新しく生まれ変わった群馬・高崎で注目の「ホテルグランビュー高崎」

北関東の主要都市である高崎市は商都として栄えてきました。駅を中心に商業施設が建ち並ぶ近代的な街並みと共に市街地にはその面影を見ることが出来ます。宿泊施設としてはビジネスホテルが多くみられる中、シティホテルとして知られるのが「ホテルグランビュー高崎」。市民にとっても馴染み深いホテルが2020年8月にリニューアルオープンし話題になっています。大きく変わった客室をはじめ新たなホテルの魅力を紹介します。
活気溢れる高崎
高崎といえば“だるま”ゆかりの街として全国区の知名度を誇ります。また、世界文化遺産に登録された「富岡製糸場」へのアクセス拠点としても知られる群馬県を代表する都市です。高崎へは東京から新幹線で1時間弱。群馬県の中心都市として東京からも多くの人々が行き来します。
商都であり交通の要衝でもあった高崎市ですが、東京からは完全な日帰り圏であり、宿泊機能という点ではあまり注目されてきませんでした。ゆえに、ビジネスホテルがほとんどを占め、レストランやウェディングといったフルサービスタイプのシティホテルは貴重な存在です。
市役所をはじめ官庁などのある繁華街に立地するホテルグランビュー高崎は、駅からは少し離れていますが高崎市にとっては貴重なホテルといえます。
生まれ変わったホテル
ホテルグランビュー高崎は、ロビーや客室の大規模改装を経て2020年8月18日にグランドオープンしました。歓楽街として知られる柳川町の柳通り沿いで駅からは離れた立地です。車の来訪が8割を占めるということで、従前の待機時間の立体駐車場を取り壊し自走式駐車場が目下建設されています。
高崎市では伝統的なフルサービスタイプのシティホテルだったグランビューでしたが、老朽化や耐震性の問題など抱えていました。とはいえ、エリアのシンボルホテルという存在だけに行政などの動きもあり、ロビーと客室部分のリニューアルが実現したといいます。
洗練された客室
実はホテルグランビュー高崎のリニューアルは、高崎駅前で全国区の人気を誇るホテルココ・グラン高崎と同じ建築家の手により施されました。また、ホテルココ・グラン高崎のスタッフも一部異動し担当しているとのこと。そうした部分では、ホテルココ・グラン高崎のシティホテル版といったイメージもあります。
客室はシングルルームからツイン、スイートまで多彩。いずれの客室もハイセンスで洗練されており、ビジネスからファミリーの利用までフレキシブルに対応できるホテルと言えるでしょう。
客室面積は全体的に余裕があり、スタンダードシングルでも17平方mを擁しています。また、ココ・グラン高崎同様マッサージチェアも配されており快適に寛ぐことが出来ます。
一方、ラグジュアリーツインや和と洋が見事に融合したラグジュアリーZENツイン（いずれも客室面積43平方m）といったアッパーな客室には、ホテルグランビュー高崎のエッセンスを存分に感じることが出来ます。
中でも、最も広いグランビュースイートは驚愕。60平方mという広さを生かし、寛ぎのリビングスペースとゆったりと休めるベッドスペースが確保されています。可動式の65インチテレビにも驚きです。バスルームには大きな浴槽が配されていますが、さらに露天風呂まで設けられています。
細やかなゲスト目線も秀逸で、たとえばコンセントひとつとってみても数えられるだけで16箇所もあります。客室にはテーブルタップも備えられていますが必要なさそうなくらいです。
カップラーメン！？
ホテルグランビュー高崎の客室に入り、アッと驚くのがテーブルやデスクに置かれたカップラーメン。なんと全室に置かれた無料サービスの一品です。シティホテルなどで有料サービスの品としては見かけたことがありますが、全室に無料でサービスとは珍しい光景です。夜食に小腹が空いたときにあったら嬉しいに気遣うホテルです。
Grand Ciel
ココ・グラン高崎にはないハッピーアワーのサービスが宿泊者専用ラウンジである1Fの「Grand Ciel（グランシエール）」で提供されています。各種アルコールからオードブルなどを無料で提供、ソフトクリームまであります。広々とした空間に、座席やテーブルは余裕を持って配されており、ゲストラウンジとしての機能性も高いスペースです。朝食もこちらで提供されています。　