はるかな尾瀬~♪四季折々の高山植物を楽しむハイキング


2014.08.19

LINEトラベルjp 旅行ガイド

高山植物や山が好きなら一度は訪れてみたい場所「尾瀬」。平らな湿原、ずっと先まで続く木道、その脇には花々が咲き乱れ、周りには360度の山並みが広がります。
尾瀬国立公園は、2007年に日光国立公園から独立しました。高山植物が咲き乱れる尾瀬ヶ原を始め、花の百名山として知られる至仏山や、東北地方最高峰の燧ケ岳など、様々な魅力があります。その中心が尾瀬ヶ原。広い湿原に季節によって様々な花が咲き乱れます。
春の尾瀬でミズバショウを楽しむ
尾瀬の春は、5月下旬から6月上旬にやってきます。春の高山植物の代表と言えば「ミズバショウ」です。この白い部分は花に見えますが、葉の変形したもので、円柱の部分が花なのです。尾瀬はこのミズバショウが群生することでも有名です。
可憐なミズバショウが見られるのは春のみ。尾瀬の豊富な栄養で瞬く間に成長していきます。尾瀬は山です。5月末はまだ沢山の雪が残っています。さらに6月中旬になっても峠によっては雪が残っていることも。水が豊富な尾瀬は濡れている場所も多いので、しっかりした装備と靴でお出かけ下さい。
夏の高山植物。ふわふわ可愛らしい「ワタスゲ」
「ワタスゲ」は霜に弱いので、群生するのは何年かに一度。6月下旬~7月上旬頃に見ることが出来ます(2014年はワタスゲの当たり年で、ふわふわ風にそよぐ白い姿が一面に広がりました)。
さらに、7月上旬から下旬になると「ニッコウキスゲ」という高山植物を見ることが出来ます。オレンジ色の一日花で、夏のこの時期になると木道が人で渋滞する程の人気です。
この頃には、尾瀬ヶ原や峠に残る雪もなくなり、快適に歩くことが出来ます。緑が広がり、爽やかなハイキングを楽しめます。なお尾瀬ヶ原には日影が無いので、暑い日に限らず水分補給をお忘れなく。
秋の尾瀬。「草紅葉」と呼ばれる紅葉があります
山である尾瀬の秋は早く、だいたい9月下旬頃。少しずつ花が減り、種となり、翌年に備えます。立ったままの草が、黄色や茶色になっていく、それが尾瀬の立ち枯れ「草紅葉(くさもみじ)」です。黄色や茶色に輝く草原。なかなか他では見ることの出来ない光景です。
ここまで春、夏、秋とご紹介しましたが、寒暖差によって花の見ごろや時期も前後します。行かれる前にインターネットなどでの情報収集をオススメします。
秋の尾瀬。「草紅葉」と呼ばれる紅葉があります
日帰りで尾瀬を楽しむのなら、鳩待峠から出入りするのが最もメジャーなルートです。鳩待峠まではバスで行きます。峠からは1時間も下れば、尾瀬ヶ原の入口である山の鼻に到着です。あとは平らな尾瀬ヶ原を時間に合わせてお楽しみ下さい。帰りは同じ道を、鳩待峠まで登ります。
時間のある方は、尾瀬ヶ原に一泊するのがオススメです。人の少ない夕方や夜、早朝の尾瀬は格別。鳥の声や風の音が近くに感じられます。山小屋には午後3時までには到着しましょう。尾瀬の夜は早く、夜9時頃には消灯です。オススメルートは鳩待峠から入り見晴で一泊、翌日に大清水か沼山峠に抜けるルートです。尾瀬沼のまわりの湿原も、尾瀬ヶ原に負けず綺麗です。2日目は峠もありますので、気をぬかずに歩きましょう。
ハイキングのリュックは、軽量が一番!
尾瀬は山ですので、両手のあくリュックや、上下別れたカッパとザックカバーを念のためご用意下さい。靴はトレッキングシューズ。トイレチップ用に100円玉も多めに持ちましょう。準備がしっかり出来ていれば、あとは尾瀬を楽しむだけです。
心配しすぎて荷物を持ちすぎないようにして下さい。荷物が重くて楽しめない、なんて本末転倒です。最低限だけ持ちましょう。尾瀬の水を汚さないために、泊まりでもシャンプーや歯磨き粉などは使えません。
飲み物は山小屋で買えますし、水汲み場もあります。尾瀬はゴミ持ち帰り運動発祥の地。ゴミ袋を用意して自分の出したゴミは持ち帰りましょう。
おわりに
尾瀬はいつでも待っていてくれます。高山植物の種類も多い上、季節によって植物の様子も違うので、何度も楽しめる場所です。リピーターが多いのも納得です。初めてであれば尾瀬ヶ原や尾瀬沼を。慣れてきたら周辺の山登りも楽しめます。
1度と言わず、季節を変えて何度でも訪れてみて下さい。そのたびに新しい発見が待っているでしょう。 

尾瀬国立公園
place
群馬県、栃木県、福島県、新潟県

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