上越・妙高高原エリアで森と水辺のとっておきの自然に癒される


2021.07.17

トラベルjp 旅行ガイド

2015年3月に誕生した上越「妙高戸隠連山国立公園」の妙高高原エリアは、妙高山をはじめとした山々が密集し、高原や湖沼とともに美しい景観をつくり出しています。妙高山の裾野に広がる標高1300mに位置する「笹ヶ峰高原」と日本の滝百選「苗名滝」は妙高観光のメッカ。森林の息吹と大瀑布のマイナスイオンを体いっぱいに浴びるトレッキングが楽しめます。知れば知るほど魅力たっぷりの妙高高原で自然に癒されましょう。
笹ヶ峰高原の「笹ヶ峰一周歩道」は森林セラピーのゴールデンコース
日本百名山に数えられる妙高山の裾野に位置する妙高市には、森林セラピーロードが6か所認定されています。なかでも妙高山の南西、三田原山や焼山、火打山などの山々に囲まれた標高1300mに位置する笹ヶ峰高原の「笹ヶ峰一周歩道」は、牧場、清水、池、樹林帯など見どころ満載で妙高の自然の魅力を満喫できるゴールデンコースです。
出発地点である笹ヶ峰グリーンハウス近くの駐車場に車を止めて出発します。JR妙高高原駅からは季節運行ですが直行バスも出ていますよ。コースは約5kmの距離ですが高低差もなく、ブナやシラカバさらに高いところではダケカンバの樹林帯の中に整備された遊歩道を歩きます。
笹ヶ峰高原には日本百名山「火打山」をバックに、笹ヶ峰牧場を中心として広大な草原、巨大なハルニレの木が点在し、ヨーロッパ的な雰囲気を思わせる景観が広がります。牧場一帯には季節ごとに花々が咲き彩を添えてくれ、その中でゆっくり草を食む牛に思わず声をかけたくなりますよ。
ブナやトチの大木に出会いながら自然林の遊歩道を火打山登山口に向かいます。
途中、高原の名水として知られ、平成の名水百選にも認定された「宇棚の清水」に出会えます。ここでは一日あたり4000トンもの水が湧き、周辺から湧き出た水が瞬く間に集まり小川となっていく様子を見ることがでます。宇棚というのは、傾斜の急なところから緩やかになる場所のことで、四季を通じて水量豊富な水辺には、桟橋や水汲み場も設置されています。飲用することができ、少し硬めの冷たい水が喉を潤してくれます。
きれいな水場にしか生育しない野生のクレソンの姿も見ることもできますよ。
途中の笹ヶ峰ダムで湖面を走る爽やかな風に癒させる
火打山登山口近くにあるのが「笹ヶ峰キャンプ場」です。広さは国内最大級のキャンプ場でサイト内には子供も安心して遊べるトクサ川が流れ、水遊びや生き物観察ができます。木々の木陰には木製のテーブル席が設置されているので、トレッキングの合間の昼食や休憩には最適の場所ですよ。
<笹ヶ峰キャンプ場の基本情報>   
住所:新潟県妙高市杉野沢笹ヶ峰
電話番号:0255-82-3168
営業期間:6月下旬~10月中旬
笹ヶ峰ダムは、高さ48.6m、長さ318mのロックヒル式ダムで関川の上流、真川とニグロ川の合流点を堰き止めて造られました。農業用水を目的に作られた東北電力管轄のダムで、そのダム湖の名前が乙見湖です。湖の向こうに焼山や火打山などの山々が見渡せ、湖からのそよ風が気持ちいいです。管理事務所ではダムカードも配布されています。(※現在、カード配布は中止)
堤頂は歩道になっていて、別の森林セラピーロード「夢見平遊歩道」へと続いています。
乙見湖のほとりにあるのが「乙見湖休憩所」です。ログハウス風の無料休憩所になっていて公衆トイレも併設されているので遊歩道散策の休憩地となります。
「夢見平遊歩道」のスタート、ゴール地点にもなっていますので駐車場もありますよ。
歩いて、歩いて、元気になる森林浴
宇棚の清水の水が、小川となって流れ込んでいるのが「清水ヶ池」です。イワナやニジマスが生息するこの池は清々しく、晴れた風のない日には湖面に三田原山を映しだす景観は絵画のようです。
ここからゴールの「笹ヶ峰グリーンハウス」までドイツトウヒ林の中を歩いていきます。
日本最大のドイツトウヒ林は、平均樹高約20mのドイツトウヒ約1万本が54haにわたり生い茂り、まるでヨーロッパの森を歩いているかのような気分になれます。クリスマスツリーとして利用されることの多いドイツトウヒの木々が作る林の中は、森林セラピー効果満点です。
成長すると小枝が垂れ下がる独特の姿で、松ぼっくりを人参のように長くした球果が、遊歩道上にたくさん落ちています。長さ10cmくらいありクリスマスリースなどに使われるので目にしたことのある人もおられるのでは。
ゴールはスタートと同じ「笹ヶ峰グリーンハウス」です。1Fに公衆トイレ、2Fはレストランになっていて、トレッキング後の食事や休憩に利用できます。
<笹ヶ峰高原の基本情報>
住所:新潟県妙高市杉野沢3375(笹ヶ峰グリーンハウス)
笹ヶ峰と並ぶ妙高観光のメッカ「苗名滝」
轟音とともにしぶきが舞う「苗名滝」は、日本の滝百選に選ばれた妙高を代表する名瀑です。
2016年4月に苗名滝へ通じる新たな道「市道苗名滝川街道線」が開通し、大型観光バスも通行できるようになりました。これにより地震滝橋から長野と新潟の県境を流れる関川沿いの全長約1.5kmが2車線道路になり、これまでは滝へ行く遊歩道入口に10数台おける駐車場だけでしたが、終点には普通車100台、大型車10台程度収容できる大駐車場が完備され歩道も整備されています。
遊歩道入口から最初のつり橋で関川を渡り長野県に入ります。吊り橋上からは砂防堰堤を流れる関川の水しぶきが気持ちいいです。砂防堰堤を横に見ながら階段を上っていきます。
遊歩道入口から苗名滝まで片道約15分の距離です。
小林一茶が苗名滝で「瀧けぶり 側で見てさへ 花の雲」と詠んだ俳句が刻まれた石を過ぎれば、もうひとつ先の吊り橋の先に、ゴウ、ゴウと水が落ちる音とともに「苗名滝」が姿を現します。
「苗名滝」は、関川にかかる落差55mの滝です。柱状節理がよく発達し、玄武岩の断崖から轟音と水しぶきをあげて落ち込む様は迫力満点で、体全体で感じられます。苗名滝は地震滝とも呼ばれていて、滝から落ちる水音が四方に渡って地響きのように聞こえるのが名前の由来とか。その後、「なゑ」が古語で地震を意味していることや、周辺の高田平野が稲作の盛んな地であったため、現在の苗名滝という名前に変わったともいいます。
新潟・長野両県側からたっぷり浴びるマイナスイオン
新潟県と長野県の県境となる関川にかかっている滝のため、二つの県で別々に滝を見てみると、目に映る景色が違うという面白味があります。滝の近くにある吊り橋を渡り、滝の下から眺められる新潟県側(滝に向かって右手)からは、水しぶきをあげて落ち込む迫力のある様子を間近で楽しめます。大きな岩伝いに川の中央まで行くことができますが、足元には十分注意が必要ですよ。
一方で吊り橋を渡らずそのまま滝の上流に向かって滝を右手に見ながら山道を登っていくと、上から眺められる苗名滝に出会えます。こちらの長野県側からは、水深が深くなっている滝壺を見下ろせることがで、滝壺の落ちていく水量に驚かされます。
<苗名滝の基本情報>
住所:新潟県妙高市杉野沢 

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休暇村妙高笹ヶ峰キャンプ場
place
新潟県妙高市杉野沢
phone
0255823168
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