中、振替休日は開館)、年末年始(12/25-1/1)
- 料金
- [入館料]一般510円、大学生310円、高校生以下無料(特別展は別料金)
- 駐車場
- あり(45台)
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 縮景園とのセットの入場券がありました
- 広島県立美術館は、縮景園のすぐとなりにありました。縮景園とのセット入場券があるので、縮景園とセットで見学されるとよいと思います。 有料の展示室は2階3階ですが、1階は無料で入ることができるんです。図書室やミュージアムショップ、レストランなどがありました。
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- 広島県立美術館と 縮景園を併せて楽しみました
- 広島の中心街、八丁堀から路面電車に乗って、縮景園前で降りました。縮景園側の交差点に面して建っていたのが、広島県立美術館です。 がっちりとした感じの重厚な建物の美術館です。美術館の後に縮景園に行きましたが、縮景園からも直接アクセスできるようです。 私たちが訪れた10月には、「皇室の美と広島-宮内庁三の丸尚蔵館の名品から-」と名付けられた特別展が行われていました。皇居にある三の丸尚蔵館所蔵の美術...
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- 地元に密着した美術館
- 縮景園のすぐ近くにあります。毎回よい企画展をされています。地下の会場では地元の学校や団体の書道展等が行われていて、地元に密着した美術館です。館内のショップでも地元の特産品が売られています。
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