旅人の聖地!東海道と中山道が出会う町・滋賀県草津宿「本陣」


2015.01.28

LINEトラベルjp 旅行ガイド

現存する本陣としては最大規模とされている滋賀県の草津宿本陣は、浅野内匠頭に吉良上野介、幕末は土方歳三、篤姫や和宮まで、歴史上のスターたちも旅の途中に立ち寄ったとされるところです。
季節の生花やライトアップ、ひな祭りなど年間様々な装飾やイベントが行われますが、今回は華正月の生花展示の様子とともに、草津宿本陣の見所をご紹介します!
草津宿・本陣外観
草津宿は東海道と中山道が合流、分岐する交通の要衝であり、東海道53次の宿場町のうち、江戸から数えて52番目の宿場です。
JR東海道線の草津駅からだと、本陣までは徒歩10分ほどです。
江戸時代、時期にもよりますが、草津宿には本陣が2軒、脇本陣は4軒、旅籠としては実に70軒以上あったと記録が残ります。
本陣は田中七左衛門本陣と田中九蔵本陣の2軒があったそうで、現存しているのは田中七左衛門本陣です。
明治以降は一時内部を改装し、郡役所や公民館としても利用されましたが、昭和24年に国の史跡に指定され、往時の姿に内部を復元、平成8年から一般公開されています。
外から見てもその規模に圧倒されてしまうほどです。
外から見るより広く感じる?
七左衛門本陣の内部です。
本陣には通常30人前後が宿泊しましたが、畳廊下を利用しそれ以上の人数を収容する事もあったそうです。
高級感のある緑と金色の襖は、柏の葉で鳳凰の羽ばたいている様子をデザインしており、明治天皇が宿泊する際用意されたものです。
草津宿本陣では年間通して様々なイベントが行われます。
例年秋にはライトアップが開催されますし、年に数回の季節の生花展なども実施されます。
写真は新年を祝う花が展示された華正月ーHANA-の様子です。2月には「本陣四季彩々~春の段~桃の節句」が開催され、春の生花の展示も予定されています。
素敵!上段の間
七左衛門本陣には1692年から1874年までの大福帳と呼ばれている宿帳が現存し、記録には浅野内匠頭、吉良上野介、篤姫や土方歳三の名前まであるそうです。
電話やメールもない時代、予約は1年前から遅くとも50日前には取っていたそうです。予約が成立すると本陣は請書とともに、部屋割りの為の本陣屋敷絵図を渡しました。
たとえ早くから予約しても、今のようには天気予報も発達していなかった当時は天候不良の為の日程変更など、数々の苦労があったそうです。
素敵!上段の間
上段の間の奥には立派な(?)雪隠(トイレ)もあり、話の種にそちらもぜひ見ていただきたいです。
また、小さな渡り廊下の先に湯殿もあります。
湯船は敵の攻撃が届かないよう部屋の中央に置かれていました。
また、宿泊客の目を楽しませるため中庭も趣向が凝らされています。
戦が無かった江戸時代、現在どなたが宿泊されているか当時は関札をあげて示していたそうです。草津宿本陣には、木製の札が約460枚、奉書紙製の札は約2900枚あまりも残っているそうで、一部は本陣内部で展示されています。
広い!台所土間
こちらの台所には、一度に多人数の食事を用意できるよう、5連式のかまど等があり、圧巻の光景となっています。
文久元年10月22日、皇女和宮は第14代将軍・徳川家茂に嫁ぐため草津宿本陣に立ち寄り、昼食休憩を取ったそうです。
その行列は京都方約1万人、幕府方1万6千人、警護や荷物を運ぶ人足も合わせると約3万人になり、行列の長さは約50キロ、前代未聞の規模であったと記録に残ります。
川留めや反対派を避けるため、一行はこの後中山道を下ったということです。
見所いっぱい草津宿
滋賀県といえば琵琶湖の景観のイメージが強いですが、古くから交通の要衝であり、旅をする人たちにとっては重要な場所でありました。本陣の近くには「草津宿街道交流館」という資料館もあり、本陣との共通券大人:350円も販売されています。(本陣のみ大人:240円)その他周辺には有形文化財の登録を受けた昔ながらの建物や寺社も多く残ります。
2015年「本陣四季彩々~春の段~桃の節句」は2月7日~3月8日までの予定です。その他見学時間、予定等は下記MEMO蘭のホームページでご確認下さい。
街道は自転車や車の往来は結構あるので、気をつけて見学して下さいね。 

国指定史跡 草津宿本陣
rating

4.0

52件の口コミ
place
滋賀県草津市草津1-2-8
phone
0775616636
opening-hour
9:00-17:00(最終入館16:30)

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