尖閣湾揚島遊園
北欧のフィヨルドに匹敵? 荒波がつくった自然の造形美、尖閣湾
北欧ノルウェーのフィヨルドに匹敵するほどの美しさ
両津港から車で約1時間。尖閣湾は長さ約3㎞にわたる5つの小湾の総称で、揚島遊園は第5景「揚島峡湾(あげしまきょうわん」に当たる。園内の展望台からは30m級の尖塔状の断崖の連なりを見渡すことができる。また海中透視船では下から尖閣湾の第2景から第5景の大パノラマが見え、違った角度からそのダイナミックな景色を楽しむことができる。この尖閣湾という名は北欧ノルウェーのフィヨルドにも匹敵する美しい景観だということで、1932年(昭和7)、地質学者湧水鉄五郎(わきみずてつごろう)博士によって名づけられた。入り口から入り、食堂とお土産コーナーを見ながらチケットコーナーへ行こう。
地球がつくる大地の公園、ジオパークを思う存分楽しもう!
揚島遊園(あげしまゆうえん)に入園すると、潮の香りが風に乗って運ばれてくる。どこからともなく佐渡おけさなどの佐渡の民謡が聞こえてきて、のんびりとした気分にさせてくれる。歩きやすく整備された歩道を歩いていると、左手に湾を上から見られる場所があるので、見下ろしてみよう。特に夏は海の中の海藻がなくなり、透明度が増しかなりの深さまで透き通って見える。海面から15mの高さにある遊仙橋から景色を眺めると、崖と広く平らになった田んぼが目に入ってくる。この辺りは海成段丘といって、海底だったところが隆起により陸地になった階段状の地形。地球がつくり出したダイナミックな造形だ。
壮大な大パノラマ、秘境感のある景色
遊仙橋(ゆうせんきょう)を渡り揚島に到着。ここは一周ぐるりと歩けるようになっていて、岩の質感など間近に見ることができ、岩石好きでなくとも楽しい。この辺りの岩はマグマが冷えて固まってできた「流紋岩(りゅうもんがん)」といわれる縞模様が特徴だ。この縞模様に沿ってはがれやすい性質があるため、尖閣湾は波や風で浸食される以上に切り立った風景になった。展望台では景勝地尖閣湾の大パノラマを一望することができる。海中透視船と崖とを比べて見ると、いかに崖が高いかわかるだろう。5~6月であれば、黒っぽい岩のわずかな緑に、明るいオレンジのイワユリや黄色いトビシマカンゾウを見つけることができる。
海の中の絶景を見られる海中透視船!
展望台を後に遊仙橋を再び渡り、橋の脇にある階段を下りる。洞窟を越えると海中透視船の乗り場だ。ここまで来たのだから海中透視船への乗船をぜひおすすめする。入り口で乗船券を買い忘れても、乗り場で購入が可能。乗り場に着くと船内で売られているエサを狙うたくさんのウミネコが待ち構えている。ちなみにウミネコと普通のカモメの見分け方のポイントはクチバシと季節だ。どちらもクチバシは黄色いがウミネコはその先端にかけて黒くなり突端は赤い。普通のカモメは渡り鳥で飛来する季節は限られているので、ここで見られるのはほとんどウミネコである。15分ごとに出航する船に乗り込み、ウミネコとともに尖閣湾の遊覧に出よう!
スポット詳細
- 住所
- 新潟県佐渡市北狄1561 地図
- エリア
- 佐渡エリア
- 電話番号
- 0259752311
- 時間
-
[3-4月]8:30-17:00
[5-9月]8:30-17:30
[10月]8:30-17:00
[11月]8:30-16:30
[12-2月]8:30-16:30 - 休業日
- 12月-2月、他無休
- 料金
-
[入場料]大人500円、小人300円
[乗船料(入場料含む)]大人1,400円、小人800円 - 駐車場
-
あり(150台)
※無料 - クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(Suica、PASMO、QUICPay、nanaco、WAON、楽天Edy、PayPay、LINE Pay、ALIPAY)
- Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- あり(園内休憩所内に10口)
- 喫煙
- 可(入口の外および展望台裏)
- 英語メニュー
- あり
- 平均予算
- 【昼】1,001-3,000円
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可(貸出あり 2台)
- 乳幼児の入店
- 可
- ペットの入店
- 可(他のお客様のご迷惑にならないようお願いします)
- 雨の日でも楽しめる
- はい(貸傘あり)
情報提供: ナビタイムジャパン