あずきミュージアム
「あずき愛」があふれるあずきをテーマにした博物館へ
世界初のあずきのみを扱った博物館
1950年(昭和25)創業の回転焼の老舗、御座候(ござそうろう)。その本社工場の隣に開設されたあずきミュージアムは、餡の原料であるあずきの博物館だ。日本人の生活に欠かせない食べ物であったあずきに焦点を当て、あずき文化の伝統を継承し、広めていきたいという目的で開設された。敷地内に入るとあずきの原産地である東アジアの照葉樹林帯をイメージした緑あふれる庭園が広がり、水辺の小道の先にあずき色の外壁の博物館が現れる。
正12角形の建物にあずきの世界が広がる
館内で目を引くのが、中央にそびえ立つあずき「エリモショウズ」の10倍模型だ。見上げる見学者がまるで虫になったような錯覚を覚える。「エリモショウズ」は御座候の餡の原料にもなっている北海道あずき品種で、現在はさらに品種改良された「紫さやか」も誕生しているという。1階から2階へ正12角形の建物をぐるりと回りながら順路が続き、生態や栽培法、歴史、文化、風習などさまざまな切り口からあずきを探求する充実した展示内容になっている。あずきのルーツをたどるジオラマ映像や「あずき物語」を上映するハイビジョンシアターも見逃せない。
館内レストランでお赤飯やぜんざいを
中2階には窓から庭園を望めるレストランがあり、ミュージアム見学の合間にひと息入れるには絶好の場所。いちばん人気のメニューは、赤いあずきと貴重な白あずきの両方を味わえる「紅白ぜんざい」。あずきの風味を味わい尽くす「あずき御膳」や餅米だけで蒸しあげた「お赤飯」など、すべてあずきを使ったメニューを提供している。1階にはあんこを使ったお菓子作りを体験できる調理体験室や、あずきにちなんだオリジナルグッズを販売するミュージアムショップもある。
工場見学や看板商品の売り場も
あずきミュージアムに隣接する工場では、製餡工場の見学も行っている。午前中に1回、見学時間は約30分(事前予約制)。この工場で製造された餡が全国の店舗に発送されていくという。敷地内の工場ショップでは、できたての御座候(回転焼)をその場で頰張ることができる。注文を受けてから焼かれるので、外側がパリッとした食感だ。あんこは甘さ控えめで、あずき本来の味を楽しめる。半日かけて、あずきの魅力にたっぷりと浸ることができるこの施設。時間に余裕をもって訪ねるといいだろう。
スポット詳細
- 住所
- 兵庫県姫路市阿保甲611-1 地図
- エリア
- 播磨(姫路・龍野・赤穂)エリア
- 電話番号
- 0792822380
- 時間
- [通常]10:00-17:00
- 休業日
- 火、年末年始
- 料金
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【入館料】
[高校生以上]1,200円
[中学生]600円
[小学生]600円 - 駐車場
- あり(60台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
- 【昼】1,001-3,000円
- 滞在目安時間
- 60-120分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 専門性が高いミュージアム
- 御座候の工場隣接のミュージアムです。内容はとにかく本格的です。あずきの生態や歴史、育種、文化に至るまで、網羅的に展示されています。専門家の先生のアドバイスの元に作ったそうで、創業者のあずきへの愛と感謝の思いを感じ取れます。生物系の専門家にこそぜひ訪ねて欲しい場所ですね。小さなお子様も学習しやすい展示と内容でお勧めします。食堂はミュージアムの入館料なしでも利用できます。あずきを使った料理が楽しめ...
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- 御座候販売
- あずきミュージアムの売店で御座候の焼きたてがたべれます。持ち帰り用に赤葦を5個と焼きたてを1個買いました。焼きたては非常においしくて、ペロッと食べられます。お茶を50円で買って食べました。ミュージアムの入口でストラップなどを売ってます。入館は有料です。
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- 奥深いあずきの世界
- 姫路駅から徒歩10分程度にある、御座候のあずきへの想いが詰められている場所です。一歩敷地内に踏み込むと、高原のリゾート地を思わせるような清々しい庭園が広がっています。ベンチに座って庭を眺めているだけで時間を忘れてしまうくらい落ち着いた気分になります。ミュージアムショップは小規模ながら、ユニークな商品が多々あります。写真は「赤あん」を模したクリップセットです。あずき色のクリップにはなかなか...
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