萩焼会館
萩焼の窯元直営店で、ショッピングと陶芸体験を楽しむ
土の素朴な風合いとやわらかい色が特徴の萩焼
茶の湯で使うための陶器・茶陶(ちゃとう)として有名な萩焼。江戸時代に毛利家の御用窯として発展した陶器で、始まりは今から400年以上も前にさかのぼる。土の風合いを生かした素朴な作風が多く、おもに使用する土は、山口県の山陽側で産出される大道土(だいどうつち)と、萩沖にある見島(みしま)で採れる見島土(みしまつち)。色彩は大道土の色を生かした肌色や枇杷色と、見島土の色を生かした褐色や灰青色が主流で、いずれもやさしくやわらかな色合いが特徴だ。「窯元 萩焼会館」は、種類豊富な萩焼を扱う窯元直営店。萩城内にある、古くから続く窯元「萩城窯(はぎじょうがま)」で焼いた作品を販売している。本館1階は萩焼ギャラリーとショップ、工房2階は陶芸教室となっており、1階の名産品コーナーでは、萩銘菓や海産物をはじめとする特産品や、和雑貨、幕末維新グッズなど、バラエティ豊かな萩土産もそろう。
窯元で萩焼の手びねり体験に挑戦!
2階の教室では手びねりや絵付けの陶芸体験ができる。手びねりは、粘土細工の要領で形を作っていくので自由な造形が楽しめ、初心者でも挑戦しやすい。作品は湯呑みや茶碗、マグカップ、皿などの食器類だけでなく、置き物などアイデア次第でさまざまな形を作ることができる。皿を作る場合は手のひらの下のほうでグイグイと押して伸ばすのがコツ。形を整えたら模様付け。竹串などを使って自由に描いてみよう。体験で制作した作品は、工房で乾燥から釉薬、焼成などの作業が施され、1~2か月後に完成品が送られてくる。焼き上がりの色は指定できないが、萩焼の代表的な土からの発色となる。作品の形状や炎の具合によっても色合いが変わるそうなので、作品が届くまで楽しみにしよう。所要時間は約1時間で、1作品3300円。当日店頭で申し込むことも可能だが、予約しておくと安心だ。
気に入った作品に出合ったらお土産に
ショップには見やすくレイアウトされた陶器がズラリと並び、格式高い茶碗などの茶道具から、皿や湯呑、マグカップ、酒器などの日常使いのものまで、幅広い作品が取りそろえられている。萩焼ならではの風合いを大切にした作品は、伝統的なものからモダンなデザインを取り入れたものまでバラエティ豊か。なかでも萩焼と有田焼がコラボレーションした「萩青花紋(はぎせいかもん)」が目をひく。日本を代表する2つの焼物が融合した個性的な作風で、やわらかい萩焼の色に繊細な有田焼の絵付けが施された斬新なデザインはすばらしい。伝統を守りながら、お互いの持ち味を生かして新しい作品を作り出すという柔軟性に感動する。購入の際は、直接手にとって萩焼独自のやさしい感触を確かめながら、お気に入りの一品を探したい。
スポット詳細
- 住所
- 山口県萩市椿東3155 地図
- エリア
- 萩エリア
- 電話番号
- 0838259545
- 時間
- 8:30-17:00
- 休業日
- 無休
- 料金
- 入場無料、陶芸体験は内容により異なる
- 駐車場
- あり(45台)
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 可(屋外にあり)
- 車椅子での入店
- 可(専用設備はなし)
- 乳幼児の入店
- 可(陶芸体験には一部年齢制限あり)
- ペットの入店
- 可(抱えての入店は可)
- 雨の日でも楽しめる
- はい
情報提供: ナビタイムジャパン