龍飛崎
日本有数の強風地帯で北端の旅情を感じてみよう
切り立った展望台から津軽海峡を眼下に見下ろす
北海道新幹線のJR奥津軽いまべつ駅からタクシーで津軽半島を北上すること約40分。その途中、山が迫る現在の海岸沿いの道ができたのは、1929年(昭和4)のことだ。それまでの移動は山道か小舟だったという。駐車場から目にすることができる龍飛埼灯台は、1932年(昭和7)に建てられたものだ。47万燭光の明かりは約44km先にも達し、津軽海峡を通る船舶を見守っている。展望台からは、津軽海峡を挟んで下北半島と北海道の松前半島まで見渡せる。一帯は津軽国定公園で、北海道と本州を行き来するカケスやハヤブサなどが羽を休める地になっており、季節によっては多くの野鳥を観察できる。
龍飛崎遊歩道を散策してみよう
龍飛埼灯台前のレストハウスから龍見橋を渡ると広場になっており、ここには津軽要塞重砲兵聯隊竜飛砲台跡や大町桂月(おおまちけいげつ)の文芸碑などがある。その先にある遊歩道を行くと、岬裏の海岸へと降りることができる。標高差約90m、途中「荒々しい岩肌に波が砕ける」「名前は裏海岸だがここに本当の竜飛の素顔がある」と記した看板を見ながら、急な階段をゆっくり降りて海岸へ出よう。周辺には海の浸食でできた崖や奇岩などが連なり、自然の雄大さを感じてしまう。
大音量の歌が流れる津軽海峡冬景色歌謡碑
龍飛崎の手前の高台には、石川さゆりの名曲を記した「津軽海峡冬景色歌謡碑」が立っている。この大きな碑は『津軽海峡・冬景色』が大ヒットした記念にここに建てられたもの。正面の波を模したオブジェの赤いボタンを押すと、「ごらんあれが竜飛岬北のはずれと……」のフレーズが大音響で流れてくる。ここからは津軽海峡や龍飛埼灯台も望めることから、立ち寄って記念写真を撮っていく観光客も多い。
スポット詳細
- 住所
- 青森県東津軽郡外ケ浜町三厩龍浜 地図
- エリア
- 津軽・五所川原エリア
情報提供: ナビタイムジャパン