とおの物語の館
『遠野物語』の昔話の世界を映像と音声で体感できる
物語の世界に浸る昔話の資料館
「とおの物語の館」は、昔話を映像や音声で楽しめる「昔話蔵」、郷土芸能や語り部の昔話を観賞できる「遠野座」があり、いずれも『遠野物語』の世界を堪能できる。昔話蔵は、かつて造り酒屋であった蔵を改築。民俗学者・佐々木喜善が柳田國男に話したであろう、遠野に語り継がれてきた昔話を映像や音声で紹介。シアターや映像ライブラリー、絵本コーナーや、佐々木喜善の紹介展示もある。「遠野座」は遠野の文化を見て聞いて楽しめる劇場空間。遠野の語り部が素朴な温かみのある方言で語る昔話は、都会で暮らす若い人にとっては別世界のことのように感じるかもしれない。そのほか、神楽をはじめ遠野の地で大切に受け継がれてきた多彩な郷土芸能を観賞できる。
柳田國男の足跡をたどろう
ここには、『遠野物語』の著者、柳田國男が遠野に滞在した際に宿泊した「旧高善旅館」と、晩年を過ごした「旧柳田國男隠居所」が移築保存されている。明治から昭和にかけて、遠野を代表する旅館であった高善旅館は、柳田國男をはじめ、折口信夫、ネフスキーなどが宿泊し、民俗学調査の拠点となっていたことから、『遠野物語』に深い関わりのある宿として、ここに移築されたのだ。現在では、柳田國男の生涯と、遠野での足跡を展示紹介する場となっている。旧柳田國男隠居所は柳田國男が妻と共に晩年を過ごした東京都世田谷区成城にあった家。旧高善旅館と同様、ここに移築されたのち、柳田國男の功績や著作などが展示されている。
城下町、遠野を知ろう
とおの物語の館からわずか徒歩1分のところにある「遠野城下町資料館」にもぜひ立ち寄っておきたい。ここは「とおのまちなかギャラリー」の一角にある、江戸時代の遠野の姿を紹介する施設。交易の拠点として栄えた遠野の往時の様子が、詳しく解説されている。とおの物語の館との共通券もあり、お得に観光を楽しめる。小腹が空いたらとおの物語の館に併設する「ばんがり伊藤家店」で食事をするのもおすすめ。この店は民俗学者、佐々木喜善の生家を利用しており、武家屋敷のような趣のある店内で、そばや丼などをいただける。
スポット詳細
- 住所
- 岩手県遠野市中央通り2-11
- エリア
- 花巻・遠野エリア
- 電話番号
- 0198627887
- 時間
- 9:00-17:00
- 休業日
- 無休(2月中旬頃メンテナンス休館あり)
- 料金
-
[入館料]大人510円、高校生以下210円
※とおの物語の館、城下町資料館2館共通
※団体予約必要(別途料金)
※障がい者と同数の介護者は無料(要障がい者手帳)
※アプリ「ミライロID」も使用可能 - 駐車場
- あり(20台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
-
【昼】1-1,000円
【夜】1-1,000円 - 滞在目安時間
- 0-30分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン