茨城県陶芸美術館
近現代の日本陶芸界の代表作家から若手の作品まで幅広く展示
オブジェから人間国宝まで、陶芸の豊かさを知る
江戸時代からやきものの産地である笠間に、県立美術館として2000年(平成12)に開館した茨城県陶芸美術館は、緑あふれる広大な「笠間芸術の森公園」内の丘の上にある。館内に入ってすぐのロビーには、現代作家の大きなオブジェ作品が点在し、自由で新しい陶芸表現に触れることができる。第1展示室では、常設展示として明治期から現在までの近現代日本陶芸史を語るうえで欠かせない作家や文化勲章受章者および重要無形文化財保持者(人間国宝)などの日本近代陶磁の名作を紹介している。同時に、茨城ゆかりの作家である板谷波山(いたやはざん)や松井康成(まついこうせい)をはじめ、現在活躍する笠間の作家の優れた作品も多数展示してあり、貴重な作品を間近で鑑賞できる。
食器など暮らしに身近な陶芸や、染織、ガラスなども展示
常設展示のほかに、企画展やテーマ展として会期を定めた展示も行われている。国内外の著名な作家の回顧展や、現代陶芸の最先端を紹介する展覧会をはじめ、普段使いの食器をつくる作家が多く活躍する笠間ならではの視点として、生活空間に映える食器類も積極的に紹介している。個性あふれる様々な食器の中から、自分の暮らしに合うものを探すのも楽しい。1階にあるミュージアムショップでは、こうした作家の手がける食器から人間国宝の作品まで幅広く取り扱っているのでぜひ立ち寄ってみよう。また、企画展およびテーマ展では、陶芸以外にも染織やガラス作品など工芸全般を広く紹介することも多い。情報をチェックして関心のある展覧会に合わせて出かけるのもよいだろう。
美術館の内外に広がる展示
広い館内には、空間を生かして大型作品を展示したスペースもある。さらに、緑に囲まれた中庭にも作品が展示されており、展覧会を鑑賞する前後にも作品鑑賞を楽しむことができる。中庭には2003年(平成15)の映画『HAZAN』のために制作された板谷波山のロケセットが移設展示されている。波山が1903年(明治36)に東京都北区田端に建てた住居兼工房を再現したもので、当時の制作現場の様子をうかがうことができる。陶芸作品を堪能したあとは、隣接している「笠間工芸の丘」で陶芸体験をしたり、「笠間芸術の森公園」を散歩したりするのもオススメだ。公園内には規模の大きな陶芸作品が展示してあり、自然の中でゆったりと日本陶芸の奥深さ、豊かさに触れる時間を過ごすことができる。茨城県陶芸美術館へのアクセスは関東自動車道 ・友部ICから約10分。
スポット詳細
- 住所
- 茨城県笠間市笠間2345 笠間芸術の森公園内 地図
- エリア
- 水戸・笠間エリア
- 電話番号
- 0296700011
- 時間
- 9:30-17:00(最終入場16:30)
- 休業日
- 月(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12/29-1/1)
- 料金
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【テーマ展・コレクション展】
[一般]320円
[高校生・大学生]260円
[満70歳以上・小・中学生]160円
【企画展】
企画展により異なる - 駐車場
- あり(300台)
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(Suica、PASMO、QUICPay、nanaco、WAON、楽天Edy、LINE Pay、d払い、auPAY、ALIPAY)
- Wi-Fi
- あり(Ibaraki Free Wi-Fi)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
- 【昼】1-1,000円
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
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