巨大イカが横たわる「イカの駅つくモール」石川県奥能登の新名所となる!?


2021.11.03

トラベルjp 旅行ガイド

2020年6月、コロナ禍の真っ最中、石川県の能登半島の先端に突如として巨大イカが現れたー。全長13メートルに及ぶこのイカのオブジェはスルメイカで有名な九十九(つくも)湾にある観光施設「イカの駅つくモール」の外に横たわる。コロナ対策金の一部を投じてこのイカは作られた為、その是非について物議が醸し出された。また、世界のBBCに取り上げられ知名度は急上昇。今回はその巨大イカを楽しむ方法をご紹介したい。
なぜイカ?
巨大イカが横たわるのは石川県能登の九十九(つくも)湾。この湾に面する小木港は北海道の函館港、青森の八戸港と並ぶ三大イカ漁港の一つ。特にスルメイカの漁獲量は全国でトップレベル。小木港では獲れたてのイカを活きたまま船上で個別冷凍する「船凍イカ」を製造。新鮮なイカの旨味がそのまま保たれていることで全国的にも有名だ。
ここで獲れるイカを全国、全世界にアピールし、また日本百景にも選ばれている九十九湾の魅力を発信する場所として2020年6月「イカの駅つくモール」が創立された。モール内では小木港のイカ漁を紹介するコーナーや、獲れたてのイカを使った料理を食べられるレストランがある。また「船凍イカ」を始め、各種のイカ製品や地元の特産品も買える。
コロナ救済金の無駄?イカが醸し出した物議
このイカのオブジェを作るのに、能登町は新型コロナウイルス対策の為の臨時交付金8億円のうち2500万円を使った。能登町ではこの当時感染者は少なかったが、全国の大都市では緊急事態宣言が発令されていた。そのため一部の人々から医療施設や従事者に交付金を使うべきだったのではないか、と批判が噴出。一方、能登町はイカのオブジェはコロナ禍が収束した後、観光客を呼び戻すために必要なもの、と主張。
町の人々や行政にとっては重要な議論が、イカのオブジェの愛らしさ、滑稽さにより注目され、世界のニュースとしてBBCに取り上げられた。日本のみならず、世界的にも巨大イカは知られるようになり、絶大な宣伝効果を得たのである。
イカの楽しみ方
この巨大イカは見るだけではなく触ったり登ったりすることもできる。実際大抵の子供はイカに乗って遊ぶ。イカはリアルに作られており、うねる足の真ん中には口が。その口は空洞になっており、小さな子供達が出入りしたり隠れたりする格好の遊び場となっている。
遊覧船に乗って美しい能登の湾を探訪
イカから湾の方に向かうと、遊覧船「イカす丸」が見える。一日6便運航、約40分かけて九十九湾を周遊するこの船は2階建て、階下に降りれば海の中を眺めることができる。
船上から見渡す九十九湾はさすが日本百景に選ばれているだけあって美しい。小さい湾ながらも多数の入り江からなっていることから「九十九湾」と名付けられたという。
湾の中央には蓬莱島という緑豊かな小さな島。その名の通りまるで海の仙人(蓬莱)が住んでいそうである。海水の透明度は高く、晴天の日には水面に大きな空が映し出される。
遊覧船のみならず、湾では釣りやマリンスポーツも楽しめ、イカの駅つくモールでカヤックなどが借りられる。
イカは復活のシンボルとなるか
コロナ禍で観光客が激減し、他の観光地と同様、能登も経済的打撃を受けた。その苦肉の策として講じられた巨大イカ。その是非を巡って賛否両論はあるものの、世界のメディアに取り上げられた事もあり、観光客は徐々に戻ってきているようだ。
イカに登れば子供は喜び、新鮮なイカを食せば大人も満足。背後に広がる九十九湾の美しい景色が心を癒してくれる。能登観光する際には是非立ち寄ってみていただきたい。 

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のと九十九湾観光交流センター
place
石川県鳳珠郡能登町字越坂18-18-1
phone
0768741399
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