さきたま古墳公園
埼玉県名の由来となった、全国でも屈指の規模を誇る古墳群
古代から繁栄した「埼玉県名発祥の地」
さきたま古墳公園は、行田市街から続く古墳通りを挟んで南北に広がっている。古墳群のある場所は埼玉(さきたま)といい、『万葉集』にもその名が登場する古い地名で、埼玉県名の由来となった。約39万㎡の広大な敷地には、前方後円墳が8基と大型円墳が1基あり、ひととおり見て歩くと2時間ほどかかる。歴史的に重要な史跡だが、公園内は近隣の人が散歩をしたり、子どもたちが芝生をかけまわったりと、のどかな日常の風景が見られる。
「さきたま史跡の博物館」の入り口近くに建つ「埼玉県名発祥の碑」
有名な戦いの舞台となった丸墓山古墳
古墳通りの北側に面した駐車場から歩き始めよう。JR行田駅から路線バスを利用する場合は、駐車場前にある「さきたま古墳公園」バス停まで約25分。まず最初に出迎えてくれるのが、公園内で最小の前方後円墳である愛宕山(あたごやま)古墳。小さな古墳の上に桜の木が茂っていてかわいらしい。
駐車場の東側にある、かつて愛宕神社が鎮座していた「愛宕山古墳」
そのまま道なりに歩いて行くと、桜並木の向こうに丸墓山(まるはかやま)古墳が見えてくる。この桜並木のある道は、豊臣秀吉が天下統一を進める1590年(天正18)、石田三成が忍城(おしじょう)を水攻めにするために築いた堤とされ、「石田堤(いしだづつみ)」と呼ばれている。丸墓山古墳は日本最大級の円墳で、石田三成が忍城を遠望するために陣を張ったと伝わる。正面の階段を上り、戦国武将になった気分で、頂から北西に目を向けてみよう。再建された忍城の御三階櫓をはじめ、行田の町並みを一望できる。
古墳を巡りながら広い公園内を散策する
丸墓山古墳の東隣にある稲荷山(いなりやま)古墳にも階段が設置されている。公園内の古墳で上れるのはこの2つだけだ。稲荷山古墳は公園内にある最古の古墳で、出土した「金錯銘鉄剣(きんさくめいてっけん)」は日本語の文章115文字が刻まれた最古級の剣。日本史上の大発見として国宝に指定され、「さきたま史跡の博物館」に展示されている。
丸墓山古墳から稲荷山古墳を望む。園内では季節の花々も見られる
その先の将軍山(しょうぐんやま)古墳では、発掘された横穴式石室を復元した様子が公開されている。古墳の内部に入れるのは公園内でここだけなので、ぜひ見学しておきたい。また公園の東側に位置する二子山(ふたごやま)古墳は、武蔵国で最大の前方後円墳。周囲に堀が復元整備されており、古代の雰囲気が伝わってくる。
その名のとおり側面から見ると2つの山のように見える二子山古墳
古墳の上に鎮座する、ネコ好きに有名な神社
古墳通りの南側には4基の前方後円墳のほか、「さきたま史跡の博物館」や「行田市はにわの館」などがある。それらとは別にぜひ訪れておきたいのが、公園に隣接した浅間塚(せんげんづか)古墳。円墳の上に、前玉(さきたま)神社の本殿と拝殿が建っている。最初に祀られたのは5世紀後半~6世紀前半ともいわれ、社名の「前玉」は「埼玉」の語源と伝わる。恋愛成就や夫婦円満の神さまとして知られ、また4匹の看板ネコの絵柄が入った限定御朱印はネコ好きに人気だ。参拝後は境内から続く森の小道を歩けば、鉄砲山(てっぽうやま)古墳の脇を通って「さきたま史跡の博物館」へ行ける。
スポット詳細
- 住所
- 埼玉県行田市埼玉4834
- エリア
- 北部エリア
- 電話番号
- 0485591111
- 時間
- 24時間
- 休業日
- 年中無休
- 料金
- 無料
- 駐車場
-
あり(336台)
※乗用車295台、バス33台、身障者用8台 - クレジットカード
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 英語メニュー
- あり(英語の案内板あり)
- 滞在目安時間
- 120分以上
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
- ペットの入店
- 可
- 雨の日でも楽しめる
- はい(レストハウス2ヵ所、あずまや11ヵ所)
情報提供: ナビタイムジャパン
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