山形・出羽三山神社、年越しの神事!日本三大火祭り「松例祭」


2014.11.13

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日本海を望む街、山形県鶴岡市。ここに古くからの信仰を集めるパワースポット「出羽三山神社」があります。修験道の聖地であるこの地では大晦日、他の寺社では体験することのできない年越しが行われます。今回ご紹介するのは日本三大火祭りの一つ、出羽三山神社の「松例祭(しょうれいさい)」です。巨大な松明に灯される炎を見ながら、新たな年の五穀豊穣・家内安全を願ってあなたも神秘のパワーを手に入れませんか?
雪中の赤社 出羽三山神社
今回ご紹介する松例祭(しょうれいさい)の神事が行われる境内の庭上(ていじょう)前には、麓の鶴岡市内にそびえる大鳥居と同じ赤い鳥居があります。
この赤い鳥居は、昇殿の前に有り、お参りに来た全ての人が通る山頂の神社の入り口となっています。この鳥居はもともと江戸時代に当時の氏子によって青銅製の鳥居が寄進されましたが、戦時下になって供出されてしまったため戦後になって庄内の有志によって寄進されたものです。
羽黒山の頂上にある出羽三山神社は、冬を迎えると深い雪に閉ざされます。写真のような雪景色の中の鳥居は冬ならではの印象的な光景です。
その他の季節も、境内の四季を彩る緑や自然と鳥居のコントラストが美しく、カメラマニアの方には絶好の被写体となることでしょう。
いったいこれは何でしょう? 藁で作る巨大ツツガムシ
松例祭(しょうれいさい)は、出羽三山神社で行われる修験者と出羽三山神社の氏子のお祭りです。出羽三山神社の特殊神事で国指定の重要文化財にもなっています。
松例祭の中でも特に目を引く祭礼が、この藁で作った巨大ツツガムシ(ダニ)を用いた大松明に火をつけ綱で引き回す、大松明まるきまわしです。
なぜツツガムシかというと、ツツガムシはその昔、民衆を苦しめる悪い存在だったから。簡単にいえば、退治する悪鬼や邪悪の象徴として巨大ツツガムシが作られるわけです。
写真のこの様子は、儀式の前に松明を作る藁の部品を出羽三山神社側の斎館に保管している様子です。2日後が新年ということもあり、赤い毛氈が畳敷きの廊下に敷かれています。
完成!‼巨大ツツガムシ
この松例祭、出羽三山神社の氏子である手向地区から二人の松聖(まつひじり)(氏子を代表して100日間の修業を積んだ氏子)を選出し「位上(いじょう)」と「先途(せんず)」の二手に分かれてその大きさや競争での速さを競います。このツツガムシ作りは、10人以上の人が携わっています。
最初はばらばらの藁の部品ですが、作業を進めていく間にどんどん大きなツツガムシになっていきます。最終的に大きな藁の塊ができるわけですが、作業も最終段階になると大の大人がよじ登ったり胴体部にまたがったりしないと作業が進まず、見る者全てがその大きさに圧倒されます。
完成!‼巨大ツツガムシ
五穀豊穣を祈念するこの松例祭、ツツガムシを模して作られた大松明は五穀に虫がつかないよう火をつけられて燃やされます。火のついたツツガムシは氏子たちによって引いて競争に使われます。
燃えさかる大松明がすごい勢いで動く様は日本三大火祭りの名にふさわしく豪快で見た人すべての目に焼きつき離れません。
白銀の世界で迎える新年
大松明の炎が燃え尽きる頃、祭りも終わりに近づきます。祭りの締めくくりは出羽三山の行者と神主による国分神事です。古来からのしきたりにより出羽三山の霞(信仰圏)を決定してまた新たな年を迎えます。
日本には8万社の社があります。一年の晦日を迎え新年の始まりを祝うため多くの人が神社を参拝します。出羽三山神社門前の氏子町手向では、この日のために3ヶ月前から準備をし、伝統を受け継いできました。さああなたも出羽三山神社で、手向の人々と一緒に特別な大晦日を過ごしてみてはいかがでしょうか?
 

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出羽三山神社
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4.0

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place
山形県鶴岡市羽黒町手向字手向7
phone
0235622355
opening-hour
[祈祷受付]8:30-16:00頃

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