志波彦神社 鹽竈神社
海の神様が祀られる陸奥国一之宮
港町に鎮座する海の神様
JR本塩釜駅から鹽竈街道を10分ほど歩くと、右手に急角度の長い石段が現れる。ここが通称・男坂(おとこざか)と呼ばれる鹽竈神社の表参道だ。両側に老杉が立ち並ぶ石段は202段あり、暑い季節になると上り切る頃には大粒の汗が流れ落ちる。体力に自信のない人はゆるやかな勾配の女坂(おんなざか)から向かうのがおすすめだ。毎年3月には、荒神輿で知られる「帆手まつり」、4月に「花まつり」、7月に「みなと祭」が開催され、男坂を下りて市内を渡御し、夜には再び男坂を登っていく。
全国にある鹽竈神社の総本社
鹽竈神社の歴史は古く、創建は1200年以上。「陸奥国一之宮」と称される古社で、ここで参拝することを塩竈旅の目的とする人も多い。現在の社殿は、仙台藩4代・伊達綱村が1695年(元禄8)に着工し、5代藩主・伊達吉村の1704年(宝永元)に落成。9年もの歳月をかけて造られた。中門を入って正面には、ひとつの拝殿に左宮・右宮2つの本殿がある。本殿・拝殿・渡殿からなる、全国でも珍しい「三本殿二拝殿」という構成だ。
境内がさまざまな桜に彩られる春
鹽竈神社の主祭神は、別宮に祀られている「鹽土老翁神(しおつちおぢのかみ)」。潮の流れを司る海の道先案内人で、海の神様とされている。あまり知られていないが、別宮から参拝したあとに「左右宮」という流れが正しい順序だ。漁師や漁業関係者が多く参拝することから、魚をお供えする「献魚台」があるのもこの神社ならでは。タイミングが良ければ、別宮脇に設置されている台に魚が奉納されているのを見られるかも知れない。春は県内で有数の桜のスポットとしても知られている。境内に立つのはソメイヨシノ、シダレザクラなど約200本。なかでも国の天然記念物に指定されている鹽竈桜は必見だ。花弁が多いものだと40~60片ほどにも重なる大輪のヤエザクラで、薄紅色の美しい桜を見に毎年多くの花見客が訪れる。
スポット詳細
- 住所
- 宮城県塩竈市一森山1-1 地図
- エリア
- 松島・塩竈エリア
- 電話番号
- 0223671611
- 時間
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[3-10月]5:00-18:00
[11・12月]5:00-17:00
※開門時間は月によって変動する場合あり - 休業日
- 無休
- 駐車場
- あり(300台)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- あり(MIYAGI Free-WiFi)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 茅の輪くぐり
- 鹽竈神社の隣にありますが、あでやかな鹽竈神社に対し、こちらは控えめな感じです。5月中旬、茅の輪くぐりができました。作法もきちんと説明されていました。御朱印は鹽竈神社でいただけます。
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- 鹽竈神社の境内
- 鹽竈神社の境内に当たり由緒書きにも併記されていました。元々別の場所にあった神社のようですが、現在地に遷座された旨が記されていました。鹽竈神社参拝に併せて参拝しるには分かり易い位置関係でした。
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- をあやうく通過しそうになりました
- 鹽竈神社を訪れるために社殿前をあやうく通過しそうになりました。7月下旬は境内中央に茅ノ輪があったので、のぞいたらこちらの神社。きれいに手入れされ、人も少なく気持ちよくすごせる神社でした。ただし、今回目的地鹽竈神社となりなので、申し訳ありませ
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