千葉市美術館
浮世絵、江戸絵画コレクションがすばらしい
月替わりで1万点のコレクションを展示
千葉市美術館の収集方針は大きく3つ。「近世から近代の日本絵画と版画」「1945年以降の現代美術」「千葉市を中心とした房総ゆかりの作品」のポリシーに沿って集められた作品を展示している。常設展として、保存条件が厳しい版画や日本絵画は1か月、現代美術は約3か月おきに展示替えが行われている。版画などは1度展示されると、保存状態を保つために次の展示まで1年以上公開されないこともある。収蔵品とはいえ見ることができる機会は少ない。好みの作家やお目当ての作品があるなら、まめに展覧会情報をチェックするといい。
コレクションと現代美術を対比させる展示が行われた企画展では、斬新な空間展示を実施
さまざまなイベントを開催。参加型ワークショップも
建物の4階と5階にはアクティブに楽しむことができる施設がある。講演会やワークショップはさまざまな分野の専門家も招き、土・日曜を中心に行われており、オンラインで参加できるイベントもある。とりわけユニークなプロジェクトは「つくりかけラボ」。来場者みずからがアーティストとともに作品作りに関わったり、作品空間に入ったりして変化を楽しむことができるものだ。4階には図書室もあり、4500冊に及ぶアートに関する蔵書を閲覧することができる。美術書だけでなく、絵本やデザイン、音楽など幅広い分野の本が集められている。全集本などもそろっているので、特定の作家や時代の勉強をしたいという目的にも向いている。子ども向けの本も多く、居心地のいい閲覧スペースが作られている。ぜひ立ち寄りたい場所だ。
子ども用の閲覧スペースもきちんと作られており、椅子もテーブルも低いものが用意されている
センスのいい品が並ぶミュージアムショップ。書籍が充実しているのもうれしい
1階には荘厳な銀行建築を保存し、飲食施設やショップも充実
千葉市美術館の建物は、旧川崎銀行千葉支店を保存するために、元の建築を包み込むように建てられたもの。1998年(平成10)には「公共建築百選」に選ばれている。開館25周年を迎える2020年(令和2)7月に全館を美術館としてリニューアルし、アトリエや図書館、常設展示室などのスペースが拡充された。1階の「さや堂ホール」は旧川崎銀行を保存したもので、建築家矢部又吉の設計で1927年(昭和2)に造られた歴史的建造物のひとつだ。当時の栄華をしのばせるネオ・ルネサンス様式の重厚な造りを見ることができる。同じ1階にはカフェ「Cafe de Seizan(かふぇどせいざん)」とミュージアムショップが、地下1階にはちょい飲み処「酒彩亭 盛(sakari)」、最上階11階には地元の老舗レストランの味が楽しめる「優雅亭 盛山 千葉市美術館店」も入り、飲食施設も非常に充実している。
スポット詳細
- 住所
-
千葉県千葉市中央区中央3-10-8
地図
- エリア
- ベイエリア
- 電話番号
- 0432212311
- 時間
-
10:00-18:00(金・土は20:00まで)
※入場受付は閉館の30分前まで - 休業日
- 第1月(祝の場合は翌日)、年末年始(12/29-1/3)、メンテナンス日
- 料金
- 展覧会により異なる
- 駐車場
- あり(85台)
- クレジットカード
-
可(ミュージアムショップのみ可
VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club) - 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、nanaco、WAON)
- Wi-Fi
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 60-120分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
- 雨の日でも楽しめる
- はい
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 新版画展、川瀬巴水と吉田博の饗宴
- 新版画に興味を持ち丁度千葉市美術館で開催されているのを知り見に来ました。川瀬巴水や吉田博の瀬戸内の代表作が展示されていて小躍りしました。鑑賞した帰りに銀座渡邉木版美術画舗に立ち寄り川瀬巴水の宮島の雪を買いました。
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- リニューアルしました
- 区役所が移動して改装し、大きくなってリニューアルオープンしました。区役所だった階が常設展示室や、ワークショップ等のスペースになり、museum shopとカフェが1階にでき、展示も。 現在は、常設展示室に草間彌生の立体や平面の作品が一部屋展示中。その他、浮世絵等、葛飾北斎の神奈川沖浪裏も。こちらの部屋は、写真撮影可。 8階7階は、今まで通りの展示室。
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- 平日なら結構空いています
- JR千葉駅から徒歩15分程にある千葉市の美術館です。この度は北大路魯山人展に行ってきました。同氏の陶器制作が時系列に展示されていて、パネルで略歴紹介もあり、分かり易い内容となっていました。又、同氏が手本とした尾形乾山や、同時代を生きたイサムノグチや棟方志功などの展示もあって、盛沢山で見応えがありました。千葉駅からちょっと離れている事や、都内ではない事などもあり、平日は空いていてゆっくりと鑑賞出来る...
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