会津武家屋敷
城下町にあった武家屋敷を見事に再現したサムライの歴史館
歴史を語る武家屋敷に武士の暮らしをしのぶ
会津藩23万石の家老西郷頼母邸を中心に、頼母の養子で小説『姿三四郎』のモデルとなった西郷四郎像、坂本竜馬を斬ったといわれる佐々木只三郎の墓のほか、江戸時代の役所であった旧中畑陣屋(県の重要文化財)、数奇屋風茶室、藩米精米所、資料館などが総面積約2万3141平方メートルの広大な敷地に立ち並ぶ。江戸から幕末かけての会津の歴史や文化を一挙に学べる壮観なミュージアムといえよう。西郷家邸宅は幕末の戊辰戦争で焼失したが、2年の歳月をかけ1975年(昭和50)に現在の地に復元され、後世に伝えられている。同じ敷地内には、会津のお土産ショップや喫茶店、郷土料理のレストランも併設している。ちなみに武家屋敷の裏山には国の史跡松平家墓所があり、2世紀にわたる会津藩歴代の殿様が祀られている。
厳かな武家の雰囲気に包まれる西郷頼母邸
当時の邸宅は鶴ヶ城のすぐ北側、鶴ヶ城北出丸大通りにあった。会津藩23万石の家老のお屋敷は壮大な和様建築で、敷地面積7603平方メートル、建築面積926平方メートルに及び家老屋敷を再現したものとして珍しく邸宅の中に入って見学できる。38もの各室には調度品が置かれ、当時の上級武士の暮らしがよくわかる。また鶴ヶ城龍城戦の際、頼母の妻である千重子が西軍の城内侵入を目前にすると、屋敷に居合わせた家族や親戚21人と自刃した話が人形によって再現されているが、このとき千重子は「敵のはずかしめをうけず」という相当の覚悟で、着物が乱れないように足を縛って自害したといわれている。
会津を支えた家老、西郷頼母という人
西郷家は会津藩松平家譜代の家臣で代々家老職を務めた家柄で、長男の頼母は33歳で家老となり藩主松平容保(まつだいらかたもり)に仕えた。容保の京都守護職拝命では時局の大勢を予見し猛反対したため家老職を解かれる。戊辰戦争が始まり再び家老に復帰するが、戦争の回避を主張し続けた頼母は交戦派から敬遠され再び退く。いよいよ鶴ヶ城籠城戦に入っても頼母の和議恭順説は変わらず、激しい反発を受け城を去った。維新後は各地の神社の神官を務め、日光東照宮の宮司であった旧主君の松平容保と運命的な再会を果たす。晩年は故郷若松に戻りその地にて没する。享年73歳。
体験で会津のものづくり文化に触れてみる
子どもから大人まで短い時間で楽しく学べる「手作り体験館」がある。赤べことは会津の郷土玩具のことで、家内安全、疫病除けの民芸品として親しまれてきた。その赤い牛に絵付け体験を楽しめる。また「七転び八起き」を表した起き上がり小法師(こぼし)は、毎年1月10日の市に家族の人数より1つ多く買って1年間神棚に飾る慣わしがある。ここでは大きいサイズの起き上がり小法師に好きな絵柄を描いて楽しむ体験も。そのほかにガラス絵彫りや小学生でも体験できる弓道も。これらの体験には空きがあれば当日申し込みもできるが、予約しておくほうが安心だ。また見学しながら会津の歴史について答えるクイズカードもあり全問正解すれば記念品をもらえるので窓口で申し込んでみて。
スポット詳細
- 住所
- 福島県会津若松市東山町大字石山字院内1 地図
- エリア
- 会津若松エリア
- 電話番号
- 0242282525
- 時間
-
[4-11月]8:30-17:00
[12-3月]9:00-16:30 - 休業日
- 無休
- 料金
-
【入館料】
[大人]850円
[中高生]550円
[小学生]450円 - 駐車場
- あり(100台)
- クレジットカード
- 可(VISA、JCB、AMEX)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(Suica)
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
- 【昼】1-1,000円
- 滞在目安時間
- 60-120分
- 車椅子での入店
- 可(歴史観覧ゾーンは石段・砂利・敷石あり)
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 武家屋敷併設のレストラン
- 会津若松の名物料理をあれこれ食べたくてセットメニューがあるお店を探していたところ、会津武家屋敷に併設されたレストランにそういうメニューがあったので訪ねました。わっぱ飯、会津蕎麦、こづゆ、棒鱈煮付け、にしんの山椒煮など食べたいと思っていたものが揃っていました。一緒に地酒をいただけば完璧です!武家屋敷見学に合わせて是非オススメです。
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- 家老屋敷を中心とした施設です
- 戊辰戦争で亡くなった西郷頼母の家老屋敷を再現しています。38室もあり、見学ルート沿いの部屋には、説明文と人形が配されていました。西郷頼母の後を追って自害した妻と子供たちの人形は迫力がありました。
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- わっぱ飯は熱々でしたが・・・
- 食堂の名前は「九曜亭」、飯盛山や東山温泉に近い観光施設「会津武家屋敷」の中にあります。注文した「春の御膳」は、私の記憶史上最も冷たい天ぷらも並びましたが、熱々のわっぱめしや団子汁鍋は、やや濃い目の味付けながらホッとしました。団子汁鍋に少しでもお肉類が入っていると良かったのですが・・・。小鉢と甘味も付きました。
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