立雲峡
雲海に浮かぶ「天空の城」の展望スポット
天空の城を見られる絶好のビューポイント
海抜757mの朝来山(あさごやま)の中腹にある県立の自然公園。竹田城跡の対岸の山にあり、春は桜、夏は青紅葉、秋は雲海、冬は雪景色に城跡が染まる風景を眺められる絶好のスポットだ。園内には4つの展望台があり、最も高い標高約420mから竹田城を見下ろせる第1展望台、公園の中間に位置する標高350mの第2展望台、そして、駐車場近辺に位置し気軽にアクセスできる標高300mの第3展望台、さらに第1展望台よりも標高の高い場所に誕生した、8段の新展望台「立雲峡テラス」からの見晴らしもすばらしい。さらに、その最上部に「光の道」モニュメントが設置され、モニュメントごしに竹田城跡まで光の道が続いているように見える。第2展望台の周辺には、樹齢300年の老桜の群生地が広がるため、桜の季節に写真撮影をする場合は、第2展望台から撮影するのがおすすめ。
竹田城跡の絶景「雲海」が見られる条件とは?
竹田城跡が雲に包まれたように見える雲海は、一度は見たい絶景。雲海とは、特定の地形で放射冷却が起こり、発生した霞が海のように広がる風景のこと。その現象が発生しやすいのは、9-11月。特に10-11月は雲海が出やすいとされるが、明け方から午前8時頃までのピンポイントの時間しか出現しないというレアな現象だ。雲海が出るためには、前日の夜から気温が下がり日中との気温差が10度以上、よく晴れた風のない日、前日から湿度が高い日、という3つの条件がそろわなければならない。訪れる前には事前にウェブサイトで情報をチェックするのがおすすめ。必ず見られる景色ではないが、幻想的な風景に出合えたときは感動もひとしおだ。
駐車場から第1展望台までは徒歩40分
専用の無料駐車場に車を停めて、展望台までは山道を登って向かおう。駐車場から第3展望台はまでは約5分。そこから愛宕神社の鳥居を目印に第2展望台を目指せば、駐車場からは約15分、第3展望台からは約10分で第2展望台へ到着する。そして、最もよく竹田城跡を見渡せる第1展望台は駐車場から徒歩約40分と険しい道のりとなる。道中には、「竜神の滝」や落ちそうで落ちない崖に生える「崖上桜」、巨石「夫婦槍」などが点在し見どころ満載で楽しく山登りできるはず。ただし、秋冬の早朝の立雲峡は真っ暗なため、懐中電灯など足元を照らすライトは忘れずに。
スポット詳細
- 住所
- 兵庫県朝来市和田山町竹田
- エリア
- 但馬・城崎エリア
- 電話番号
- 0796742120
- 料金
- [環境整備協力金]大人(高校生以上)300円
- 駐車場
- あり(50台)
情報提供: ナビタイムジャパン