ひたちなか海浜鉄道
のどかな景色を走る古い車両と小さな駅は昭和レトロそのもの!
「関東の駅100選」に選ばれた那珂湊駅は必見
茨城県ひたちなか市の勝田駅~阿字ヶ浦間の14.3km、11駅を走行するひたちなか海浜鉄道は、学生をはじめ地元の人たちの生活を支える第三セクター方式の小さな鉄道。1965年(昭和40)に製造された国内最古級の車両キハ205や、廃線となった鉄道会社から譲り受けた古い車両が現役で活躍していることでも有名で、のんびり走る1両編成の列車が「なつかしの昭和時代へとタイムスリップさせてくれる」と人気が高い。駅舎も昭和レトロな雰囲気を残し、なかでも1913年(大正2)の鉄道開業以来の姿をとどめる那珂湊駅は木造の駅舎が情緒を漂わせ、「関東の駅100選」にも選ばれている。CMや映画、ドラマのロケも行われ、観光名所のひとつになっている。
デザインがかわいい駅名標が名産品を教えてくれる
ひたちなか海浜鉄道の人気には、ほかにも理由がある。それはイラスト入りのかわいい駅名標。各駅周辺の特産品や名物が駅名に組み込まれていて、地元愛を強く感じさせる。那珂湊駅に描かれているイラストは3点。左から、幕末に大砲を製造するために建造された「反射炉」、日本初のステンレス製気動車「ケハ601」、そして駅猫の「おさむ」。駅猫「おさむ」は、10年以上駅に住んでいた那珂湊駅のアイドル猫。残念ながら2019年(令和元)、推定17歳で亡くなったが、最期は駅勤務が始まるのを待っていたかのように、駅員に見守られながら旅立ったという。駅には祭壇が作られ多くの「おさむ」ファンが献花をし、お別れの会も開かれた。愛らしいその姿は駅名標の中に収まり、行き交う乗客たちを見守っている。
大洗、ひたちなかの名所巡りにも便利
列車や駅を鑑賞するために立ち寄るのもいいが、国営ひたち海浜公園、那珂湊おさかな市場、アクアワールド大洗水族館など大洗、ひたちなかのエリア内の名所を巡っているので、移動手段としても便利に使える。運行本数は1時間に1-2本。時刻表のチェックもお忘れなく。待ち時間が長いときには駅の窓口をのぞいてみるのも良い。グッズやお土産品が手頃な価格で販売されている。
スポット詳細
- 住所
- 茨城県ひたちなか市釈迦町22-2 那珂湊駅 地図
- エリア
- 大洗・ひたち・那珂湊エリア
- 電話番号
- 0292622361
- 時間
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【那珂湊駅】
[平日]7:00-19:00
[土日祝]8:30-17:30 - 休業日
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毎日運行
※気象状況により運行時間変更、中止になる場合あり - 料金
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[乗車運賃]150-570円
[線内1日フリー乗車券]1,000円 - 駐車場
- あり(30台)
- クレジットカード
-
可(MasterCard、JCB、AMEX)
※那珂湊駅のみ - 電子マネー/スマートフォン決済
-
可(LINE Pay、メルPAY、d払い、auPAY、ALIPAY)
※勝田駅と那珂湊駅のみ - Wi-Fi
- あり(IbarakiFreeWi-Fi、那珂湊駅と阿字ヶ浦駅のみ)
- 喫煙
- 不可
- 車椅子での入店
- 可(乗車の場合事前連絡が必要)
情報提供: ナビタイムジャパン