大阪有数の絶景夜景スポット!「交野観音岩」へナイトハイキング


2020.12.27

トラベルjp 旅行ガイド

「山夜景」という言葉はご存知でしょうか?街から近く、そして標高の低い山から眺める夜景を指し、近年、夜景を見るために夜に行う登山=ナイトハイキングが流行しています。特に大阪・兵庫は、生駒山地や六甲山地など、素晴らしい山域に恵まれているため、ナイトハイキングが盛んです。そんな中、今回紹介するのは「交野観音岩」。大阪中心部から比較的近く、山頂では圧倒的な山夜景が楽しめるため、マニアに人気のスポットです。
源氏の滝からスタート!徒歩約40分の冒険へ
今回紹介する「交野観音岩」が位置するのは、名前の通り、交野(かたの)市の山間部。交野市は、大阪市街から北東へ約30km、枚方市と寝屋川市に隣接しています。電車であればJR津田駅から下車、車であれば交野北ICを降りて、倉治公園を目指しましょう。
倉治公園の奥には、“源氏の滝”と“みはらしの道”の二つがありますが、どちらからも「交野観音岩」へアクセス可能。マイナスイオンに癒されたいなら前者を、街を見渡す爽快なパノラマを楽しみたいなら後者を選択するのがオススメです。
山頂周辺までは一本道、スタートから30分ほどで一回だけ分岐がありますが、"交野山"と書いた標識が現れるため、心配いりません。整備された遊歩道ですが、緑生い茂り、「大阪にもこんな里山があったんだ!」という再発見もありますよ。
そして分岐を曲がってから5分ほどで山頂に大きな巨石が見えてきます。これが「交野観音岩」です。
岩の上にたどり着けば、その下には交野の街並みが広がります。山頂の標高は341mで、手頃な高さ。そして街からとても近く、遮るものが何もない点がポイントです!また、手前に見える第二京阪道路がアクセントになっています。
大岩の上で暮れゆく大阪を眺める“非日常”
ナイトハイキングの場合、山頂には明るいうちに着いておくのが、初心者の方には鉄則です。「交野観音岩」は片道30分~40分ほどで登頂できるため、日没の1時間~1時間半前に登り始めると良いでしょう。
完全な日没まで約30分の時間を残して、山頂から暮れゆく大阪を眺めます。こんな場所で夜を迎える非日常が堪りません。
日没から時間が経過していくにつれて、街にポツポツ明かりが灯ってきます。また空も少しずつオレンジ色に。岩に腰掛けながら、ただひたすらにボーっと物思いに耽る時間。人工音であふれる日常から、しばし逃避行している感覚を楽しみましょう。
そして日没から20分もすれば、夜景の光量がほとんど出揃います。大阪から寝屋川、枚方といったように、淀川に沿って展開する夜景パノラマは、一枚の写真では収まりきらないスケール!また基本的に眼下はどこも市街地のため、光量が偏ることなく、満遍なく保たれているのもポイントです。
宝石のような夜景を背景に、シルエット撮影を楽しもう!
日没から30分、空の赤焼けが取れる頃、夜景として完成します。第二京阪道路が赤い光の線となり、無数の黄色の光の中を縫っていきます。のっぺりしがちな山夜景ですが、このアクセントにより、奥行きがもたらされます。
夜景が完成したら、ぜひ行って欲しいのが人のシルエット撮影です。宝石のように輝く夜景をバックに撮影をすれば、より高度感と非日常感が高まった一枚になります!
「交野観音岩」はナイトハイキングで有名なスポットですが、山頂が混み合うことはほぼありません。思い思いに写真撮影を楽しみましょう!
心ゆくまで夜景を楽しんだら下山をしていきますが、この途中も密かなポイントです。実は山頂から、次の分岐がある5分ほどの区間は、夜景を見ながら下れるコース!下るごとに近づいてくる夜景を最後まで味わってくださいね。
大阪の夜の楽しみ方!ナイトハイキングへ挑戦しよう
いかがでしたでしょうか?今回は大阪屈指の山夜景スポット「交野観音岩」をご紹介させていただきました。中心部は平面的な町ですが、実は周囲をたくさんの山々に囲まれている大阪。夜に山へ登るというハードルはありますが、ライトを持参して、少し登るだけで感動的な山夜景を味わえる場所があります。
ぜひ一度挑戦してみてはいかがでしょうか? 

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交野山
place
大阪府交野市倉治
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