滑河観音 龍正院
希少な葺き寄棟造りの仁王門がある古刹
承和5年(838)に慈覚大師によって開山されたと伝えられている古刹で、十一面観音菩薩を本尊とした天台宗の寺院。木造りで簡素な仁王門は、室町時代の文亀年間(1501-1504)に建てられたもので、桃山期の建築様式を今に伝える希少な建造物として国の重要文化財に指定されている。また、元禄9年(1696)に建立された本堂も千葉県の有形文化財に指定されている。春には桜、秋には紅葉を楽しむことができ、四季折々の変化を楽しめる場所となっている。