北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)

歴史的建造物

北海道の歴史を伝える「赤れんが庁舎」は、都会のオアシス的存在

明治時代に建てられた、北海道を代表する歴史的建造物「北海道庁旧本庁舎」。街の中心部にあるとは思えないほど緑豊かな前庭を有し、近くで働くオフィスワーカーたちの憩いの場にもなっている。

約250万個のレンガを使っているという北海道庁旧本庁舎} 約250万個のレンガを使っているという北海道庁旧本庁舎

赤れんが庁舎は北海道のシンボル

高層ビルが立ち並ぶなかに、突如現れる緑の森とレンガの建物。「赤れんが庁舎」という呼び名で、道民に親しまれている「北海道庁旧本庁舎」である。JR札幌駅からも、地下鉄大通駅からも徒歩約5分という中心部にあり、多くの人が日々通勤や買い物の際、赤れんが庁舎を目にしている。すぐそばには、「赤れんがテラス」「NOASIS3.4」「シタッテサッポロ」など、オフィスと飲食関連の商業施設が入った複合ビルが数多くあり、いつも賑わっている。

通りを挟んで向かい側には北3条広場があり、その両サイドにはビルが並ぶ} 通りを挟んで向かい側には北3条広場があり、その両サイドにはビルが並ぶ

未来へ語り継がれる歴史ある建物

1888年(明治21)に建てられた赤れんが庁舎、当時は鹿鳴館と並ぶ国内有数の大きな建造物であった。アメリカ風ネオ・バロック様式のレンガ造りで、国の重要文化財にも指定されている。1909年(明治42)の火災で、庁舎の内部や屋根を焼失したが、外周のレンガには損傷がなく、1911年(明治44)に再建。その際、当初あったてっぺんの八角塔は設置されなかった。北海道100年の1968年(昭和43)、新庁舎が誕生して庁舎の機能が移る際、創建当時の形を未来へ残すため、八角塔があった創建当時の姿に戻した。

復元された八角塔。手前には星のマークが施されている} 復元された八角塔。手前には星のマークが施されている

新たな発信拠点となるべく、改修工事中

赤れんが庁舎の前庭には、1000本近くの木々が植えられており、大きな池も2つある。樹木は、ハルニレ、ポプラ、イチョウ、サトザクラ、シラカンバ、ナナカマドなど、その種類は約100種にものぼり、四季折々の眺めを楽しめる。以前は館内に入ることができたが、2019年(令和元)10月からリニューアル工事に入り、2022年(令和4)時点では入ることができないが、仮設見学施設を公開準備中なので公式ウェブサイトで確認のこと。この改修を機に、フロアごとに「歴史と文化」「地域情報とにぎわい」「創造と交流」というテーマを設けることが決定している。2025年(令和7)にはすべての工事が完了予定だ。

緑あふれる旧庁舎の前庭。昼休みにはここでくつろぐ人の姿もよく見かける} 緑あふれる旧庁舎の前庭。昼休みにはここでくつろぐ人の姿もよく見かける

池のコガモたちが市民の心をいやしてくれる(写真提供:カピケーラ)} 池のコガモたちが市民の心をいやしてくれる(写真提供:カピケーラ)

スポット詳細

住所
北海道札幌市中央区北3条西6 map map 地図
電話番号
0112045019
時間
8:45-18:00(現在改修工事中。令和7年度にリニューアルオープン予定。)
※仮設見学施設は令和6年5月上旬まで公開予定です。
仮設見学施設開館時間 8:45-18:00(最終入館時間 17:50)
休業日
[仮設見学施設]年末年始(12/29-1/3)
料金
無料
駐車場
なし
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
不可
英語メニュー
あり(英語版パンフレットがあります。)
滞在目安時間
30-60分
車椅子での入店
可(施設内にはエレベータがあります。)
乳幼児の入店
備考
※令和7年(2025年)まで北海道庁旧本庁舎改修工事のため閉館。仮設見学施設は令和6年5月上旬まで公開予定。

情報提供: ナビタイムジャパン

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アクセス

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