さいたま市大宮盆栽美術館

盆栽の美に触れることができる埼玉屈指の見どころ

盆栽の町・大宮で必ず訪れたいのが大宮盆栽美術館。盆栽の基本を学び、選りすぐりの優れた盆栽をこころゆくまで堪能することができる。季節ごとに何度でも訪れたくなるすばらしい見どころだ。

奥深い盆栽の世界へ

世界のBONSAI愛好家から熱い視線を集める大宮盆栽村。盆栽園を巡るルート「盆栽四季の道」の北に位置する盆栽美術館は、大宮はもちろん埼玉を代表する見どころだ。2010年(平成22年)にオープンした世界で初めての公立の「盆栽美術館」で、盆栽文化を広く世界に発信することを目的としている。旧髙木盆栽美術館のコレクションをひとつの核とした盆栽の名品、優品をはじめ、盆栽用の植木鉢である盆器や鑑賞石など、盆栽に関するものを総合的に展示し、その歴史や民俗資料なども紹介。屋内の展示品は1週間ごとに入れ替わるので、何度通っても楽しめる。鑑賞の仕方など、初歩的な知識も紹介されているので、初心者にも意義深い場所だ。

チケットカウンターとミュージアムショップ

見上げるように撮影すると錯覚で大きく見える

こぢんまりとした美術館だが、魅力がギュッと詰まっており、じっくり時間をかけて楽しみたい。コレクションギャラリーは3つの空間に分かれている。まずは「プロローグ」と呼ばれる収蔵する美術館コレクション(盆栽、盆器、水石、絵画、歴史・民俗資料)を紹介するパネル展示から。続くギャラリーでは根張り、立ち上がり、枝ぶりなど、どこを見ればよいのかを解説する盆栽の見方や、針金かけ、剪定などの盆栽の技が写真付きで詳しく解説されている。鑑賞の仕方を学んだら、「ギャラリー」や「座敷飾り」で実際に盆栽を見てみよう。ちなみに、盆栽には風や日光が必要なため、屋内展示は1週間で入れ替えられる。

屋内の展示室「ギャラリー」では、5席の展示がされている

「座敷飾り」では、かけ軸などと一緒に座敷の空間そのものを楽しむ

屋内展示の次は、常時60点の作品が展示される庭園へ。雑木の盆栽は季節ごとにその姿を変え、花を咲かせる季節には特に女性が多く訪れるとのこと。メディアによく登場するのが、最も大きな樹齢500年の五葉松「千代の松」。なかには樹齢1000年の盆栽もあるので探してみよう。庭園は2階のテラスから一望できる。ベンチもあるので休憩がてら上がってみるのもおすすめだ。

美術館所蔵品の中で最大級の大きさを誇る、樹齢500年の五葉松「千代の松」

2階のテラスから見た庭園

チケットカウンターはミュージアムショップにもなっており、かわいらしい盆栽グッズを購入できる。手ぬぐいやクリアファイル、ポストカード、剪定バサミなど、デザインにもこだわっていて愛好家なら絶対に欲しくなるものばかり。「大宮盆栽だー！！」というユニークなネーミングのサイダーも人気だ。ちなみに駐車場の一角には盆栽の共同販売所があり、お手頃なものもあるので入門する人にも最適だ。

盆栽の町・大宮のご当地サイダー「大宮盆栽だー！！」

盆栽のイラストがかわいらしい手ぬぐい

美術館の駐車場にある共同販売所は大宮盆栽協同組合が運営

スポット詳細

住所: 埼玉県さいたま市北区土呂町2-24-3 地図
エリア: さいたま市・中央部エリア
電話番号: 0487802091
時間: [3-10月]9:00-16:30(入館は16:00)
[11-2月]9:00-16:00(入館は15:30)
休業日: 木(祝の場合は開館)、年末年始(12/29-1/3)、臨時休館日あり
料金: 【観覧料】
[一般]310円(200円)
[高大生・65歳以上]150円(100円)
[小中学生]100円(50円)
※()内は20名以上の団体料金
駐車場: あり(41台)
クレジットカード: 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、Diners Club)
電子マネー/スマートフォン決済: 可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、nanaco、WAON、楽天Edy、PayPay、楽天ペイ、LINE Pay、メルPAY、d払い、auPAY、ALIPAY、Kitaca、TOICA、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん、ゆうちょPay、WeChatPay、UnionPay(銀聯))
Wi-Fi: あり
コンセント口: なし
喫煙: 不可
滞在目安時間: 30-60分
車椅子での入店: 可
乳幼児の入店: 可
雨の日でも楽しめる: はい