受験シーズンに合格祈願者ぞくぞく!和歌山「学文路天満宮」


2020.12.17

トラベルjp 旅行ガイド

和歌山県橋本市にある学文路天満宮(かむろてんまんぐう)は、主祭神に学問の神様である菅原道真公を祀っており、受験シーズンになると大勢の合格祈願の参拝客が訪れます。また、南海電鉄からは期間限定で、受験生に縁起が良いとされる高野線・学文路駅の入場券が販売されます。学業向上の他にも、病気平癒や縁結びにもご利益がいただけるパワースポットを訪れてみませんか?
学文路天満宮への最寄り駅「学文路駅」は難読駅のひとつ
学文路天満宮への最寄り駅、南海電鉄高野線「学文路駅」は、全国でも屈指の難読駅のひとつに挙げられています。1924年(大正13年)開業の駅舎は、近代化産業遺産(高野山参詣関連遺産)に指定されています。
駅構造は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅。なんば駅方面ホームには、学文路天満宮にちなんだ「祝 合格」と書かれた学文路花文字花壇が設けられています。
多くの参拝者を見守ってきた壱の鳥居
学文路天満宮は、学文路駅から徒歩約20分。国道370号線(旧高野街道)の紀の川沿いには、壱の鳥居が建っています。昔、紀の川を船でやってきた参拝者の多くは この壱の鳥居をくぐって学文路天満宮を目指しました。
車利用で、天満宮を訪れる方は、壱の鳥居に専用駐車場がありますのでここを利用するようにしましょう。壱の鳥居から天満宮までは、徒歩約7分。なお、天満宮の前にも専用駐車場がありますが、極端に狭くなった道を進んでいかなければなりません。
学文路天満宮は、平安時代の1124年(天治元年)に創建されました。その後、1873年(明治6年)には、菅原道真公(天満大自在天神)を主祭神として、村社、旧学文路内55柱の神々を合祀し、現在に至っています。
参道の両側には、学文路天満宮の幟が立っていて、それを辿っていくと天満宮の弐の鳥居にたどり着くことができます。
拝殿は、中央が土間となっており、通り抜け可能な割拝殿となっています。向かって右側に社務所があり、御守や御朱印を授かることができます。
はるか北野天満宮に向かって建てられている本殿
拝殿の右側の階段脇には、かつて壱の鳥居にかかっていた扁額があります。
学文路天満宮は、北野天満宮の分霊をこの地に勧請し、本殿(写真)は、はるか京都の北野天満宮に向かって建てられています。
本殿の横には、霊験あらたかな撫で牛があって、学業成就の方は頭を、病気平癒の方はその箇所を、心を込めてゆっくりとなでると良いとされています。
また、本殿左右に佇む、阿(あ)と吽(うん)の狛犬は、男性の方は阿を、女性の方は吽の狛犬の頭をなでて、それぞれ願い事を祈願しましょう。
受験生におすすめ「合格セット」とは
本殿前に奉納されているジャンボ絵馬は、地元の橋本高校美術部員の手によるもので、高さ約90cm、幅約140cmのコンパネ製。
ちなみに、学文路天満宮の絵馬の上部は、入学祈願の「入」の字になっているのが特徴です。
受験生におすすめなのが「合格セット」。道真公の絵馬、合格御守り、受験合格札、鉛筆、撤饌がセットになっています(初穂料2500円)。
また、学文路天満宮の御朱印は、天満宮の社紋である梅鉢紋と天満神社の押印と、墨書で、菅原道真公の神としての号である天満大自在天神、参拝日などを記入していただけます。
南海電鉄からは期間限定で「学文路駅入場券」を販売
南海電鉄からは、期間限定で、学文路天満宮で祈祷済みの「学文路駅入場券」が販売されています。2020年は、販売開始から40周年を記念し、学文路天満宮の絵馬入り年賀状も入っています。祈願内容を記入して送付された年賀状は、学文路天満宮にておまつりされます。
なお、入場券は5枚セットで、菅原道真公が愛したといわれる梅をあしらったデザインで、1枚ずつ文字が入り、5枚並べると「合格」「祈願」の文字が読めます。台紙は、学文路天満宮の写真入りで、組み立てて机に飾ることもできます。
ただし、購入は南海電鉄の係員配置駅で。学文路駅などの係員無配置駅では、特別販売会以外では販売されませんのでご注意ください。
学文路駅入場券の販売期間:2020年10月31日(土)~2021年1月15日(金)
販売価格:1セット800円(税込)
販売数:限定4000部
発売方法:南海電鉄の各駅(係員無配置駅など一部の駅を除く)。または、インターネット販売(南海電鉄のホームページから申し込み) 

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学文路天満宮
place
和歌山県橋本市南馬場821-1
phone
0736325582
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