神秘の石!宇都宮市大谷地区で大谷石めぐり


2013.02.13

LINEトラベルjp 旅行ガイド

栃木県宇都宮市の北西部には、旧帝国ホテルなどでも使われている大谷石(おおやいし)を産出する地区があります。自然の岩肌に彫られた高さ27mの平和観音や、天然の洞窟の中にすっぽりと包まれた大谷寺など見どころがいっぱいです。石に触れてみると温かみを感じます。神秘のパワースポットを訪れてみませんか。
平和観音のお顔は穏やか。
大谷石は2千万年前の火山活動により生まれた、温かみのある肌合いが特徴の緑色凝灰岩で、軽くて加工がしやすく耐久性にも優れるため、旧帝国ホテルなど様々な建造物に使われています。
採石場としてその名を馳せた大谷ですが、第二次世界大戦後の昭和23年から当時の大谷観光協会と地元の方々の熱心な後援により、6年の歳月をかけて戦没者を弔い世界平和を祈念するために、自然の岩肌に「平和観音」が彫られました。
平和観音の開眼供養が行われた昭和31年には、平和観音をシンボルとした大谷公園が開園しました。
大谷公園の入り口は、大谷石の壁となっています。
入り口を抜けると見えてくる巨大な平和観音。
高さ27mの巨大観音をはじめて目にした方は、その大きさにオオ~と声を出さずにはいられません。
観音様のお顔は穏やかで、静かに平和な世の中を見守ってくれています。
おみやげにもある「親子がえる」
大谷公園の中央には、かえるの後ろ姿に見える「親子がえる」と呼ばれる石があります。
その昔、大谷で蜂の大群が住民を襲ったときに「親子がえる」が現れて、蜂と闘い村を守ったことに感謝し、地守神様として子孫に伝えたといわれています。
今でも大谷石を加工した、かえるの置物はおみやげとして人気なのですよ。
「無事かえる」と、家族の無事を願うものとして縁起の良いおみやげです。
大谷の大岩壁
大谷公園では、自然の起伏に富んだ地形とともに、地上に出ている大谷石を崩しながら削った露天掘りの跡も見られます。
露天掘りの後には、地下に掘削が進んでいきます。
掘削後の地下空洞が「大谷資料館」として見学することができていましたが、東日本大震災の影響により現在は休館しています。
「大谷資料館」は、神秘的な石の巨大空間ですので、多くのミュージックビデオや映画・ドラマの撮影が行われていたのですよ。
再開の時が待ち遠しいですね。
大谷の大岩壁
大谷では、変わった岩にそれぞれ名前が付いています。
写真は、大谷公園の参道にある「天狗の投石」。
大谷の南にある戸室山から天狗が投げた、という伝説が残っています。
本当に今にも落ちそうな巨石!
どうやって止まっているのか不思議ですが、現在は危険防止のためワイヤーで固定してありますので、安心して見学してくださいね。
他にも「鶴岩」「亀岩」「兜岩」「ダルマ岩」など、その形からさまざまな楽しい名前が付いています。
散策しながら奇岩を探してみてくださいね。
大谷観音・大谷寺
天然の洞窟の中にすっぽりと包まれた大谷寺は、810年に弘法大師によって開基された洞窟寺院です。
本尊は、高さ4mの岩彫りの千手観音で「大谷観音」と呼ばれ、日本最古の磨崖仏と言われています。
板東33箇所19番の札所でもあります。
敷地内の宝物館には、大谷寺の洞窟から出土した縄文時代のミイラ状の人骨が展示されています。
こちらの場所でミイラにお目にかかれるとはオドロキです。
大きな岩や石に囲まれる大谷地区、身近に石に触れてみるとなにやら温かさを感じます。
これはパワーが宿っている証拠!
大谷石のパワースポットを散策してみませんか。 

大谷寺(大谷観音)
place
栃木県宇都宮市大谷町1198
opening-hour
[拝観時間(4-9月)]8:30-17:00[…

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