篠山城跡

城/城址

江戸時代の姿を完全再現し復元した大書院

篠山城とほぼ同時に建てられた「篠山城大書院」。藩の公式行事などに使用された建物は、明治の廃城令後も城建物のなかで唯一残された貴重な建築物。城跡から読み取れる往時の歴史に思いを馳せよう。

おもに藩主の生活場所だった二の丸御殿跡と大書院 おもに藩主の生活場所だった二の丸御殿跡と大書院

篠山城跡に再建された「篠山城大書院」

1609年(慶長14)に、徳川家康によって篠山盆地に築城された「篠山城」。豊臣秀吉の居城「大阪城」の包囲と豊臣家ゆかりの西日本の諸大名を抑えることを目的に築かれ、松平八代と青山家六代の居城として栄えた。1871年(明治4)に廃城したが、「篠山城大書院」のみが残され、小学校や女学校、公会堂として活用されていた。しかし1944年(昭和19)の火災により焼失。その後、地元の人々の願いにより、2000年(平成12)に古絵図や古写真、発掘などの調査に基づいて復元再建された。現在は城跡一帯に約900本の桜が咲く花見の名所としても知られている。

石碑を目印として、ここから城跡や大書院へ 石碑を目印として、ここから城跡や大書院へ

京都・二条城の第一級の建築に匹敵する

天守が築かれなかった篠山城では、大書院を政治の中心として使用していた。木造建築として壮大な規模を誇る大書院は、現存する同様の建物としては京都・二条城の二の丸御殿にある「遠侍」に極めて似ている。その二条城の「遠侍」とは、将軍が上洛したときの宿所となった第一級の建物のこと。将軍が宿泊した格式高い御殿と似ているということから、篠山城大書院は一大名の書院としては破格の規模を誇り、篠山城の地位の高さをうかがい知ることができる。

枡形を抜けると「篠山城大書院」が見えてくる 枡形を抜けると「篠山城大書院」が見えてくる

見どころは最も格式の高い部屋であった「上段之間」

大書院にある8つの部屋のなかでも、最も格式の高い部屋であった「上段之間」は、足をとめてゆっくりと見学したい。大床、付書院、天袋、違棚などが整っており、慶長年間の代表的な書院造りといわれる設(しつら)えを見ることができる。往時の雰囲気を再現するため、江戸時代初期の狩野派絵師が描いた屏風絵を障壁画として転用している点にも着目したい。ほかにも注目したいのが、上段之間の張台構の裏側にある5畳ほどの武者隠しの間。家来の武士が控え、主人に危険が迫ったときに飛び出して救うといわれる部屋だ。

ドラマの撮影にも使用されたことのある「上段之間」 ドラマの撮影にも使用されたことのある「上段之間」

「日本100名城」に選定された篠山城を散策

築城の名人といわれる伊勢津藩の初代藩主・藤堂高虎が縄張奉行、姫路城主の池田輝政が普請総奉行として指揮を執り、わずか半年足らずで完成した篠山城。城内には、敵軍の侵入を防ぐための仕掛けが数々残っている。なかでも、侵入した敵軍の動きを妨げるための方形の広場「枡形(ますがた)」や、非常時には埋めて侵入を遮断するという「埋門(うずみもん)」などに注目を。埋門付近には池田輝政のものと言われる刻印が今も残り、石垣群には200種類以上の刻印が残るといわれている。刻印探しをしながら城跡を巡るのもおもしろいだろう。城跡を散策後は、城下町にも足を延ばし、歴史的建造物を改装したホテルなどを巡ろう。

敵軍の侵入を妨げる「枡形 敵軍の侵入を妨げる「枡形

埋門のそばにある石垣の刻印「三左内」。池田輝政の別名「三左衛門」を示すと言われている 埋門のそばにある石垣の刻印「三左内」。池田輝政の別名「三左衛門」を示すと言われている

城下町にある「篠山城下町ホテルNIPPONIA」へも訪れよう 城下町にある「篠山城下町ホテルNIPPONIA」へも訪れよう

スポット詳細

住所
兵庫県丹波篠山市北新町2-3
電話番号
0795524500
時間
9:00-17:00(最終受付16:30)
休業日
月(祝の場合は翌日)
料金
入城無料
[大書院]大人400円、高大学生200円、小中学生100円、乳幼児無料
[丹波篠山市立青山歴史村・丹波篠山市立歴史美術館・武家屋敷安間家史料館4館共通券]600円
※歴史美術館特別展開催中は料金変更あり
駐車場
なし
※最寄駐車場は三の丸西駐車場(350台/1回200円)
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
あり(FREE_ohsyoin01)
コンセント口
なし
喫煙
不可
平均予算
【昼】1-1,000円
滞在目安時間
30-60分
車椅子での入店
乳幼児の入店
雨の日でも楽しめる
はい

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 広い
    3.0 投稿日:2021.01.17
    天守閣などないのでとても広く感じます。お城の中(内堀の中)まで車で入っていけて駐車できるのが、かなりユニークだと思いました。
  • 日本百名城 -丹波篠山城-
    3.0 投稿日:2020.11.29
    大阪の豊臣家包囲網の為に家康が築いたお城。外観上はあまり印象に残るものがありませんでしたが、その戦略的意義が説明を読んでいて面白いと思いました。見どころの一つである大書院が訪問時見学できなかったのは残念でした。
  • 大書院
    4.0 投稿日:2020.11.12
    御城印が目当てで再訪しました。秋晴れだったので観光客で賑わってました。史実に基づいて再現された大書院は、資料館とギャラリーの役割を担っていてぐるりと建物内を一周しました。戦国武将の武具が展示されていました。御城印も購入しました。

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