琵琶湖のトワイライト夜景が展開!近江富士「三上山」ナイトハイキング


2020.12.05

トラベルjp 旅行ガイド

滋賀県の東近江市に位置する「三上山」は、その整った山容から”近江富士”と呼ばれ、地元のハイカーに親しまれている里山です。標高は432mと手頃で、片道1時間で登頂できるため、登山入門に最適な山の一つとして人気を博しています。しかしながら、実はこの「三上山」、マニアな楽しみ方もあるのはご存知でしょうか?夕方から夜に向けて登れば、琵琶湖の先に沈む夕日や、琵琶湖岸を彩る宝石のような夜景が楽しめます。
歴史残る「三上山」頂を目指して表登山道を進む!
「三上山」が位置するのは、滋賀県野洲市。野洲と栗東を隔てる野洲川の北岸に位置しています。整った円錐形が特徴で、その端正な山容から、いつしか”近江富士”と呼ばれるようになりました。古来、和歌に呼ばれた由緒正しい山でもあります。
そんな三上山の登山口となるのは、山麓の御上神社。無料駐車場に車を停めたら、妙見結社を目指します。ここが登山口の正式な入り口です。三上山には、大きく表登山道と裏登山道の二つがありますが、前者の方がコースとして面白く、傾斜がなだらかなのでオススメ!
なお、ここで注意点があります。今回紹介するのは「三上山」へのナイトハイキング。行きは日があるうちに登りますが、帰りになると真っ暗な夜道を歩くことになります。光量の大きいライトや懐中電灯を持参し、必ず歩きやすい靴と服装で臨んで下さい。また、日没30分前には登頂しておきたいので、日没時間の1時間半~2時間前から登り始めると良いでしょう。
メタボチェッカーを抜けて岩場が楽しい後半
三上山表登山道の山頂までの標準タイムは約1時間。前半は樹林帯の中を歩く、静かで情緒漂うコース。登山道の随所に、歴史の痕跡も垣間見られ、好奇心を掻き立てられつつ進んで行きます。山頂まで一度だけ分岐があるので、そこだけ帰りに間違えないように覚えておきましょう!
そして登山開始から約30分、登山道の丁度中間あたりで「割石」という奇岩が現れます。その名の通り、巨大な岩が真二つとなっており、その間を通り抜け可能!かなり狭いものの、スリル満点で面白いのでぜひ進んでみて下さい!三上山が誇るメタボチェッカーとも言われています(笑)。
「割石」を越えると、小さな岩場が連続します。鎖が必要なレベルではないので、初心者でもアスレチック感覚で楽しめるはず!麓からは樹林に覆われて分からないのですが、三上山の山肌は、山頂に近づくにつれて岩盤が剥き出しとなり、岩山の様相を呈していきます。
琵琶湖の奥に夕日が沈む!非日常を楽しみながら夜を待つ
そして登山開始から約1時間、立派なお社の裏手にあるのが山頂です。山頂部は景色が開けておらず、木陰に隠れています。しかしながら、少し下った場所には景色が開けている展望台があり、その場所が夜景観賞スポットです。
ナイトハイキング(=夜景を見るための登山)の醍醐味は、”非日常の時間”。日が暮れ行く時間に登山をして、辺りが真っ暗になるまで、山頂でのんびりと過ごす。そうしていると次第に、麓にポツポツと明かりが灯り始めます。
天気が良ければ、滋賀県と京都府を隔てている比良山地に沈んでいく雄大な夕日を見ることができます。琵琶湖大橋とのコラボレーションがとても見事!また日が沈む大津方面は、滋賀県でも一番光量があるので、美しいトワイライト夜景に変化していくのもポイントです。
日没20分後!近江富士から望む圧巻のトワイライト夜景
そうして日没から約20分もすると、町の明かりが出揃います。栗東市街へ伸びる国道8号線を中心として展開する大スケールの夜景が特徴!左手には、大津や草津を中心とする圧倒的な都市部の光量。右手には、湖北エリアまで続く巨大な琵琶湖を一望可能。
夕焼けが残ると、比良山地のシルエットも浮き出て、幻想的な山岳夜景を見せてくれます。
その中で特に注目してみたいのは、湖東と湖西を一緒に望む夜景!お持ちの方は、望遠レンズや双眼鏡を持参してみると良いでしょう。焼けが琵琶湖に映り込み、その両側を夜景が挟む滋賀県らしい夜景パノラマを眺めることが可能です。鮮やかな赤色がとてもドラマチック!
あとは思い思いに山頂からの絶景を楽しみましょう!焼けの残り具合によって、夜景の表情は少しずつ変化をしていきます。また一方で、暗くなればなるほど頭上には星も見えはじめ、無意識にうっとり眺めてしまうはず!ナイトハイキングをしたからこそ過ごせる、非日常の時間と空間を心ゆくまで満喫してくださいね。
下山に気をつけて!最後までナイトハイキングを満喫しよう
下山には表登山道と裏登山道の二つがありますが、行きに登ってきた表登山道の方が分岐が少なく、傾斜が緩やかなので、表登山道の往復がオススメです!途中の道は真っ暗なので、しっかりとライトで照らしながら、足元に気をつけて下山してください。また、複数人で登られる場合は、はぐれないように注意してくださいね。
真っ暗な山の中を下る、という非日常まで楽しめたら、あなたも立派なナイトハイカー(徘徊)です !(笑) 

read-more
三上山
place
滋賀県
すべて表示arrow
no image

この記事を含むまとめ記事はこちら