白虎隊記念館

記念館

3.5

会津若松エリア

戊辰戦争で散った白虎隊や会津藩の歴史を学べる民営の資料館

白虎隊記念館の外観。右に立つのは生存者の1人である酒井峰治(さかいみねじ)と愛犬クマの銅像

幕末の戊辰戦争で若い命を散らした会津藩の白虎隊。その自刃の地である飯盛山の麓に、会津若松出身の弁護士・早川喜代次(はやかわきよじ)が、白虎隊をはじめとする会津藩の歴史を後世に伝えたいという想いから、1956年(昭和31)に私財を投じて造った民営の資料館だ。白虎隊関連の資料では、12歳で鶴ヶ城の籠城戦に参加した画家・佐野石峰(さのせきほう)筆の『白虎隊自刃の図』や、飯盛山で自刃した津川喜代美(つがわきよみ)、自刃前に隊からはぐれて生き延びた酒井峰治(さかいみねじ)の手記などが見どころ。当時の悲惨な歴史や隊員たちの無念を思うと涙を禁じえない。ほかにも、戊辰戦争に関するさまざまな史料やジオラマなどの展示物、9代会津藩主松平容保(まつだいらかたもり)公、松平照(まつだいらてる)、萱野権兵衛(かやのごんべい)、横山主税(よこやまちから)、北原雅長(きたはらまさなが)、新島八重(にいじまやえ)ら会津藩関係者の史料、新撰組の近藤勇(こんどういさみ)や西軍総督岩倉具定(いわくらともさだ)といった有名諸将、文人の徳富蘇峰(とくとみそほう)や『荒城の月』の作詞者・土井晩翠(どいばんすい)など同館の創立者と親交のあった人物ゆかりの品など、約1万2000点を展示。会津若松の歴史や文化を深く学べる場となっている。

佐野石峰筆の『白虎隊自刃の図』。佐野家が保管していた3幅のうちの貴重な1幅を間近で見られる

新政府軍が会津藩を攻めるのに使ったフランス製の大砲(実物は砲身のみ)。小田山から鶴ヶ城を砲撃したのと同種だという

会津藩士横山主税が1867年(慶応3)に渡欧したときに幕府が発行したパスポート(実物)。年齢や身長、顔の特徴などが文字で記されている

スポット詳細

住所: 福島県会津若松市一箕町八幡字弁天下33 地図
エリア: 会津若松エリア
電話番号: 0242249170
時間: 9:00-16:00(最終入館15:30)
休業日: 火(祝の場合は開館)
料金: 【入館料】
[大人]400円
[高校生]300円
[小・中学生]200円
※団体料金あり
駐車場: あり(30台)
クレジットカード: 不可
電子マネー/スマートフォン決済: 不可
Wi-Fi: なし
コンセント口: なし
喫煙: 不可(全館禁煙)
平均予算: 【昼】1-1,000円
滞在目安時間: 0-30分
車椅子での入店: 可(2階へは階段のみ※エレベーターはなし)
乳幼児の入店: 可

情報提供：ナビタイムジャパン

クチコミ

白虎隊の悲しい歴史

投稿日 : 2022.09.25

幾度となくドラマや映画になった、白虎隊の悲しい歴史を資料と共に振り返ることができます。悲しくて辛い歴史ですが、ここで知ることが出来て本当に良かったなと思える場所です。
飯盛山の下の方にあります

投稿日 : 2021.05.23

飯盛山には白虎隊に関係する観光資源が山頂付近もしくはそこから少し下った場所にありますが、白虎隊記念館だけ山の入口近くにあります。私は飯盛山山頂まで「歩く歩道」を使って登り、下山するまでに白虎隊について学んでしまったために、博物館はお腹いっぱいで入場しなかったです。飯盛山に自力で登って観光される方は、最初にこちらの記念館で白虎隊のことを学んでから山を登られると、山頂付近で見られる石碑やお墓の意味...
残念な資料館

投稿日 : 2021.03.22

自刃した白虎隊十九士の墓がある飯盛山の登り口にある。１階は、白虎隊関連の資料や著名な会津藩士、戊辰戦争に関わる資料が展示されている。展示といえば聞こえは良いが、資料があふれんばかりに並べられ、さらに説明文が手書きなので見にくいこと甚だしい。貴重な資料も多いので、展示品や資料を整理して説明パネルを読みやすくするなどすればかなり良くなると思う。２階では、白虎隊のアニメビデオが上映されていいるがこれまた...