志賀高原を気軽に散策!「沓打名水公園」から「澗満滝展望台」へ


2020.12.17

トラベルjp 旅行ガイド

長野県北東部の「志賀高原」。「蓮池」や「木戸池」など多くの池や湿原も点在し、冬シーズンだけでなく、四季折々、その大自然に惹かれ、大勢の人々が訪れます。
高原を縫うように、ハイキングを楽しむための「自然探索コース」や「散策路」がいくつも整備されているのをご存知でしょうか。
幼児連れでもご高齢の方でも、気軽に高原散策を満喫できる「沓打名水公園」から名瀑「澗満滝展望台」までの散策路をご紹介します。
「沓打名水公園」と「澗満滝展望台」
高原ハイキングを楽しみたい。でも長い距離を歩くのは苦手だし…。そんな方も多いのでは?
ご紹介するのは、「沓打名水公園」から、志賀高原の名瀑「澗満滝」を眺める展望台までの散策路。歩行距離は500mほどで、アップダウンも少なく、気軽に楽しめるコースです。
「沓打名水公園」があるのは、国道292号。「浅間・白根・志賀さわやか街道」と名付けられた道は、群馬の草津温泉と長野の渋温泉を繋ぐ、歴史街道「草津道」です。
志賀草津ルートを走ると、志賀の山々と北アルプスの眺望が抜群の「坊平橋」を渡ります。このあたりは志賀高原の入り口付近。しばらく行くと「沓打名水公園」の手前に、「澗満滝展望台」の案内板と駐車場があります。
実は「澗満滝展望台」から「沓打名水公園」を目指してもいいのですが、公園の駐車場のほうが広く、トイレも常設されているので、そちらを利用されるのがおススメです。
写真は「沓打名水公園」の駐車場です。
「沓打名水公園」は、「草津道」を人馬で越える際に「沓打茶屋」があったところで、現在は小さな池が設えられ、清流が流れ落ちています。
公園の水は、志賀高原の名瀑「澗満滝」の脇の崖から湧いているものを、パイプで公園まで引いたもの。季節によりますが、透明度の高い、きれいな湧水を汲むこともできますよ!
<沓打名水公園の基本情報>
住所:長野県下高井郡山ノ内町平穏(志賀高原内)
アクセス:信州中野ICから 車で約30分
散策自由
静寂に包まれ歩く散策路
「沓打名水公園」から、志賀高原の名瀑「澗満滝」までの散策路は、約500m。
高低差も少なく、道もきれいで歩きやすいので、小さなお子様連れでも、ご高齢の方でも、ゆったりと自分たちのペースで歩くことができます。
鮮やかな若葉で囲まれる初夏から夏は、涼しい木陰が続き、マイナスイオンがたっぷりの散歩道です。木の実を探し、色づく紅葉を楽しむ秋も見逃せません!
いつ訪れても風情あふれる高原の様子に、きっと魅了されることでしょう。
散策路は、爽やかな落葉松の林の中を、ゆるやかに目的地の「澗満滝展望台」まで下っていきます。会う人も少なく、静かで、ハイキング気分が満喫できる絶好の散策路。その途中には、座って腰かけることのできるベンチも、何か所か用意されています。
落差を誇る志賀高原の名瀑「澗満滝」
炭焼き小屋は「澗満滝駐車場」からの合流地点。ここまでくると「澗満滝展望台」はすぐ近くです。小屋からは、下の国道を走る車も眺められます。
志賀高原は、竹切りや牛馬による草津への荷運び、炭焼きなど、もともとは地元の方の山仕事の場所です。「澗満滝展望台」の傍にある「炭焼き小屋」は、今も実際に稼動し、炭の販売もしています。
「澗満滝展望台」は、炭焼き小屋から徒歩で2分ほど。「澗満滝駐車場」からなら数分です。
展望台前は小さな広場になっています。屋根付きで、テーブルや椅子が用意された東屋もあります。大自然を眺めて、高原気分を満喫してくださいね。
散策に疲れたようなら、「澗満滝駐車場」に車を移動してみてはいかがでしょう。国道に沿った散策路なので、自由に変更できて便利なのも、このコースの良いところです。
「澗満滝」は、志賀高原の山間、角間川の支流に見られる滝で、日本で第7位の、落差107mを誇る名瀑です。
滝の幅は12mほど。この滝の傍に行くには沢登り遡行技術が必要ですが、手軽にその全容を眺められるのが、「澗満滝展望台」です。
春の新緑と秋の紅葉のシーズンには、滝の周囲の岸壁の、白い山肌と彩のコントラストを楽しむために、多くの人が訪れます。特に秋には、志賀高原の紅葉スポットとして人気の場所なので、駐車場が満車になることも!
滝越しに見える遠くの山々が、白い雪で輝く初冬の頃も、きれいでおススメですよ!
<澗満滝展望台の基本情報>
住所:長野県下高井郡山ノ内町志賀高原
アクセス:
信州中野ICから車で約30分
長野電鉄長野線湯田中駅下車 奥志賀高原線バス 澗満滝下車(※運行期間をご確認ください)
駐車場:20台ほど
散策自由 

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澗満滝展望台
place
長野県下高井郡山ノ内町志賀高原
phone
0269342404
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