鷲宮神社
関東最古の大社はアニメ『らき☆すた』の聖地
紀元前から続く出雲ゆかりの「関東最古の大社」
鷲宮駅東口から約8分、河津桜が並ぶ青毛堀川を渡って少し歩くと見えてくるのが、関東最古の大社と言われる「鷲宮神社」だ。社伝によれば神代の昔、天穂日命(あめのほひのみこと)と息子の武夷鳥命(たけひなとりのみこと)が、出雲大社の祭神として有名な大己貴命(おおなむちのみこと)を祀ったことが始まり。神社の主祭神は天穂日命と武夷鳥命を加えた3柱で、ご利益は大己貴命が家内安全・縁結び・開運招福・病気平癒、天穂日命が商売繁盛・出世金運・厄除消除、武夷鳥命が交通安全(水陸空)と多岐にわたる。
境内や鎮守の森をゆっくり散策しよう
広い境内をゆっくり歩くと見えてくる拝殿で参拝したあとは、真向かいにある神楽殿を見学しよう。祭りの際には国指定重要無形民俗文化財の「鷲宮催馬楽神楽」を鑑賞できる。そのあとは境内や鎮守の森にある10の摂末社を巡りたい。特に森のなかは別世界のように静かなのでのんびり散策するのにおすすめだ。なお、鷲宮神社は「酉の市」の起源の神社としても有名で、境内の禽舎では鶏が飼育されている。社伝によれば、12月の初申の日に開催される「御巡拝祭」の前日祭として、酉の日に収穫した穀物を大己貴命に祀った収穫祭が酉の市のもとになったという。
龍神が棲む「光天之池」
鷲宮神社で必ず訪れてほしいのが、参道沿いの龍神が棲むパワースポット「光天之池」。池はもともと古くから龍神が棲むと伝わっていたが、長い年月のうちに雨風の影響で埋まってしまっていた。このため1999年(平成11)に池を復元しようと整備を始めたところ、土砂搬出中に池から湧き水があふれ、龍のような雲が空を覆ったという。池の名前はこの際に「天まで光り輝くような池」という神託が下ったことから。池のすぐ横には招福除災のご利益がある「御池社」があるが、池の近くには近づけないため遠くから参拝しよう。
アニメ『らき☆すた』の聖地としても名高い
鷲宮神社はアニメ『らき☆すた』の登場人物である柊かがみとつかさの双子姉妹が住む神社のモデルになっており、アニメのファンが聖地巡礼で訪れている。境内の絵馬をかける場所にはアニメキャラクターの描かれた絵馬の姿が今もある。アニメのオープニングの映像に登場した神社の鳥居は2018年(平成30)に老朽化により倒壊してしまったが、2021年(令和3)11月中をめどに再建予定だ。さらに、神社の横にある古民家「大酉茶屋」横には『らき☆すた』の絵馬型石碑が置かれているので要チェックだ。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
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らき☆すたに登場する柊つかさ・柊かがみの実家である神社のモデル。2018年8月11日に老朽化により鳥居が倒壊している。
※ナビタイム調べ