犬好き必見!「JAPAN CUP 全国犬ぞり稚内大会」


2018.01.16

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日本最北端の地「稚内」で、毎年「全国犬ぞり大会」が行われている事をご存知ですか?開催35回目を迎える2018年の大会は、2月24日~2月25日に予定されています。全国犬ぞり稚内大会は、映画「南極物語」に出演したタロとジロが稚内市に贈られたことがきっかけで開催されるようになりました。
道内外からの参加者があり、競技種目も多彩で、人と犬が一体となりそりを走らせるレースは感動するものがありますよ。
「犬ぞりレース」の準備を眺めよう
犬ぞりレースが行われる場所は、2015年までは稚内市声問にある稚内空港公園特設会場で開催されていましたが、2016年からは大沼公園特設会場で開催されています。ここは、稚内駅から車で約20分の場所です。
参加者や犬たちは、移動しやすい様に改造したキャンピングカーや、ケージを積み込んだ車で早朝から会場に集合します。
犬を降ろし、荷物を降ろし、レースの準備をする様子を見るのも犬ぞりファンの楽しみの一つですよ。
早朝からウオーミングアップ
長い時間、車で移動して来た犬たちも外気にふれてウオーミングアップをします。写真の犬は、力強くエネルギッシュな「アラスカン・マラミュート」です。
ケージやキャンピングカーから一頭ずつ犬を降ろし、体調をチェック。各飼い主は6~7頭を一本のロープに繋げて、自由にさせてウオーミングアップを図ります。どの犬も健康状態は良好、選び抜かれた風格が漂っています。人に慣れていて、この準備の段階から犬ぞりファンは写真を撮り、頭をなでで応援する犬を見つけます。
犬ぞりで走る犬は、生後8ヶ月頃から訓練を開始します。軽いものから引かせ、後ろから音がしても驚かないように慣れさせるのです。1年~2年犬の骨格が固まるのを待ち、エンジュランス(耐久訓練)を本格的に始めるのは、生後3年を過ぎてからがベストと言われています。
1年を通してこの日の為に訓練を積み、調整された犬は眩しいくらい凛々しく感じられますよ。
雪質に合わせたそりのお手入れ
犬の次に荷下ろしするのは「レースそり」です。その日の雪質に合わせたワックスを塗り、滑りを良くします。
レースそりと言うのは、犬ぞりレースに用いられるそり全般のことを言います。「マッシャ―(そりを操縦する人)、食料、ケガをしたそり犬を運ぶ事ができる」という条件を満たしていれば、基本的にどのようなタイプのそりでも良いそうですよ。
タイムを競う犬ぞりレース・6頭引き
6頭引レース(6.4km)が一組づつ出発してタイムを競います。この写真は、最初のカーブを乗り切ろうとしているところです。このチームのマッシャーは女性ですが、犬ぞりレースでは女性のマッシャーが多く出場しています。女性は男性に比べて体重が軽いからだそうです。
体重が重いと犬にかかる負担が大きく、虐待になってしまう可能性があります。イベントで観光客を対象とした「犬ぞりチャレンジ」というイベントもありますが、体験マッシャ―は60Kg以下に制限されています。
6頭引きの他にも、1頭引きレース(200m)2頭引きレース(1km)3頭引きレース(3km ) 4頭引きレース(6.4Km)など、二日間にわたって開催されます。
犬と人が一体となる感動のゴール
マッシャーと6頭の犬達が一体となって最後のダッシュをしています。人と犬が全力を出している様子が伝わって来ますね。
このチーム以外にもどんどんゴールに到着しています。中には途中で転倒して、体制を立て直しながら最後まで完走するというチームもあり参加チームも観客も感動の場面を見る事ができますよ。 

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JAPANCUP全国犬ぞり稚内大会
place
北海道稚内市声問村メクマ
phone
0162236161
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