紅葉ライトアップも!滋賀・明智光秀ゆかりの「西教寺」の秋


2020.10.22

トラベルjp 旅行ガイド

滋賀県大津市の坂本にある天台真盛宗の総本山「西教寺」は、明智光秀ゆかりの地。そして西教寺は、日吉大社、旧竹林院とともに、坂本を代表する紅葉の名所でもあります。秋の西教寺で、燃えるような紅葉とライトアップを楽しんでみませんか?
秋の西教寺では、見事なモミジのトンネルが
西教寺は、2020年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』の主人公の明智光秀の菩提寺で、明智光秀一族の墓と光秀の正室熙子の墓があり、大勢の人が訪れています。
西教寺は、1571年(元亀2年)、織田信長の比叡山焼き討ちによって焼失後、坂本城主となった明智光秀によって復興され、天台真盛宗約400寺の総本山として現在に至っています。
西教寺の総門(写真)は、明智光秀が、坂本城の城門を天正年間に移築したものと伝わります。
総門の先に、一直線に伸びる参道には、見事なモミジのトンネルが続いていて、思わず息を呑むような美しさ。総門をくぐってすぐ右手にある西教寺塔頭の禅明坊は、「びわ湖大津 光秀大博覧会」の会場のひとつになっていて、光秀ファンには必見のスポットです。
<禅明坊光秀館の基本情報>
住所:滋賀県大津市坂本5丁目13-1 西教寺内
電話番号:077-528-2772
開催期間:2020年4月1日(水)~2021年2月7日(日)
開館時間:9:00~16:30
料金:大人(高校生以上)500円、中学生300円、小学生200円
参道の突き当たりにあるのが、勅使門。この付近は、参道と並んで、とくに紅葉の美しいところです。
紅葉と「護猿」のコラボも撮ってみたい
ところで、西教寺をお参りしていると、屋根の上などいたるところに猿の像を見かけます。これは、「護猿(ござる・まもりざる)」と呼ばれ、西教寺を含む坂本一帯の神社仏閣では、猿は神様の使いとされているからです。紅葉をバックにした護猿のただずまいはとても印象的。
勅使門から左に折れると、本堂へと続く石段があります。紅葉シーズンには、石段に被さるような美しいモミジを見ることができます。
石段を上がったところには、本堂、客殿、書院などの中心伽藍があり、風情ある回廊で結ばれています。威風堂々とした本堂は、江戸時代の1739年(元文4年)に落成したもので、国の重要文化財。本堂前には、明智光秀一族や正室熙子の供養塔があります。
秋の西教寺では、毎年ライトアップも
秋の西教寺では、毎年ライトアップが行われています。とくに2020年は、大河ドラマ『麒麟がくる』の公開を記念して、重要文化財の本堂には兜が浮かび上がるなど、例年以上にグレードアップされています。
西教寺の秋のライトアップで、いちばんのみどころは、やはり参道のライトアップ。日中も素晴らしいモミジのトンネルを楽しめるところですが、ライトアップではさらに妖しいまでの美しさが加わり、感動のひとこと。
さらに参道では、ほんのりと灯った大津絵の行燈が、訪れた人を境内まで優しく導いてくれます。
勅使門に浮かび上がる、明智家の家紋「水色桔梗」
参道の突き当りにある勅使門では、明智家の家紋である「水色桔梗」が浮かび上がります。
本堂に続く石段の手前には、十三重石塔があり、訪れる人を静かに見守っています。
中心伽藍では、本堂、鐘楼などがライトアップされます。ひんやりした空気のもと、静かなたたずまいの本堂をお参りすると、とても清々しい気分になれます。
宗祖大師殿の唐門からは、琵琶湖の対岸の夜景が美しい
さらに、宗祖大師殿の唐門からは、琵琶湖の対岸の夜景をとても綺麗に見ることができます。秋の西教寺で、紅葉とライトアップを存分に満喫してください。
<西教寺のライトアップの基本情報>
開催期間:2020年10月1日(木)~12月6日(日)
点灯時間:17:00~20:30
料金:入場無料 

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西教寺
place
滋賀県大津市坂本5-13-1
phone
0775780013
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