大人デートができる隠れ家はここ!距離が縮まるカウンター3選


2022.07.01

東京カレンダー

若者の街として日々賑わう渋谷だが、駅前の喧騒から少し歩けば、大人好みの隠れ家が多く点在する。カジュアルかつハイセンスな人気店は、常連の年齢層が幅広いのも特徴だ。今回は、デートでも重宝する、渋谷の夜を小粋に演出してくれる店をご紹介しよう。◆※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。▽INDEX1.ガラス張りのお洒落空間で、名物の“煮込み”に心癒される2.雑居ビルの赤い扉の奥にある、カウンター6席のみのビストロ3.渋谷の大人を虜にする、個性的な和食が揃う隠れ家1.ガラス張りのお洒落空間で、名物の“煮込み”に心癒される『Niru』肩肘はらないゆるやかな空気感はリピーターを呼ぶ要素だが、渋谷の『Niru』はその代表格。店主との会話や心地良い音楽に身を委ね、ナチュラルワインを飲む時間が束の間の休息となる。ガラスの向こうに見える笑顔に、居心地の良さを確信する全面ガラス張りで店内の解放的なムードが伝わって来る。内装はシンプルかつスタイリッシュで、キッチンがよく見えるのが楽しい渋谷駅から徒歩約8分。地図のピンが指すのは明治通りに垂直に走る道沿いなのだが、初見では誰もが迷うだろう。実は1本裏の細い小径沿いに店があり、目印は商和稲荷神社の鳥居だ。ガラス張りのお洒落な店内にはL字カウンターがあり、中に立つのは店主の佐保秀郁さん。ゆるやかな雰囲気と佐保さんの愛する高橋幸宏氏の曲がBGMとなって、初見から寛げること間違いなし。軽やかな口あたりの自家製マヨネーズに、トリュフオイルと生こしょうをかけて仕上げた「ウフマヨ トリュフ風味」390円。マヨネーズにはリンゴ酢を使っているので酸味がマイルド。自家製塩レモンの発酵感が鶏にはまる「鶏モモ肉の塩レモン煮込み ターメリック風味」1,280円。◆常連はまず“ウフマヨ”から始め、1,000円以下の気軽なつまみでワインを楽しみ、最後は煮込みとクスクスのセットがお決まりだ。店名の通りここは各国の煮込み料理が名物で、麻婆からトリッパ、モロッコ風までが揃う。人柄から料理まですべてが優しく、常連客が多いのも納得だ。ワインはボトルがオススメ!ワインはグラス1,000円~各種用意があるが、ボトルこそ目利きが揃うのでおすすめ。写真は山形の『イエローマジックワイナリー』から。右6,280円、左7,700円。ストリートビューでは辿り着けぬ迷店中の名店渋谷からなら、この神社を左に!気のいいシェフに聞いた、お店の客層「いろいろ遊んで最近はコース料理を控えている人など、30代以降の大人の男性の常連が多いですね。あとはInstagram経由で予約をしてくださる若い女性。ひとりで来る方は毎日1名はいます。2軒目のチョイ飲み利用もOK」6席限定のプライベート空間が、ふたりの距離を近づける!2.雑居ビルの赤い扉の奥にある、カウンター6席のみのビストロ『ペリキュール』渋谷の隠れ家ビストロは雑居ビルの扉の向こう側にあり。極上料理とナチュラルワイン、トークが楽しいシェフ劇場が待っている。奥渋の雑居ビルのツンデレ美食がモテまくり!奥渋の人気ビストロ『サジヤ』の2階にあるのに、知らなければ見つけられない、裏手の赤い扉が入口の『ペリキュール』。「本当にここ?」と不安がよぎるが、ドアを開けた瞬間から冗談交じりの楽しいトークで店主の古賀さんが緊張をほぐしてくれる。これなら会話に困る初デートも盛り上がるというもの。裏道にある赤いドアが目印。「和牛ステーキ」100g/3,500円~。赤身の強い宮崎の和牛を厚切りで。遠赤外線でしっとり火を入れる。シンプルに塩とマスタードで食べる。「グリーンアスパラ&ホワイトアスパラ&穴子」3,000円。ハーブで蒸した穴子を添えて。バターと穴子の煮汁で味付けし、ケッパーの塩気をアクセントに。◆とはいえ「放っておいてオーラがでている人にはうるさくしませんよ」と古賀さん。その絶妙な塩梅こそ大人に愛される由縁なのだ。スペシャリテのステーキや旬の前菜は確かな技術とセンスに定評がある。それでいてしっかり食事も2軒目のワインバー使いもOKと自由度が高い。居心地、料理、使い勝手と三拍子揃っているから行きつけにしたくなるのだ。6席限定のプライベート空間が、今宵のムードを盛り上げるコックピットのようなカウンターは古賀さんの好きな絵や雑貨が詰まったアートな空間。カウンター6席のみという狭さがゆえの一体感と冴えるトークで、常に笑いが絶えないのだ。気のいいシェフに聞いた、お店の客層「お客様は多彩で、バースデーディナーみたいなカップルから、雑誌の編集者などの業界の方、女性ひとりでフラッと遅い時間にという方もいますよ。要望を聞いてポーションなども調節して食べてもらうようにしています」民家を改装したモダンな一軒は、いわば“大人の秘密基地”3.渋谷の大人を虜にする、個性的な和食が揃う円山町の隠れ家『Sta.渋谷』円山町というとその雰囲気からデートには誘いづらいエリア。しかし、端まで歩くとひと際スタイリッシュで使いやすい店が存在する。そんなギャップもまた面白いはず!打ちっぱなしのコンクリートに大理石カウンターが映える大人の秘密基地岐阜県から運んだ大理石のカウンターが印象的な2階席。表情豊かなグレーの石に美濃焼や常滑焼の器が映える。3階はテーブル席住所は円山町にしてすぐ隣は松濤。渋谷駅から10分も歩くクルマも少ない通りに『Sta.渋谷』は居をかまえる。お忍びな立地だが入口も隠れ家感満載だ。小さな看板の横にあるのは怪しげな鉄扉。そこを開けると細い階段が続き、2階に上ると稀にみる長いカウンター席が。コンクリート打ちっぱなしのお洒落な空間は、かつてこだわって設計した民家だった。ドキドキするほど歩いた先にある絶対的お洒落!デートではその背景も話のネタになり、「あの窓の下がお風呂場だったんですよ」とスタッフが気さくに教えてくれたりもする。メニューには和食をベースに発酵食品やスパイスを効かせた料理が並び、いずれも身体に優しい食べ心地。さらに価格も手ごろときて、あの鉄扉を何度も開けたくなってしまうのだ。有機調味料と国産食材を多用した料理が揃う。「自家製惣菜の3種盛り」。右から茗荷とじゃこの和風ポテトサラダ、生ピーマンとたっぷり肉味噌、クミンとカルダモンの風味が効いた人参のラペ、奥はさつまいものチップス。1人前660円(注文は2人前から)。皮のパリっと感とジューシーな肉質のコントラストがたまらない「美桜鶏のグリル 赤ワインと山椒のソース」2,090円。大葉がアクセントになった「生ハムと椎茸の春巻き」1,100円。グリーンピースも入り食感も楽しい。カクテルメニューが充実!お酒は無農薬の柑橘や和のハーブを使ったサワー系カクテルが充実。右はエキゾチックな「シナモンとアニス風味のスパイシーレモンサワー」、左は大葉の爽やかさが際立つ「大葉と山椒の和風モヒート」。ともに990円。小道に沿って設計されたコンクリート建築が『Sta.渋谷』。1階はギャラリーで、作品を買うこともできる。昔の民家らしく細く急傾斜な階段や断熱材を剥がしたままの壁がモダンなデザインと調和している。気のいいシェフに聞いた、お店の客層「近くで働く20代~30代前半が主な客層。飲食店勤めの方も多いイメージです。松濤の住宅街も近いため、長くこの地に住む年齢層が高めの方も最近増えてきた印象です。ランチはひとりでふらっと来られる方が大半ですよ」◆東京に生きる上で外せないエリアである、渋谷。我々は、“渋谷≠若者の街”を体現する店を、日々アップデートしていきたいものだ。▶このほか:常連になりたい銀座の名店5選!デートで恋人が喜んでくれる隠れた実力店はココ! 

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Sta.
place
東京都渋谷区円山町11-7
phone
0364552056
opening-hour
[LUNCH]11:00-14:00(L.O.13:30…
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no image
Niru(ニル)
place
東京都渋谷区東1-25-5 1F
phone
0364506014
opening-hour
17:00-22:30(L.O.21:30)
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no image
pellicule(ペリキュール)
place
東京都渋谷区神山町9-17 神山ビル 201
phone
08017984107
opening-hour
18:00-24:00
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